現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > メルセデスAMG初のEV登場!「AMG EQS 53」は761馬力で最高時速250km/h

ここから本文です

メルセデスAMG初のEV登場!「AMG EQS 53」は761馬力で最高時速250km/h

掲載 9
メルセデスAMG初のEV登場!「AMG EQS 53」は761馬力で最高時速250km/h

■4輪駆動のパフォーマンスモデルは0-100km/h加速3.4秒の俊足EV

 独メルセデスAMGは2021年9月5日、AMG初となるバッテリー駆動の量産電気自動車(EV)「AMG EQS 53 4MATIC+」を、現在ドイツ・ミュンヘンで開催されている国際モーターショー「IAAモビリティ2021」で発表しました。

【画像】761馬力で最高時速250km!「AMG EQS」を見る(27枚)

 AMG EQS 53 4MATIC+は、先日欧州で発売されたメルセデスEQシリーズのフラッグシップモデル「EQS」の高性能バージョンです。

 全長5216mm×全幅1926mm×全高1512mm、ホイールベース3210mmというボディサイズです。ちなみに新型「Sクラス」は全長5180mm×全幅1920mm×全高1505mm、ホイールベース3105mm(S400d標準ボディ・日本仕様)なので、ほぼ同等のサイズ感になります。いわば「Sクラス」のEVバージョンがEQSです。

 AMG EQS 53 4MATIC+の核になるのは、前後のアクスルにひとつずつ、計2つのモーターによるドライブコンセプトです。

 AMGが開発した4MATIC+、すなわちパフォーマンス志向の四輪駆動が搭載されており、あらゆる条件下で駆動力を最適に路面に伝達します。

 ベーシック版のAMG EQS 53 4MATIC+は、トータル最高出力484kW(658馬力)・最大トルク950Nmを発生しますが、オプションで用意される「AMGダイナミックプラス・パッケージ」を装着すると、ブースト機能付きの「レーススタート」モードで最高出力が560kW(761馬力)・最大トルク1020Nmまで向上します。

 AMGダイナミックプラス・パッケージ装着車の場合、メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+は、バッテリーの充電量が80%以上の状態で、0-100km/h加速3.4秒、最高速度は、250km/h(リミッター)というパフォーマンスを発揮します。ベーシックモデルのAMG EQSは、0-100km/h加速が3.8秒(バッテリー残量80%以上)。最高速度は220km/h(リミッター)です。

■わずか19分で最大300kmの航続距離追加

 搭載するリチウムイオンバッテリーの容量は107.8kWh。コバルトの含有量を10%まで削減し、ニッケル:コバルト:マンガンを8:1:1の割合で配合した最適な活物質を使うなど、サステナビリティを大幅に向上させているのも特徴です。

 バッテリーのマネージメントシステムもAMG専用に構成され、ドライビングモードの「スポーツ」「スポーツ+」ではパフォーマンスを、「コンフォート」では航続距離を重視します。

 新世代のバッテリーのもうひとつのメリットは、充電時間が大幅に短縮されたことです。

 メルセデスEQの姉妹車と同様、バッテリーは最大200kWの急速充電に対応します。この場合、わずか19分で最大300km(WLTPモード)分の電力を補充することが可能です。また普通充電は最大22kWに対応し、日本においては双方向充電も可能になっています。

 またバッテリーは耐久性にも優れています。インテリジェントな制御により充電中のバッテリーの負荷を軽減、バッテリーの劣化プロセスをおくらせることができます。また充電中断機能は、自由に選択できる時間帯に充電を中断、深夜時間帯など安価なオフピーク電力をあとから利用することも可能です。

 バッテリー保証は10年または25万kmとなっています。

※ ※ ※

 メルセデスAMG社の取締役会長、フィリップ・シーマー氏は「AMG EQS 53 4MATIC+は、パフォーマンスセグメントの初のオールエレクトリックカーです。ラグジュアリーな雰囲気の中に革新的な電動モビリティと、スポーティで俊敏なドライビングダイナミクスの組み合わせを求めるクルマ好きのためのモデルです。AMG初のEVにより、新たな顧客層を獲得できることは間違いありません。

 そう遠くない将来、完全に自社開発したAMG EAプラットフォームを用いて、さらにAMGのEVモデルが登場するでしょう」とコメントします。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

北米でも成績不振!! ちょっと先進感が強すぎ!? でも[セレナ]みたいな抜群のクルマも作れるの!!
北米でも成績不振!! ちょっと先進感が強すぎ!? でも[セレナ]みたいな抜群のクルマも作れるの!!
ベストカーWeb
太田格之進の代役でクラフト・バンブーから参戦するオリベイラが予選最速。王者獲得に向け「明日が楽しみ」
太田格之進の代役でクラフト・バンブーから参戦するオリベイラが予選最速。王者獲得に向け「明日が楽しみ」
AUTOSPORT web
逆転王者を狙うクラフト・バンブーが総合ポール。新加入オリベイラが圧巻のトップタイム【S耐第7戦予選レポート】
逆転王者を狙うクラフト・バンブーが総合ポール。新加入オリベイラが圧巻のトップタイム【S耐第7戦予選レポート】
AUTOSPORT web
マクラーレン・アルトゥーラ 詳細データテスト 改良されたエンジンとシャシー 冷静からやや情熱的に
マクラーレン・アルトゥーラ 詳細データテスト 改良されたエンジンとシャシー 冷静からやや情熱的に
AUTOCAR JAPAN
【正式結果】2024スーパー耐久第7戦富士 公式予選
【正式結果】2024スーパー耐久第7戦富士 公式予選
AUTOSPORT web
ルノー「4(キャトル)」が復活! EVになった新型「4 Eテック エレクトリック」は「誰もが手の届く電気自動車」を目指しました
ルノー「4(キャトル)」が復活! EVになった新型「4 Eテック エレクトリック」は「誰もが手の届く電気自動車」を目指しました
Auto Messe Web
抜きつ抜かれつのデッドヒート!? ミライース、マイナーチェンジでアルトエコから燃費軽ナンバー1の座を奪還!【10年前の再録記事プレイバック】
抜きつ抜かれつのデッドヒート!? ミライース、マイナーチェンジでアルトエコから燃費軽ナンバー1の座を奪還!【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
スーパー耐久第7戦富士で今季最後のS耐横丁がアツい。激レア掘り出し物や肉グルメが大充実
スーパー耐久第7戦富士で今季最後のS耐横丁がアツい。激レア掘り出し物や肉グルメが大充実
AUTOSPORT web
ホルヘ・マルティン、MotoGPの新王者に輝く! バニャイヤ11勝達成も3連覇ならず|MotoGP最終戦ソリダリティGP
ホルヘ・マルティン、MotoGPの新王者に輝く! バニャイヤ11勝達成も3連覇ならず|MotoGP最終戦ソリダリティGP
motorsport.com 日本版
予選レースはSCチェッカーに。ウゴチュクウが首位キープ/第71回マカオGP FRワールドカップ
予選レースはSCチェッカーに。ウゴチュクウが首位キープ/第71回マカオGP FRワールドカップ
AUTOSPORT web
アウディ e-トロンGTの最強仕様 RS パフォーマンスへ試乗 0-100km/h 2.5秒! 925psでも差別化は難しい
アウディ e-トロンGTの最強仕様 RS パフォーマンスへ試乗 0-100km/h 2.5秒! 925psでも差別化は難しい
AUTOCAR JAPAN
速報|ホルヘ・マルティン、初のMotoGPタイトル獲得! ロッシ以来初のサテライトライダー戴冠の偉業
速報|ホルヘ・マルティン、初のMotoGPタイトル獲得! ロッシ以来初のサテライトライダー戴冠の偉業
motorsport.com 日本版
ホンダが「新型高級SUV」を世界初公開! 全長4.7m“ちょうど良いサイズ”に「インテグラのターボエンジン」搭載! めちゃ豪華な“ミディアムSUV”「Acura ADX」米で発表
ホンダが「新型高級SUV」を世界初公開! 全長4.7m“ちょうど良いサイズ”に「インテグラのターボエンジン」搭載! めちゃ豪華な“ミディアムSUV”「Acura ADX」米で発表
くるまのニュース
ちょっとマイナーな「珍車」ばかり! VWの博物館がすごかった 秘密のコレクション 18選
ちょっとマイナーな「珍車」ばかり! VWの博物館がすごかった 秘密のコレクション 18選
AUTOCAR JAPAN
旧車? いいえ新車です! ベントレーが本気で作った100年前のクルマ「スピードシックス」1号車が納車されました
旧車? いいえ新車です! ベントレーが本気で作った100年前のクルマ「スピードシックス」1号車が納車されました
Auto Messe Web
「トヨタMR2」登場で計画変更! パンサー・ソロ 2(1) 独創的なカタチ 複合素材のタブシャシー
「トヨタMR2」登場で計画変更! パンサー・ソロ 2(1) 独創的なカタチ 複合素材のタブシャシー
AUTOCAR JAPAN
どんなイベントでも大注目? パンサー・ソロ 2(2) チャンスを逃した驚くほどの動的能力
どんなイベントでも大注目? パンサー・ソロ 2(2) チャンスを逃した驚くほどの動的能力
AUTOCAR JAPAN
Moto2ソリダリティ決勝|カネットがバレンシアに捧げる優勝。小椋藍は粘りの走りも表彰台逃す
Moto2ソリダリティ決勝|カネットがバレンシアに捧げる優勝。小椋藍は粘りの走りも表彰台逃す
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

9件
  • バッテリー保証は良い。
    けど、結局10年後、25万キロ走ったら知らないよという事。アウトバーンの有るヨーロッパでは25万キロはかなり現実的な距離だね。
    10年落ち、走行25万キロの中古車は・・・ゼロ円という事か。EVの中古車ってのは成り立つのかなあ。
  • バッテリー保証いいね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1556.02289.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.12298.0万円

中古車を検索
Sクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1556.02289.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.12298.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村