マツダ2とCX-3が商品改良を実施。新たな用品架装パッケージや特別仕様車を設定

マツダは2023年9月21日、コンパクトカーのマツダ2とコンパクトSUVのCX-3の商品改良を実施するとともに用品架装パッケージ車や特別仕様車を追加し、同日より予約受け付けを開始した。発売は、マツダ2は2023年12月下旬、CX-3は2024年2月を予定している。
 

今回の商品改良ではマツダ2の一部グレードとCX-3の全グレードに、コネクティッドサービス対応のマツダコネクトを標準装備化。安全性、快適性、利便性を向上させた。
 
また、マツダ2には15BDとXD BDに、ダークなボディカラーにコントラストを生むライムグリーンのアクセントを施し、近未来的な印象を表現した用品架装パッケージ車「SCI-FI（サイファイ）」を追加設定。既存の用品パッケージ車とは異なる新たな世界観として選択肢を広げた。

CX-3には、デザイン性の高さをさらに深化させた特別仕様車「Vivid Monotone（ビビッドモノトーン）」を新設定。色彩を抑えシックにまとめながら、ファッション感度の高い都会的な人へ訴求するモデルとして、要所に大胆な柄や素材感を取り入れた。また、1.8Lディーゼルターボエンジン搭載車の出力を向上させるとともに、幅広いシーンでトルクフルな走りを強化。街なかから郊外、高速道路まで、さまざまなシーンでより意図したとおりにクルマが応答することでクルマとの一体感を高めている。
 
なお、昨今の原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴う価格改定も実施している。
 
［マツダ2とCX-3共通の商品概要］
・コネクティッドサービス対応のマツダコネクトを採用
マツダ2は15スポルト、XDスポルト＋に標準装備、15C、XD、15 BD、XD BDはオプション設定。CX-3は全グレード標準装備となる。
 
コネクティッドサービス対応のマツダコネクト搭載車は、センターディスプレイを8.8インチに大型化するとともに音声／映像のデジタル伝送化により音質と画質を向上した。
 
コネクティッドサービスはエマージェンシーコールやマツダアドバイスコールのほか、カーファインダー、リモートコントロールなどのサービスが利用できる（契約手続きが必要）。
 
［マツダ2商品改良の概要］
・15 BDとXD BDに用品架装パッケージ車「SCI-FI」を追加設定
SCI-FIはサイエンスフィクションを意味し、ダークなボディカラーにライムグリーンのアクセントを施すことで、近未来的な印象を表現。新たな世界観を提案するもの。
 
推奨ボディカラーをマシーングレープレミアムメタリックとジェットブラックマイカの2色とし、フロントグリルやリヤルーフスポイラー、フルホイールキャップなどにライムグリーンのアクセントをさりげなくあしらうことで、ダークなボディカラーとのコントラストが際立つデザインとした。
 
用品架装パッケージ「SCI-FI」の価格は11万6600円。このライムグリーンアクセントのパーツはそれぞれ単品での選択も可能で、推奨ボディカラー以外にも組み合わせられる。
 
・グレード体系と装備の見直しを実施
15スポルトとXDスポルト＋は、従来モデルではブラックのルーフフィルムなどを装着していたが、これをオプション扱い（5万5000円高）に変更。6速ATはボディ同色のルーフ、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナとなり、好みに応じて選べるようになった。6速MTを選択すると、従来どおりブラックのルーフフィルム、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナの装着がマストとなるため、車両本体価格は6速ATと同じだが、これに上記オプション価格を足した販売価格となる。
 
また、XDにユーティリティパッケージを標準装備化した。15サンリットシトラスは廃止となる。
 
［CX-3商品改良の概要］
・特別仕様車「ビビッドモノトーン」を新設定
スタイリッシュで都会的・先進的デザインをコンセプトに、色彩を抑えシックにまとめながらも要所に大胆な柄や素材を取り入れている。
 
エクステリアではスーパーエッジーで採用したブラックキャビンや光沢のクラッディング塗装を採用。テーマカラーには新たに導入したエアログレーメタリックの上下をブラックで引き締めることでSUVながらスポーティなクーペスタイルを表現している。また、フロントまわりではシグネチャーウイングにブラッククロームをCX-3として初採用し、引き締まったフロントフェイスを演出。新デザインの18インチホイールを専用装備する。
 
インテリアは、スポーツウエアをイメージし、インパネやドアトリムのソフトパッドに青みのあるグレーカラーのドット模様を、空調ルーバーやステッチにカッパー色をアクセントとして配置する。シートはスウェード調人工皮革のレガーヌと合成皮革のコンビ仕様で、シート背面のドット模様と肩口のラインなど異素材の組み合わせで遊び心とスタイリッシュな印象を与えている。
 
・1.8Lディーゼルターボエンジン搭載車の制御変更
出力を向上するとともに、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御を行い、ドライバーが意図したとおりにクルマが応答するように燃焼制御を見直した。
 
・デザインも進化
15S アーバンドレッサーはブラックグロッシーパッケージを標準装備化したほか、15S ツーリングとXD ツーリングはホイールカラーとシートデザインを変更した。また、ボディカラーにエアログレーメタリックを新設定し、セラミックメタリックを廃止した。
 
・グレード体系を整理
1.8Lディーゼルターボエンジン搭載車は特別仕様車XDビビッドモノトーンとXDツーリングの2グレード展開となり、XDスーパーエッジーおよびXDが廃止。XDツーリングの6速MTも廃止された。
 
1.5Lガソリンエンジン搭載車は特別仕様車の15Sビビッドモノトーンおよび15Sアーバンドレッサーと15Sツーリングの3グレード展開となり、15Sスーパーエッジーと15Sを廃止した。
 
［マツダ2のバリエーションと価格］（＊1）：ブラックのルーフ、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナのオプション価格含む
〈FF・1.5Lディーゼルターボ〉
XDスポルト＋：6速AT…240万2400円、6速MT…245万7400円（＊1）
XD BD：6速AT…208万4500円、6速MT…245万7400円
XD：6速AT…195万5800円
 
〈FF・1.5Lガソリン〉
15スポルト：6速AT…208万3400円、6速MT…213万8400円（＊1）
15MB：6速MT…176万8800円
15 BD：6速AT…174万1300円
15C：6速AT…154万8800円
 
〈4WD・1.5Lディーゼルターボ〉
XDスポルト＋：6速AT…262万2400円
XD BD：6速AT…230万4500円
XD：6速AT…217万5800円
 
〈4WD・1.5Lガソリン〉
15スポルト：6速AT…230万3400円
15 BD：6速AT…196万1300円
15C：6速AT…176万8800円
 
 
 
［CX-3のバリエーションと価格］（＊2）：特別仕様車
〈FF・1.8Lディーゼルターボ・6速AT〉
XDビビッドモノトーン（＊2）…319万2200円
XDツーリング…279万6200円
 
〈FF・1.5Lガソリン・6速AT〉
15Sビビッドモノトーン（＊2）…270万8200円
15Sアーバンドレッサー（＊2）…253万2200円
15Sツーリング…227万9200円
 
〈4WD・1.8Lディーゼルターボ・6速AT〉
XDビビッドモノトーン（＊）…343万4200円
XDツーリング…303万8200円
 
〈4WD・1.5Lガソリン・6速AT〉
15Sビビッドモノトーン（＊）…295万200円
15Sアーバンドレッサー（＊）…277万4200円
15Sツーリング…252万1200円
 
 
〈文＝ドライバーWeb編集部〉

Comments

マツダ車のマイチェンって間違い探しレベルですな

地獄へようこそ笑