■「V8搭載グレード」に「車中泊向け仕様」もラインナップ
ジャガーランドローバージャパンは2023年4月27日、「ランドローバー」ブランドで展開しているSUV「ディフェンダー」2024年モデルを発売しました。
日本初導入のV型8気筒エンジン搭載車などをはじめ、ラインナップを拡充しています。
【画像】ゴツ顔に500馬力超えV8搭載! 注目のタフSUV「ディフェンダー」を画像で見る(46枚)
ディフェンダーは、2020年4月に発売された大型SUVです。
1948年に登場した四輪駆動車「ランドローバー シリーズ1」の系譜を受け継ぐモデルで、3世代目となるシリーズ3からディフェンダーの名称が用いられました。
「レンジローバー」など高級SUVブランドを展開しているランドローバーですが、ディフェンダーは信頼性や堅牢性が特徴となっています。
4世代目となる現行ディフェンダーは先代までとは異なり、大きく重いラダーフレーム構造からアルミニウムのモノコック構造を採用し、軽量化を実現しつつも3倍のねじれ剛性を獲得したと言います。
エクステリアは従来のレトロなデザインを踏襲しながら、現代にあったポップなテイストを加えて洗練させ、実用性も兼ね備えたものとなりました。
走行性能では、伝統のフルタイム四輪駆動はそのままに、サスペンションやミッション、トラクションなどを最適化する「テレインレスポンス2」、ウェイドセンシングなど悪路や渡河などに対応する電子制御を採用しています。
また、衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援、クルーズコントロールなどの先進運転支援機能も搭載するほか、クルマのソフトウェアをリモートで更新できるOTA(Over-The-Air)機能や最新のマルチメディアを装備するなど、機能面も高められました。
2024年モデルでは、大幅にラインナップを拡充。
3ドアショートボディの「90」は、これまで2リッターガソリンエンジンのみでしたが、3リッター直列6気筒「INGENIUM」ターボディーゼルエンジン(マイルドハイブリッドシステム搭載)を追加。
また、90と5ドアの中型モデル「110」に日本では初導入となる最大出力525馬力・最大トルク625Nmを発揮するスーパーチャージャー付き5リッターV型8気筒エンジンを設定しました。
このV8を搭載する「CARPATHIAN EDITION(カルパチアンエディション)」と「V8」を2024年モデル限定で、90・110に用意します。
さらに、5ドア3列シートのロングボディ車「130」に5人乗り仕様グレード「OUTBOUND(アウトバウンド)」を追加しました。最大2516リットル、2列目使用時でも1329リットルもの広いラゲッジスペースにより、車中泊やレジャーに対応すると言います。
そのほか、2024年モデルではユーザーの要望を反映し、90と130(8人乗り)に、フラットロードスペースフロアトレイを標準装備し、90には後席へのアクセスをしやすくするために助手席を素早くフォールド、スライドできるようにしたほか、座面跳ね上げ式の40:20:40分割可倒式リアシートを採用。
今回の2024年モデルではラインナップ拡充により、90は6グレード、110は8グレード、130は4グレード展開となり、計18ものバリエーションが用意され、価格(消費税込)は729万円から1620万円です。
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