Gクラス 最終的には完全に電動化へ
ダイムラーのボスであるオラ・ケレニウスによれば、メルセデス・ベンツGクラスは最終的には完全に電動化されるという。
ケレニウスは、ベルリンでの会議でGクラスの電動派生車種について述べた。これは、ダイムラーのデジタル化部門の責任者であるサシャ・パレンバーグがツイッターで明らかにしたものだ。記録に残る形では、ダイムラーがこのことに言及するのは初めてのこと。
ゼロエミッション版のGクラスについては、現在のところほとんど知られていない。ディーゼルV6とガソリンV8が100%の電動パワートレインに置き換わること以外は、数年後の登場になるであろうことくらいしか予想されていない。
いくつかの部分については、メルセデスの他のEVモデルから予想できる。
他のメルセデス製EVであるEQAやEQCなどのネーミングに従い、新しいクルマはEQGと名付けられて販売されるだろう。また結果的に、専用ボディを持つことになるとみられる。
前後2モーター式か もっとも高価なGへ
EQS同様、電動Gクラスには四輪駆動が採用され、2つのモーターが動力源になるだろう。2つのモーターはフロントとリアにそれぞれ1つずつ載せられ、パワーを供給することになる。
メルセデスは電動Gクラスの公式仕様を発表していないが、標準版の286psと61.2kg-mを上回る可能性は高いだろう。電動Gクラスはかなり重たくなると予想されるからだ。
航続距離は400kmから595kmの間になる可能性がある。これは来たるEQAと、AUTOCARが予想するEQEサルーンの航続距離の間にあたる値だ。
こうしたパフォーマンスの向上がなされるなら、コストがかさむことは確実。EQGはGクラスファミリーのうちで最も高価な派生車種になるだろう。重たいGクラスを動かすためには、より高価で容量の大きなバッテリーパックが必要になるからだ。
メルセデスは電動Gクラスの発売日を明らかにしていない。今のところ「将来への長い道のり」とコメントしているのみである。
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