ヴァレオは2018年10月18日、高速道路用自動運転車「クルーズ4U」が10月17日に日本一周のドライブ「ハンズオフ ジャパン ツアー」を成功裏に完了し、出発点でありヴァレオ・ジャパンの自動運転システム研究開発の中核を担う、つくばテクノセンターに帰還したことを発表した。約3週間での日本一周で、高速道路での走行距離約6700km、そのうち約98%を自動運転モードで走行した。
※関連情報:ヴァレオ、自動運転車「クルーズ 4U」で日本一周の公道実証実験開始
この日本一周に使用した「クルーズ4U」は、量産車向けの規格を満たしたヴァレオ製車載センサーを搭載。6台のヴァレオ・スカラ・レーザースキャナー、1台のフロントカメラ、4台のサラウンドビューカメラ、4台のコーナーレーダー、12個の超音波センサーのデータはセンサーフュージョンにより統合され、360度全周検知が行なえる能力を備えている。
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10月1日にスタートしたクルーズ4Uは、行程の途上で日本のヴァレオ・グループ4ヶ所の拠点、ヴァレオジャパン秋田工場、中津工場、九州工場、九州市光工業を訪問した。クルーズ4Uのエンジニアたちは温かく迎えられ、ツアースタッフは行く先々で自動運転車のテクノロジーについて解説した。
日本チームの手で全てのセンサーシステムをセットアップした車両であり、「ハンズオフ ジャパンツアー」を完走したことは、ヴァレオジャパンのR&Dチームにとって大きな成果といえる。
さまざまな天候の下、カーブやトンネルが続く山間部、漢字や矢印などの路面上の標識など、地域ごとに特徴がある高速道路を走行することで、クルーズ4Uは価値のあるデータを大量に収集することができた。これらのデータは、日本のニーズに応える自動運転技術の開発をさらに加速させるための貴重な情報となるのだ。
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