現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 乗れば「環境意識」がビンビンに高まる! 地球にも人にも優しいサステイナブルなクルマ3選+α

ここから本文です

乗れば「環境意識」がビンビンに高まる! 地球にも人にも優しいサステイナブルなクルマ3選+α

掲載 更新
乗れば「環境意識」がビンビンに高まる! 地球にも人にも優しいサステイナブルなクルマ3選+α

 インテリアには「エコ」素材が多数活用されている

 プラダ、グッチ、アルマーニといったラグジュアリーブランドが「ファーフリー宣言」をして「エコファー」を使い始めたり、ステラ・マッカートニーをはじめとして環境に優しい「エコレザー」に切り替えるブランドが続出するなど、ファッション業界では世界的にSDGsが進んでいる印象を受けます。でもその波は、クルマでも大きな流れになりつつあるのです。

日本車ってやっぱり最強! 「安い・使える・走りも最高」3拍子揃った超コスパ高めのクルマ5選

 日本メーカーでは、創業100周年記念モデルとしても注目を浴びた、マツダMX-30のインテリアがとてもサステイナブル。

 環境負荷を低減する3つの新開発素材が使われていて、まずドアトリムはペットボトルのリサイクル原料が使われ、ファブリックシートにはリサイクル糸を約20%使用しています。生産過程で有機溶剤を使わない人工皮革、プレミアムビンテージレザレットでレザーシートも上質に仕立てられています。

 そしていちばん目をひくのは、センターコンソールに使われたコルク素材。これは環境を考えているだけでなく、マツダが創業時にコルクを作る会社だったことから、ヘリテージコルクと呼ばれて、100周年記念の証ともなっています。

 続いては、5月から販売開始されたばかりの新型アウディA3。先代でアウディとして初めてペットボトルのリサイクル原料が採用され、1台で100本以上の1.5リットルペットボトルが使われていたんですが、その割合を今後もっとアップしていくと宣言していました。

 新型はシートに最大で45本、カーペットに最大62本が使用されているほか、室内の静粛性を向上するための遮音材などにも再生資源を採用しているとのこと。それでも、見た目には洗練されたインテリアで、上質感もしっかり向上させているのがすごいですね。

 日本のペットボトルのリサイクル率は、約86%(2019年統計)で世界的に見ても高いんです。ぜひ、日本車にもこれからどんどん採用が進んでいくことを期待します。

 BMW i3は製造工場までエコ!

 次は、こうしたリサイクル素材をインテリアに採用したクルマの先駆けとも言える、BMW i3。無駄なものが何にもなく、ガラ~ンと広くシンプルなインパネをはじめ、個性的な室内には、ペットボトルのリサイクル原料はもちろん、オリーブの葉やユーカリなど、自然由来の原料が多く使われていたのです。

 その割合はなんと、目に入る範囲の80%以上がリサイクル原料または再生可能原料という徹底ぶり。しかも言われなければそうとはわからないくらい、センスのいいインテリアに仕上がっているのが素晴らしいところです。しかも、このi3を生産しているドイツのライプチヒ工場では、風力発電などの自然エネルギーで、工場すべての電気を賄っているとのこと。塗装工程でも排水を出さない工夫があるなど、本気のサステイナブルを感じさせてくれますね。

 さてもう一つ、過去にはちょっと変わったリサイクルが話題となりました。2009年のデトロイトショーで、レクサスの展示ブースがレクサス車のリサイクル素材で作られていたのです。

 しかもブース内には、ニューヨークの宝石商である「Kenny Hwang」が、レクサス車からリサイクルされた貴金属で仕立てたネックレスやブレスレッド、指輪が展示されていました。というのも、このショーで新たなハイブリッドセダンとなる「HS」を披露したのですが、そのインテリアの約30%に植物由来のエコプラスチックが使われ、防音材やアンダーカバーなどにもリサイクル素材が採用されており、環境との調和をブース全体でアピールしていたのでした。

 地球環境への配慮はもちろん、貧困をなくし、ジェンダー平等や質の高い教育、安全と経済成長を世界全体で実現していこうとする持続可能な開発目標を定めた「SDGs」は、今や幼稚園児でも習っています。いくらいいクルマを作るためだとしても、贅沢のために動物を殺し、森林を伐採したり水を汚したりするなんて、もはや言語道断という時代になりました。私たちユーザーにできることは、なるべくSDGsに沿ったクルマ作りをしているメーカーを応援すること。ここにご紹介したメーカー以外にも、さまざまな取り組みがありますので、ぜひ情報を集めてみてほしいと思います。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6340.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

163.0277.1万円

中古車を検索
MX-30の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6340.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

163.0277.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村