車の歴史[2020.08.31 UP]
TOYOTA 72 COROLLA 1200 DX 2Door Sedan (KE20) 大成功した初代から
より大きく、より豪華に
さらにはよりスポーティに
進化した2代目カローラ
今もその名を残す“伝統” NISSAN R31 SKYLINE エンジンと「ここに注意」
1966年に初声を上げてから、現在に至るまで半世紀以上の歴史を積み重ねているカローラ。その2代目となるE20系カローラを今回取り上げる。E20系といえば、1.6リットルツインカムのスポーツユニットである2T-Gをエンジンルームに押し込んだTE27レビン&トレノのイメージが強い。それはそれで2代目カローラの一側面であるが、初代から受け継いだ1.2リットルOHVの3K型エンジンを搭載したベーシックのグレードは一体どんなクルマだったのか? そんな視点から、ほぼオリジナルの状態を保った、2ドアセダンの1200 デラックスの詳細を観察してみよう。
初代より全幅で+20 全長で+100mm拡大初代のE10系カローラが全長3845mm×全幅1485mm×全高1380mmだったのに対して、2代目E20系カローラは全長で+100mm、全幅で+20mm、全高+5mmサイズアップ。それに伴い車重も40kgほど増加している(デラックスで比較)。その重量増大分を帳消すべく、搭載するエンジンにより排気量の大きなものを用意せざるを得ないようになったのではなかろうか?
縦格子のグリルの左側にオフセットした位置に、カローラの意味する花冠を模したエンブレムが付く。
初代に対しても優越感を
感じるボディサイズ
「80点+α主義」という全体を時代の基準の80点程度にまとめ上げ、そこにプラスαを盛り込むという手法で誕生したのが初代カローラだ。そのプラスαは、たとえばライバルよりも100cc大きなエンジンを搭載するというもの。オーナーにちょっと優越感を持たせることに成功したこの戦略は、高度経済成長期の民衆の上昇志向感覚に見事にハマり、大ヒットした。
そんな初代の成功をさらに昇華させ、小型大衆乗用車ジャンルトップというカローラの地位を確実なものとしたのが、ここでお見せする2代目、KE20系カローラとなる。
ライバルに対してだけではなく、先代モデルに対してもプラスαを! と考えてたかどうかは定かではないが、2代目のE20系カローラは、初代に対して優越感を持たせてくれる進化を遂げていた。中でもボディサイズの拡大は、確実に2代目カローラを当時新車で購入したオーナーに優越感を持たせたはずだ。初代に比べ、全長で100mm、全幅で20mmと明らかな拡大感を感じさせるサイズアップを果たしていた。
とはいえ、そんな2代目カローラを現在改めて眺めてみると、さすがに大きく感じることはない。ついに3ナンバーを付けるに至った現行カローラと比較すると、全長で550mm、全幅で240mmも小さいのである。トヨタの現行車でいえば、全長はヤリスとほぼ同サイズ。だが、ヤリスにしても全幅で190mm、全高で125mm大きいので、並んで停車していれば、2代目カローラのほうが小さく見えるはず。実際に撮影時に寄ったコンビニの駐車場で現代のクルマに囲まれた2代目カローラを眺めると、やはり小ささが際立っていた。
ヘッドライトは丸型2灯の規定サイズ。ウインカーは前方と側面にそれぞれレンズを有する。側面側ウインカーが収まるガーニッシュは素材に樹脂を採用した。E20系の特徴となる部分のひとつだ。
リヤのコンビネーションランプの枠部も樹脂製。各ランプの配置はグレードや年式により変わる。枠部の樹脂はフロントほどではないが経年劣化で割れが発生しやすい部分。この車両にもクラックあり。
ミラーはフロントフェンダーに角型の平らなタイプを採用。助手席側フェンダーには、ミラーの後方にラジオアンテナをセット。ラジオをオンにすると、この状態まで自動(バネ仕掛け?)で伸びる。
初代から2代目への進化でフロントサイドウインドーの三角窓が消滅している。2ドア系のリヤクォーターウインドーは、Bピラー部を軸に写真のように開く跳ね上げ式を採用する。
ガソリンの給油口は、助手席側のCピラー部に配される。給油口カバーは、内気排出用のエアアウトレットを思わせる形状を採用し、ボディ側面の見栄えを崩さないデザインとしている。
トランクリッドは、後方側面がバンパー部まで大きく開くもの。今では当たり前となっているが、当時としては珍しい、荷物の出し入れを考慮した実用性の高い形状を採用していた。
ボンネットを開けた状態に保つボンネットステーは、隔壁中央とボンネット裏のフレーム部中央を結び、開閉時に自動でロックと解除ができる回転式カムが付くタイプとなる。
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