脱炭素に向けた動きの中で、純エンジンスポーツの存続が危惧されている。トヨタGR86とスバルBRZもそのなかの1台だが、2025年の登場を目指し、1.6Lターボ+ハイブリッドとして開発が進められているという!!
※本稿は2023年1月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/トヨタ
初出/『ベストカー』2023年2月10日号
システム出力300ps超!! 新型GR86/BRZは1.6LターボHVで2025年登場か!?
■次期86は1.6LターボHVで300ps超!!
2025年のデビューを目指し、すでに開発が始まっているという次期型86/BRZ。スバル主体で開発された現行型までとは一転、トヨタ主導で開発が進められているという(ベストカー編集部が作成した予想CG)
脱炭素に向けた動きが進むなか、純エンジンスポーツの存続が危惧されている。そのなかの一台にGR86もあるわけだが、次期モデルの計画は存在し、なんと早くも開発が始まっている。
そして、次期モデルではその開発体制が変わる。初代も現行モデルもスバルの水平対向エンジンとプラットフォームで作られてきたが、次期型では一転してトヨタのエンジニアリングで開発されるのだ。
現時点の計画は、エンジンはGRヤリスやGRカローラの1.6L・3気筒ターボで、これを2クラッチ1モーターのハイブリッドシステムと組み合わせるというもの。駆動方式はもちろんFRを継承。プラットフォームはレクサスISのFR用をショートホイールベース化して採用するという情報だ。
シャシーにパワーユニットを搭載したテストべッドが完成したばかりで、本格的な開発はこれからになるが、2025年のデビューを目指しているというから期待したい(ベストカー編集部が作成した予想CG)
次期モデルは電動化で生き延びることになるわけだが、そのハイブリッド化がポイントだ。ハイブリッドは新型クラウンクロスオーバーなどに採用されるエンジン直結型で、これはダイレクト感のある走りが楽しめるのが特徴。
GRヤリスで272psを発揮する1.6Lターボはハイブリッドのモーターアシストによって、さらに動力性能アップが図られ、燃費も両立する。次世代スポーツにふさわしいパワーユニットとなりそうだ。
同時にスバル BRZも一新する計画。デビューは2025年の予想だ。
●トヨタ 新型GR86 予想スペック
・全長:4400mm
・全幅:1800mm
・全高:1300mm
・ホイールベース:2600mm
・車両重量:1350kg
・パワーユニット:1.6L、直3DOHC+ターボ+モーター
・最高出力/最大トルク:272ps/37.7kgm
・システム最高出力:320~330ps
・トランスミッション:6MT/6AT
・予想価格:400万~450万円
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開発が進められているという?
誰が言った? 極秘事項を漏らしているのか?