現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > プロが薦める!! 売れてなくても「買い」のクルマ 7選

ここから本文です

プロが薦める!! 売れてなくても「買い」のクルマ 7選

掲載 更新
プロが薦める!! 売れてなくても「買い」のクルマ 7選

 月販1万台を軽く超える「売れてるクルマ」があれば、月販1000台を割る「売れないクルマ」も当然ある。

 それは時代にそぐわなかったり、もともと計画台数が少なかったり、いろいろ理由はあるけれど、とはいえ市場で何台売れていようと、購入するユーザーにとっては関係ない。

日産の「光」と「影」 かつて時代を制したコンパクト御三家の行方

 さらにいえば、「売れないクルマ」でも「いいクルマ」はたくさんあるし、薦めるべきクルマもたくさんある。

 もちろん売れているクルマの「買い」の部分はわかりやすい。でも、あまり売れてないクルマだって「買い」の部分、「買い」のモデルはたくさんある! 本稿では自動車ジャーナリストの片岡英明氏、渡辺陽一郎氏それぞれに、月販1000台程度(もしくはそれ以下)のモデルのなかから「これは買い!」なクルマを厳選していただいた。


ベストカー2018年9月26日号より

■ジェイド、レガシィB4、WRX S4、アウトランダーPHEV 片岡英明

 これから長く付き合うのだから、おすすめするのは走りのよさや環境性能に加え、先進安全装備が充実しているクルマになる。マルチパーパスカーではジェイドがイチ押しだ。

 マイナーチェンジでRSを2列シートの5人乗りとし、ハイブリッド車も追加した。ワゴン感覚で気持ちいい走りを存分に楽しめる。シートアレンジが多彩なのは3列シートの6人乗りだ。

 進化したアイサイトを標準装備するレガシィB4とアウトバックも満足度の高い買い物になる。キャビンは広く、アウトバックはラゲッジルームの使い勝手がいい。走りの実力も一級だ。ターボのような刺激は望めないが、余裕ある走りを披露する。4WDの実力も折り紙つきだ。

 同様の4WDシステムとアイサイトを搭載し、パワフルなターボエンジンを積むWRX S4も頼もしいパートナーになってくれる。

 アウトランダーPHEVも改良に次ぐ改良によって魅力を増した。最終プロトタイプの試乗でもわかるように、最新モデルはSエディション以外のグレードも走りの洗練度を高めている。剛性とハンドリング性能を向上させ、コントロールできる領域も広げられた。モーターの存在感も増しているから、満足度の高い買い物になるだろう。

■ポルテ&スペイド、ジューク、アウトランダーPHEV、グレイス 渡辺陽一郎

 推奨車種の条件は、ほかのクルマとは違う明確な特徴があり、緊急自動ブレーキを作動できる安全装備も相応に進歩していることだ。

 コンパクトカーではポルテ&スペイドを選ぶ。助手席の乗降性が抜群に優れ、お年寄りのいる世帯にも適する。助手席を前側に寄せて後席の座面を持ち上げると、車内の中央に広い空間ができて、スライドドアから荷物を積める(ただし衝突時に加害性を持たない荷物にかぎる)。

 SUVはジュークだ。発売から8年以上を経過したが、外観は個性的で古さを感じない。走りも機敏で、外観と同様にスポーティで楽しい。

 同じくSUVではアウトランダーPHEVも注目される。充電された電気で走る距離も相応に長く、4輪をモーターで駆動するから安定性も優れる。走りは滑らかで力強い。

 実用重視のセダンにはグレイスがある。フィットと共通のプラットフォームを使って空間効率が優れ、後席の足元はLサイズセダン並みに広い。乗り心地も意外に快適で、価格は機能のわりに安い。

 スポーツセダンならWRX S4だ。攻める時はよく曲がり、危険を避ける時には後輪がしっかりと安定を保つ。運転の楽しさと安心感を両立させ、街中の取り回し性など実用性も高い。

★      ★     ★

 今回それぞれ挙げていただいたモデル7台のなかでも、ふたり揃って「買い」としたのはスバルWRX S4と三菱アウトランダーPHEVだった。

 アウトランダーPHEVは改良モデルが出たことで今後は売れゆきも回復しそうだし、WRX S4も走りのよさは折り紙付き。ほかもそれぞれ独自の長所を持つクルマばかり。長年使う、「命」を載せるものだけに、皆さんぜひとも、「隣りの人が何を買っているか」、「最近どんなクルマがヒットしているか」に惑わされず、自分に合った、好きなクルマを選んでいただきたいです。

こんな記事も読まれています

「岡山の環状道路」開通延期へ 24年度延伸を見直し 中国地方屈指の渋滞ポイント改善遠のく
「岡山の環状道路」開通延期へ 24年度延伸を見直し 中国地方屈指の渋滞ポイント改善遠のく
乗りものニュース
BMW『X3』新型のワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で予定
BMW『X3』新型のワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で予定
レスポンス
289万円!ホンダ新型「5ドアハッチバック」発表に反響多数!?「中々かっこいい」「こういうの売れそう」の声! スポーティな「RS」もある顔面変わった「シティ」マレーシアで予約開始
289万円!ホンダ新型「5ドアハッチバック」発表に反響多数!?「中々かっこいい」「こういうの売れそう」の声! スポーティな「RS」もある顔面変わった「シティ」マレーシアで予約開始
くるまのニュース
「R36誕生か!?」と話題沸騰! ウワサのスペシャル「GT-R」の実力とは? “R34風デザイン”の高性能車を生み出すワケあり企業の正体
「R36誕生か!?」と話題沸騰! ウワサのスペシャル「GT-R」の実力とは? “R34風デザイン”の高性能車を生み出すワケあり企業の正体
VAGUE
気軽に乗れちゃうハーレーって!? ハーレーダビッドソンの水冷パラレルツインエンジンを搭載した「X500」に、アクティブ女子の指出瑞貴が乗ってみました!
気軽に乗れちゃうハーレーって!? ハーレーダビッドソンの水冷パラレルツインエンジンを搭載した「X500」に、アクティブ女子の指出瑞貴が乗ってみました!
バイクのニュース
効果絶大ってマジ?! 見た目も変わんないけど…ドアスタビライザーで激変するってガチ? 
効果絶大ってマジ?! 見た目も変わんないけど…ドアスタビライザーで激変するってガチ? 
ベストカーWeb
【試乗】BYDの「真打ち」スポーツセダンが日本上陸! 激安「SEAL」の走りを徹底チェックした
【試乗】BYDの「真打ち」スポーツセダンが日本上陸! 激安「SEAL」の走りを徹底チェックした
WEB CARTOP
ベントレーの新型「コンチネンタルGTスピード」がデビュー! グランドツアラーの決定版を再定義
ベントレーの新型「コンチネンタルGTスピード」がデビュー! グランドツアラーの決定版を再定義
LE VOLANT CARSMEET WEB
【SHOEI】「X-Fifteen DAIJIRO」は加藤大治郎選手のレプリカモデル!カラフルなデザインで、2024年9月発売!   
【SHOEI】「X-Fifteen DAIJIRO」は加藤大治郎選手のレプリカモデル!カラフルなデザインで、2024年9月発売!   
モーサイ
「GT-Air3」シリーズに「NILE」が追加! エジプト文明がモチーフ!ちょっとダークにカッコよくデザイン  
「GT-Air3」シリーズに「NILE」が追加! エジプト文明がモチーフ!ちょっとダークにカッコよくデザイン  
モーサイ
バイク用ドラレコ「MiVue M802WD」が手頃な40,700円で発売開始!記録保全や耐候性、搭載性などは高性能!  
バイク用ドラレコ「MiVue M802WD」が手頃な40,700円で発売開始!記録保全や耐候性、搭載性などは高性能!  
モーサイ
フェルスタッペン、パワーユニット交換でグリッド降格の危機? カナダGPで問題のPU再使用不可か
フェルスタッペン、パワーユニット交換でグリッド降格の危機? カナダGPで問題のPU再使用不可か
motorsport.com 日本版
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカー"FIA-F4"を初体験してきた件
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカー"FIA-F4"を初体験してきた件
カー・アンド・ドライバー
【宮田莉朋F2密着】無線で黒白旗を伝えられず。ペナルティで表彰台を逃した土曜日/第6戦レビュー前編
【宮田莉朋F2密着】無線で黒白旗を伝えられず。ペナルティで表彰台を逃した土曜日/第6戦レビュー前編
AUTOSPORT web
リカルド15位「新パッケージには足りないものがある」:RB/F1第10戦決勝
リカルド15位「新パッケージには足りないものがある」:RB/F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
くるまのニュース
495万円からの衝撃、BYDがEVスポーツセダン『シール』日本発売 航続640km、テスラ標的に
495万円からの衝撃、BYDがEVスポーツセダン『シール』日本発売 航続640km、テスラ標的に
レスポンス
1000台限定・導入記念特別価格を見逃すな!「BYDシール」日本での正規販売開始、”e-スポーツセダン”ジャンル確立を目指す
1000台限定・導入記念特別価格を見逃すな!「BYDシール」日本での正規販売開始、”e-スポーツセダン”ジャンル確立を目指す
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5630.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

53.7656.8万円

中古車を検索
アウトランダーPHEVの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5630.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

53.7656.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村