「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は「トヨタ iQ」だ。
トヨタ iQ(2009年:一部改良)
環境問題やエネルギー問題に対するハイブリッド以外の回答として、昨年(編集部註:2008年)デビューしたiQ。コンベンショナルなパワーユニットだがダウンサイジングを極めた。同じようなコンセプトの先輩としてスマート フォーツーがあるが、iQはFFの4シーターで全長3m以下を達成したことがポイントとなる。
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みんなのコメント
そんな日本で乗る限り、車両自体が小さいことの決め手は「幅」であり「長さ」ではない。
幅が狭い車は、多くある細い道のすれ違などのシチュエーションにおいてそのメリットを享受できるが、長さに関しては、例えば一般的な駐車場においては最低でも軽自動車が止められるスペースはあることから、短いことが即優位にはつながらない。
そもそも日本市場での販売など考えて作っていないのかもしれないが、それにしても世界的にはスマートの前例があるのだから、これを模してもっと幅の狭い車を作れば、シティコミューターとしてもある一定の支持を得たのではないか?