高いお金を払えば見栄えのいいクルマは当たり前のように買える。では、安いクルマは見栄えが良くないのかといえば、答えはNo! そこで、ここでは100万円代もしくは200万円代でも見栄え抜群のクルマを紹介しよう。
文/FK、写真/スズキ、スバル、トヨタ、ホンダ、マツダ
ノアもヴェゼルも狙えるぞ!! 安っぽさゼロなのにコスパ最強!! マジで買いなクルマ5選
EV&R-EVは400万円オーバーだけどHVなら200万円代で買えるマツダ・MX-30
2022年10月に行われたMX-30の商品改良で追加された新グレードのIndustrial Classic、Modern Confidenceも車両本体価格はともに300万円以下(両グレードともに276万1000円~)の車両本体価格を実現
マツダの新世代商品群第3弾として2020年10月にデビューしたMX-30。
RX-8以来の復活となった観音開きのフリースタイルドアが何かと注目を集めたが、技術開発の長期ビジョンであるサステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030にもとづいたMX-30は、直噴ガソリンエンジンのSKYACTIV-G 2.0に独自のマイルドハイブリッドシステムであるM ハイブリッドを組み合わせたe-SKYACTIV Gの搭載も大きな話題を呼んだ。
エクステリアも大胆な塊そのものが持つ美しさを際立たせるべく、シンプルな立体構成に徹することで親しみやすさを表現。
インテリアもフローティングさせたコンソールやサスティナビリティをテーマとした個性的な素材使いなどによって開放感に包まれる空間を実現。
見るからにCXシリーズとは一線を画す魅力的なクロスオーバーSUVでありながら、発売当時の車両本体価格は242万円~(現在は264万円~)というコストパフォーマンスの高さも特筆すべきポイントであった。
そんなMX-30は、デビューから約3カ月後の2021年1月にマツダ初の量産電気自動車である“EV MODEL”が登場。
さらに! 2023年1月にはかねてから噂が絶えなかったロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッドモデルのe-SKYACTIV R-EVを欧州で初公開。国内でも2023年9月から予約がスタートし、11月の発売が予定されている(車両本体価格は423万5000円~)。
EV MODELとe-SKYACTIV R-EVは中身がまったくの別物ではあるものの、ともに400万円オーバーであることを考えると……見た目はほとんど一緒なのに200万円代で購入できる標準モデル(ハイブリッドモデル)のコスパが際立っていると思わない?
ホンダ・ヴェゼルは200万円代でホンダの最新テクノロジーが体感できるのが◎
コンパクトなボディや多彩なシートアレンジはそのままに、より力強く美しいプロポーションのエクステリアへ進化を遂げたヴェゼル。ホンダ独自のM・M思想に基づくセンタータンクレイアウトは先代モデルから踏襲されている
2021年4月の発売から約1カ月間の受注台数が3万超を記録する好発進を見せるいっぽうで、2023年も一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表した4月から9月の乗用車ブランド通称名別順位でも18位にランクし、いまなお高い人気を誇るヴェゼル。
その理由は何かといえば、比較的リーズナブルな車両本体価格にあることは間違いないだろう。
なかでも注目したいのは、ホンダの新たなテクノロジーを数多く採用することによって圧倒的な低燃費と新たな走りの楽しさを実現した2モーターハイブリッドシステムの“e:HEV”を搭載するe:HEV Xグレード(FF:277万8600円、4WD:299万8600円)だ。
200万円代でe:HEV搭載モデルが買えるというだけでもコスパは抜群と言いたくなるが、本グレードにおいては最新の安全運転支援システムであるHonda SENSINGをはじめ、マニュアルレベリング/オートライトコントロール機構付フルLEDヘッドライト、LEDフォグライト、7インチマルチインフォメーションディスプレー、ヒルディセントコントロール、減速セレクターなどの装備も充実。
また、走りの良さも見逃せないポイントで、運転操作に対する車両の応答性を高めるためにサスペンションの低フリクション化やステアリングコラムの高剛性化などでハンドリング性能も大きく向上。
さらに、軽量で剛性の高いボディを採用することでドライバーが気持ち良く、リラックスして運転を楽しめるようなダイナミクス性能も追求されているのだ。
加えて、F1パワーユニットの設計・開発などを行う風洞実験施設で空力性能を追求したというエクステリアも、ホンダファンにとっては間違いなく萌えポイントとなるだろう。
トヨタ・ノアは200万円代で買えるガソリンエンジン車が地味に魅力あり!
「より快適に」「より便利に」「より安心な」をいっそう進化させた現行ノアは2022年1月に販売を開始。写真は車両本体価格267万円のXグレード(2WDモデル)
最近はSUVに押され気味と思われているミニバン。しかし、販売台数を見るかぎり、それはイメージでしかない、ということがよくわかる。
というのも、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表した4月から9月の乗用車ブランド通称名別順位では1位ヤリス、2位カローラ、3位シエンタ、4位プリウス、5位ノアとSUVは1台もトップ5に入っていないのだ。
そんなトップ5の顔ぶれのなかでコスパがいいけど見栄え抜群といえるのが、箱型ミニバンの代名詞といっても過言ではないノアだ。
ノアは、ヴォクシーとともに“ノアヴォク”という言葉でひと括りにされることが多いが、実は車両本体価格はヴォクシーの309万円~396万円に対して、ノアは267万円~389万円とリーズナブルな設定がなされている。
そのグレード展開はエンジン、駆動形式、乗車定員の違いによって細分化されているが、ガソリンエンジン車の2WDモデル(XグレードとGグレード)であれば200万円代で購入可能。
「どうせならハイブリッドモデルが欲しい」という人もなかにはいるかもしれないが、ノアのガソリンエンジン車は2.0リッターのダイナミックフォースエンジン(M20A-FKS)とDirect Shift-CVTの組み合わせが力強くてダイレクトな走りをもたらし、燃費性能もガソリンエンジン車としてはクラストップレベルの15.1km/L(WLTC走行モード)を達成する優れモノ。
しかも、Direct Shift-CVTにはマニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックも設定されており、決して捨てたもんじゃない!
また、4WD車には発進時やタイヤスリップしやすい状況において最適なトルクを後輪に配分するダイナミックトルクコントロール4WDも採用されているのだから、これをコスパ抜群と言わずしてどうする!?
ラリーのイメージはなくなったものの走りはアツい第6世代のスバル・インプレッサ
インプレッサの中間グレードとなるST-Gは、スポーティなスタイルと爽快な加速感が魅力のe-BOXERを搭載
2023年1月の東京オートサロン2023で日本仕様のプロトタイプが公開され、同年4月に価格が発表されたインプレッサ。
日本市場での名称をインプレッサSPORTからインプレッサに変更した第6世代は、歴代モデルのスポーティでかつカジュアルなデザイン、優れた運動性能、安心の先進安全装備、とことん使えるユーティリティを兼備しつつも、スバル最新の技術を搭載して安全性能や動的質感を大幅に進化させた一台に仕上がっている。
そのグレード展開は3つ。
優れた出力性能と環境性能を備えた2.0リッター直噴のBOXERエンジンを搭載するST、水平対向エンジンにモーターを組み合わせてスムーズで爽快な加速を実現したe-BOXER(2.0リッター直噴エンジン+モーター)を搭載するST-GとST-Hが設定。
なかでもコスパがいいけど見栄えが抜群なのは、車両本体価格がFWDで281万6000円、AWDで303万6000円と比較的お手頃感が高い中間グレードのST-Gだ。
ST-Gが搭載するe-BOXERはスバルらしい楽しい走りを追求したパワーユニットで、機能に応じてモーターアシストを活用する専用制御を備えていることも大きな特徴。
たとえば、SI-DRIVEでスポーツモードを選択した際は中速域においてアクセルペダルを踏み込んだ瞬間から力強い加速を発揮し、よりスポーティな走りを体感することができるのだ。
また、カーブに差しかかったときの運転操作からスポーティな走りをしていると判断するとエンジン回転数やモーターアシストの作動を制御し、よりダイレクト感のあるコーナリングが味わえるe-アクティブシフトコントロールなる機能も備えており、おじさん世代(=往年のラリーファン)も十分に満足できる走行性能も魅力のひとつとなっている。
スズキ・ジムニーで見栄を張りたいならば迷わず“シエラ”を選ぶべし!
半世紀におよぶジムニーならではのこだわりと技術を継承しつつ、ジムニーに求められる本格的な四輪駆動車としての性能をさらに進化させたシエラ。JC(写真)の車両本体価格は5MTが198万5500円、4ATが208万4500円
2018年7月に20年ぶりとなる全面改良が行われたジムニーとジムニー シエラ。
発売からすでに4年以上が経過しているにもかかわらず、いまもなお納車待ちが1年以上という人気ぶりはクルマ好きなら周知のとおり。
しかし、今回の“コスパがいいけど見栄え抜群!!”というテーマで取り上げたいのは軽自動車のジムニーではなく、新開発の1.5リッターエンジンを搭載した小型四輪駆動車のジムニー シエラだ。
1977年に発売された0.8リッターのジムニー8を原点とし、軽自動車のジムニーをベースに小型車用エンジンを搭載して海外市場においても小型で本格的な四輪駆動車として活躍したジムニー シエラ。
そんな名車の最新モデルは機能を追求した内外装デザインに、見切りの良さ、荷室空間の広さや使いやすさを進化させ、さまざまなニーズに応える使い勝手が徹底的に追求されている。
また、先代モデルに対して車体全長を50mm短くするとともに全幅を45mm広げることで取り回しの良さと高速走行時の安定性を両立。
軽量・コンパクトで燃費に優れ、出力&トルクを向上させた1.5リッターの新開発K15B型エンジンも動力性能を進化させるとともに被水や雪、飛び石などへの対策を施して信頼性が大きく向上している。
もちろん、ジムニーならではの“ラダーフレーム”、“FRレイアウト”、“副変速機付パートタイム4WD”、“3リンクリジッドアクスル式サスペンション”という伝統の車体構成もしっかりと継承。
それでいて、車両本体価格は186万3400円から208万4500円とリーズナブルなだけに、1年以上待ってでも乗りたいという人が絶えないのもナットクといったところだろう。
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