■「空のモビリティ」の実用化を加速!?
2024年11月2日にトヨタとJobyは、両社の創業以来の夢である「空のモビリティの実用化」に向けた取材会を行いました。
トヨタは創業以来、誰もが自由に移動できるモビリティ社会の実現に向けて、空のモビリティに挑戦してきたと言います。
そのきっかけは、今から100年前の1925年にトヨタグループの創始者である豊田佐吉は懸賞金を寄付し「飛行機に載せて、太平洋をひとっとび」できる性能を持つ蓄電池の開発を推奨したことにはじまります。
それは、現在注目されている「eVTOL(電動垂直離着陸機)」にも通じる動力源としての電池の可能性を見出し、次世代への夢として続いています。
またトヨタの創業者・豊田喜一郎氏は航空機事業にも強い関心を抱き、ヘリコプターや航空機の部品の試作などを行っていました。
戦後に豊田章一郎は、トヨタにおけるエアロ開発発祥の地である東富士研究所において米国企業と世界初となる電子制御のエアロ・ピストン・エンジンの共同開発を行うなど、空のモビリティへの挑戦は、脈々と受け継がれてきたと言います。
そして現在、エンジニアのスタートアップとして始まったJobyの空のモビリティへの夢と情熱とトヨタの自動車生産及び技術開発の知見を活かした7年にわたる両社の取り組みを経て、eVTOLは日本で初めての試験フライトを行いました。
eVTOLは、短距離・多頻度運航用に設計されており、都市圏にて通勤者や出張者、旅行者によるオンデマンド利用が見込まれる空飛ぶタクシー市場のニーズに適したモビリティです。
また、ヘリコプター、ドローン、小型飛行機の要素をもち、信頼性、環境性(ゼロ・エミッション)、静粛性などに優れているのが特徴。
さらに運用コスト、メンテナンスコストも低く抑えることができ、強化された安全機能も備えています。
今回の取材会では、Jobyの創業者兼CEOのジョーベン・ビバート氏、トヨタの代表取締役会長の豊田章男氏、取締役・副社長の中嶋裕樹氏が登壇。
今回の取り組みについて、トヨタの中嶋裕樹氏は次のように話しています。
「空のモビリティは『距離と時間の感覚』を変える可能性を秘めております。
空のモビリティという新しい選択肢が加わる未来は、多くの人たちの生活をさらに豊かにしていくことでしょう。
トヨタもモビリティカンパニーとして、空と陸のシームレスな移動を実現し、あらゆる人たちが自由に移動できる社会を目指してまいります。
Jobyはこの新しいモビリティ社会の実現に向けた重要なパートナーです。
トヨタもJobyとの協業を一層深め、Jobyと共に夢の実現に向け歩み続けてまいります」
またジョーベン・ビバート氏は次のよう語っています。
「日本でのフライトは、我々が長い間待ち望んできた瞬間であり、クリーンな空の旅を実現するための重要なマイルストーンになります。
当社は、トヨタの空のモビリティに対するビジョンに共感しており、その未来の一端をお披露目する機会を得たことを光栄に思います」
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みんなのコメント
実際全方位はハイブリッド以外うまくいってない