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トヨタが新型「アルファード/ヴェルファイア」のHEVモデルを発売、今後PHEVも投入

掲載 更新 30
トヨタが新型「アルファード/ヴェルファイア」のHEVモデルを発売、今後PHEVも投入

トヨタは、新型アルファードならびにヴェルファイア<ガソリン車・ハイブリッド車(HEV)>を6月21日に発売した。また、カーボンニュートラルに向けてより一層貢献していくため、今後、プラグインハイブリッド車(PHEV)の投入も予定しているとしている。

写真左から新型アルファード、新型ヴェルファイア

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アルファードは、ミニバンブームの2002年に高級志向の顧客に向けた「トヨタの最高級ミニバン」として誕生。2008年にはアルファードが2代目に進化し、加えて、より個性を求めるユーザーのニーズに応えるべく、ヴェルファイアが誕生した。

2015年の3代目ではリヤにダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用し、上質な乗り心地に磨きをかけた最上位グレード「Executive Lounge」を新設するなど、ミニバンから「大空間高級サルーン」へと進化した。

アルファード Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>

アルファード Z(ガソリン・2WD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>

今回のモデルチェンジにあたり、開発チームはこのクルマの価値を改めて議論。そしてたどり着いたのは、運転者も後席の搭乗者も、このクルマを使うすべての人が相手を思いやり感謝し合える空間をこのクルマを通じて実現すること。

これを「快適な移動の幸せ」と定義し、従来から受け継がれるその価値を一層追求し、開発を進めた。

アルファード Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(内装色 : ニュートラルベージュ)

アルファード Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(内装色 : ニュートラルベージュ)

そして「快適な移動の幸せ」の追求のため、今回4代目となる新型アルファード・ヴェルファイアは「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに定め、プラットフォームを刷新。“高級サルーン”として、振動・騒音対策、燃費や走りといった基本性能を向上させながら、内・外装デザイン、ゆとりの室内空間、使い勝手といった商品性の面で開発テーマにふさわしい価値を持たせるべく改良を行なった。

ヴェルファイア Z Premier(ターボガソリン・2WD)(ブラック)<オプション装着車>

ヴェルファイア Z Premier(ターボガソリン・2WD)(ブラック)<オプション装着車>

加えて、アルファードとヴェルファイアの個性をさらに明確化。ヴェルファイアには、専用グレード「Z Premier」を新設定。黒を基調とした金属加飾でアグレッシブさに上質感を加え、個性をより際立たせた外観とした。

ヴェルファイア Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(内装色 : ブラック)

ヴェルファイア Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(内装色 : ブラック)

そしてヴェルファイアらしいデザインに加え、ユーザーのヴェルファイアならではというこだわりに応えるため、「運転する喜び」を感じられるよう専用のサスペンションチューニングやボディ補強を施し、専用のパワートレーンユニットを設定した。

堂々としたスタイル

アルファード Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(プレシャスレオブロンド)<オプション装着車>

一般的な機械式駐車場の制限サイズ(全長5,000mm×全幅1,850mm以下)に収まるボディサイズを維持しながら、ミニバンでは平板になりがちなボディサイド部分の意匠に抑揚を持たせることで、力強く堂々としたスタイルを実現。

同時に、限られたスペースを極限まで使い切る工夫でゆとりの室内空間を実現した。

アルファード Executive Lounge(ハイブリッド・E-Four)(プレシャスレオブロンド)<オプション装着車>

また外装デザインは、「Forceful×IMPACT LUXURY」をキーワードに、全体的なカタマリ感を意識し、あたかも闘牛が躍動しているかのようなモチーフのデザインに取り組んだ。

フロント部には突進するような力強さを生み出すべくエンブレム部分が最先端になる逆傾斜の形状とし、ボディサイド部分のフロントからリヤにかけては、地面を蹴り出すような力強さを感じられるようダイナミックに凹凸を持たせた。

エグゼクティブラウンジシート

さらにゆとりの室内空間は、運転席のドライビングポジションや2列目シートの構造を工夫し、3列目シートにおいてもシート脇のクォータートリムやバックドアトリムの薄型化など、0.1mm単位で検討。

運転席と2列目シートおよび3列目シートとの距離は従来型比でそれぞれ5mm/10mm広い前後席間距離を確保した。

「おもてなし」の思想にもとづいた装備類

そして乗降時から乗車中まで、すべての時間が上質で心地よい体験となるよう、ユーザーがどのように使用するか・どういった工夫が嬉しさに繋がるかを徹底的に考え抜き、「おもてなし」をテーマにした装備類を開発・採用した。

スーパーロングオーバーヘッドコンソール

そんな中、従来は天井の左右など、各所に点在していた照明や各種スイッチ類、エアコン吹き出し口などの機能を天井中央に集約するため、スーパーロングオーバーヘッドコンソールを開発。反対側の窓を開閉したり照明を調節できるなど後席のどこにいても使いやすい操作性を実現した。

ユニバーサルステップ

センターピラーロングアシストグリップ

また、小さい子供や高齢者も快適に乗り降りできることを目指し、スライドドア部のユニバーサルステップをトヨタ自動車として初めて右側にも採用した。ドアの開閉に連動して地上から約220mmの位置にステップが現れ、1歩目の高さが下がる。

加えてどのような体格であっても掴まりやすいよう、センターピラーならびに左右の天井にロングアシストグリップを設置し、快適な乗り降りをサポートする。

後席用パワーサイドサンシェード

さらに、後部座席のどこに座っても快適な時間を過ごせるよう、シェードにも工夫を施した。ムーンルーフのシェードは、空を観たい・日差しを遮りたいといった希望を同時に叶えられるよう左右独立タイプを採用。

またサイドサンシェードはトヨタ自動車初となる下降タイプを採用し「日差しを遮りながらも景色を楽しみたい」といったこだわりに応えている。

“快適な移動の幸せ”のベースとなる乗り心地・燃費性能

アルファード Z(ハイブリッド・2WD)(ブラック)<オプション装着車>

極上のムービングオフィスとしても上質なプライベートルームとしても利用できるよう後席の快適性を重視し、基本骨格を見直すと同時に、乗員に伝わる振動・騒音の低減に徹底して取り組んだ。またコンセプトにふさわしい環境性能も備えるべく燃費を改善し、ハイブリッド車に2WD車を新設した。

そして、TNGAプラットフォーム(GA-K)をミニバン用に最適化。またロッカーをストレート構造とし、同時に車体底部の後方にブレースをV字型に設けることで、車両剛性を従来型比約50%アップした。

加えて構造用接着剤を、足元付近には高減衰タイプのものを、車両後方のねじれ等が生じやすい箇所付近には高剛性タイプのものをそれぞれ最適に塗布することでボディの変形を効果的に抑制し、優れた操縦安定性と乗り心地を実現した。

2.5Lハイブリッドシステム

サスペンションは、フロントをTNGA用のマクファーソンストラット式に刷新。リヤは従来のダブルウィッシュボーン式をベースに新たに開発。

同時に地面から伝わる振動の周波数に応じて減衰力を機械的に可変させる周波数感応型ショックアブソーバーを設定し、しっかりとした操縦安定性と同時に地面からの不快に感じるような微細な振動を吸収する。

また2列目のシートにはクッションフレームの取付部分にゴム製のブッシュを配置したり、背もたれ・アームレストに低反発のフォームパッドを採用するなど、徹底的に防振のくふうを行ったことで、伝わる振動を従来型比約3分の1まで低減した。

さらに、ロードノイズや風切り音についても様々な対策を実施。新開発の低騒音タイヤの採用や、カウル等に吸音材を設定するなどロードノイズ発生源への対策、エンジンフードの先端やドアミラー、フロントピラーといった風圧を強く受ける部分の形状を最適化するなど風切音発生の対策などを行い、発生する音を抑制しつつ周波数のバランスを整えることで「森の中にいるような」心地の良い静けさを追求している。

2.5L A25A-FXSエンジン

なお優れた動力性能と燃費性能の両立を図るため、2.5L直列4気筒DOHCエンジン(A25A-FXS)を搭載したトヨタハイブリッドシステムを採用し、システム最高出力184kw(250ps)の高出力と同時に従来型から燃費性能を向上(Executive Lounge・E-Four 16.5km/L)させた。加えてさらなる燃費性能が魅力の2WDを新設(Executive Lounge・2WD 17.5km/L)した。

ヴェルファイアの特徴

ヴェルファイア Z Premier(ターボガソリン・2WD)(ブラック)

ヴェルファイアを選ぶユーザーの期待に応える進化のあり方を考え抜き、デザイン面にとどまらず走りの面でも新型にふさわしい個性を付与。

フロントパフォーマンスブレース(赤色囲み部分)

走行性能の面では、ラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐヴェルファイア専用のボディ剛性部品フロントパフォーマンスブレースを追加することで、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを実現。

2.4L T24A-FTS ターボエンジン

さらに、高い加速応答性能と十分な駆動力を持ち、アクセルペダルの操作に対して気持ちよく加速していく2.4L 直列4気筒ターボエンジンを採用。

従来型の3.5L V6エンジンに対して低速度域のトルクを増大し、加えてアクセルペダルをショートストローク化したことで、少ない操作量でも車両の重さを感じさせない力強い加速を実現。走り出しから常用域での不快なエンジンノイズ低減と、加速時のスポーティなサウンドチューニングにより、運転する楽しさを追求した。

ヴェルファイア Z Premier(ターボガソリン・2WD)(ブラック)

そして外装デザインでは、ヴェルファイアらしさを特長づける専用のグレード「Z Premier」を設定。黒色の「漆黒メッキ」を基調とした金属加飾により、アグレッシブでありながら、モダンかつ上質なデザインを採用した。

【メーカー希望小売価格】

■アルファード

■ヴェルファイア

関連情報:https://toyota.jp/

構成/土屋嘉久

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  • 身の丈に合った車の購入をオススメします。
    住宅ローン、教育費に加えて見栄で買った高級車…
    3重苦が待っている。
  • 高級でなくてもよい・・・高給じゃないから
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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