MotoGP第20戦バレンシアGPの初日、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は予選Q2への直接進出を逃してしまった。彼曰く、ブレーキングに苦しんでタイムロスしてしまっているという。
ホルヘ・マルティン(プラマック)とのタイトル争いが最終局面を迎えている中、低調なスタートを切ってしまったバニャイヤ。Q2直接進出を逃した要因は、わずか3つのコーナーにおけるタイムロスだったと彼は説明している。
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ただ、バニャイヤはラップ全体でロスが発生しているよりも3つのコーナーに原因が集中しているほうが良いとポジティブに捉えていると語った。
「苦戦したよ。スタートから簡単な1日にはならなかった」
バニャイヤはそう語る。
「FP1の始まりからブレーキで少し苦しんでいたんだ。そしてちょっと違うことをして、問題ないと感じていた」
「だけど今日はコーナーエントリーの部分でベストなフィーリングがなかった。かなりロックも発生させてしまっていたし、フィーリングが良くなかった」
「正直に言うと、タイムアタックの後データをチェックしたら、3つのコーナーで0.5秒失っていた。つまりどこで改善すればいいかは分かりやすいということだ。もちろん、0.5秒というのは大きなモノだけどね」
「2日目に向けて改善していくつもりだ。確かに普段なら金曜日に仕事を終えている状況だけど、今回はさらにタイムを稼ぐ必要がある。だから明日朝(FP2)はとても重要なセッションになってくるだろう」
タイトル連覇の可能性がかかった今、精神的に初タイトルを争った昨年とどちらがメンタル的に厳しいかという質問もバニャイヤには飛んだが、「今の方が良くなっている」と彼は答えている。
「今、僕が自分のフィーリング改善について考えなくてはいけないのかどうか、それは分からない。だけど昨年の僕は、もっとプレッシャーに苦しんでいた」
「もっと昨年はナーバスになっていた。でも今日は問題があったことを受け止めているし、作業しなくてはいけないということも受け入れられている」
「走りの分析を既に行なってきたけど、タイムを失っているのが3つのコーナーだけというのに満足しているよ。素晴らしいことだ」
なおプラクティスのラスト10分では、ライバルのマルティンが執拗にバニャイヤの後ろを付け回してプレッシャーをかけようとする場面もあった。
バニャイヤはこういった出来事には「慣れている」と語りつつ、マルティンには“精神戦”よりも自分の仕事に集中すべきだろうと指摘した。
「まあ、正直そういうのには慣れている。シーズンを通じて同じことだったし、ここ3戦ではホルヘもそうしたことをやり始めた」
「Q2に進むには僕はかなり遅くて、競争力がないと感じられていたんだ」
「最大限の努力を試みたけど、十分じゃなかった。ホルヘについてだけど、彼は両方のレースで勝つ必要があると話していたし、自分の仕事について考えたほうが良いと思う」
「こうやって自分の仕事に集中する時間を失うよりね。今、彼は最速なわけじゃないし、少しでも改善を目指した方がいいんじゃないかな」
またバニャイヤは、タイトル獲得のためにチームオーダーは必要ないという従来の見解を繰り返した。
「僕はチームオーダーのようなものが好きじゃないし、Q2にも進めるポテンシャルがあると思う」
「全力でやるよ。もしQ2に進めなかったとしても、マンダリカ(インドネシアGP)で僕は13番手からレースを勝っているんだ。だから全力を尽くすよ」
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