「SUPER GT」レースクイーンのアクセサリーに意味はある？ アクセサリーから読み解くチームからのメッセージ

レースクイーンのアクセサリー事情

今シーズンも白熱するレースバトルを舞台に、チームやスポンサー企業の顔として活躍する、レースクイーン。サーキットで華を咲かせるレースクイーンのアクセサリーを今回は徹底解剖します。

まるでリアルなパチンコ玉ピアス！

はじめにGT500クラスからご紹介します。38号車のTGR TEAM ZENT CERUMOを応援する、ZENTsu weeties 2023です。愛知県、岐阜県にパチンコアミューズメント施設を展開している企業ZENTをPRするレースクイーンの耳元のピアスに注目すると、まるで本物のパチンコ玉？　と思うような、シルバーの球体がモチーフとなっていました。

さらにアシンメトリーが遊び心のある表情に。片方は丸みのあるデザインですが、もう片方はスターチャームにパールをあしらい、ロマンティックムードに。上品さとスポンサー企業を一瞬で想像できるようなピアスに目を惹かれました。

オレンジカラーのコスチュームと相性100％

続いてご紹介するのは、14号車のTGR TEAM ENEOS ROOKIEを応援するENEOS GIRLSです。大ぶりのスクエア型ピアスが、耳元で存在感バツグンに輝いていました。今年参戦3年目を迎えるということで、昨年までの丸みのあるかわいらしいデザインからスクエア型のクールなデザインに変わったそうです。

加えて、腕元に添えられたビジューもスクエア型で統一されています。オレンジのカラーリングをベースにしたコスチュームにシャイニーなアクセサリーがマッチしていて、なんともエネルギッシュ！

レースクイーンはサーキットの華とたとえられることが多いのですが、ENEOS GIRLSはどんなときもチームを明るく照らす、太陽のようだとコスチュームから感じ取りました。

愛を感じられずにいられない手作りピアス

ここからは、GT300クラスをご紹介します。まずは、61号車のSUBARU BRZ GT GALS BREEZEから。レースクイーンのお仕事と言えば、チームやスポンサーをPRすることなのですが、BREEZEのイヤリングはSUBARUのエンブレムがそのままモチーフになっていました。

驚くのは、レースクイーンの手作りだということ。もちろん非売品です。細部まで抜かりのない完成度から、チーム愛を感じます。61号車にとって、この行き届いた愛情は心強いですね。ドライバーさん2人とBREEZE4人合わせた煌めく星が6つ、この六連星こそが、まさにSUPER GTのSUBARUチームと思えるようなイヤリングとなっていました。

他にも手づくりアクセサリーを発見しました。7号車のBMW TEAM studieは、BMWのエンブレムを使用した七宝焼きのピアス。七宝焼のエンブレムといえば、往年のBMWのエンブレムと同じですから心憎い演出ですね。こちらはBMWジャパンからエンブレムを支給してもらって作成したそうです。どこのパーツを使ったのかと思いきや、キーについてる純正パーツとのこと。

ネックレスにも注目

最後にご紹介するのは、今年参戦10年目を迎えた、60号車LMcorsaを応援するTWSプリンセスです。ここまでピアスに沢山注目してきたのですが、TWSプリンセスは、ネックレスにも注目です。ピアスには「LMcorsa」、ネックレスには「LM」のロゴが。

よく見ると色つきストーンが入ってるのですが、「Ⅼ」と「M」の部分で使われているストーンの色が違うんです。ほんの少しのスパイスを入れることでエッジを効かせていています。コスチュームは透け感のあるチュールスカートがガーリーな印象ですが、クールなシルバーアクサセリーで全体のバランスを整えている印象でした。

ここまで5チームをご紹介しましたが、他にもコーポレートカラーでアクセサリーの色を合わせたり、毎戦ピアスを変えているレースクイーンも。なかには、チームキャラクターを使っているチームもありました。工夫されたアクセサリーからは、作り手のこだわりや、チームを応援するレースクイーンの熱い想いがうかがえます。また、スポンサー企業の協力など、アクセサリーを読み解くことでさまざまな発見がありました。SUPER GTのレースクイーン、奥が深いですね。

Comments

ん？ 一枚目の写真は、ちょっぴり鼻毛が出てますか？

クッキリほうれい線からは何を読み解きますか？