鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第3戦で、14号車ENEOS X PRIME GR Supraは2位に終わった。ピットストップの際にアンセーフリリーフをしたと判定され、ドライブスルーペナルティを受けての2位……ペナルティがなければ優勝は間違いないという速さだったが、ドライバーの福住仁嶺は、「何かがあった時」に備え、最後まで諦めなかったと語った。
土曜日に行なわれた予選で3番グリッドを手にした14号車ENEOSは、福住がスタートドライバーを担当。2番手に上がると、大嶋和也の第2スティントを託した。この大嶋の第2スティントは印象的な速さで、首位を行く37号車Deloitte TOM'S GR Supraに急接近。真後ろに迫った。
37号車Deloitte TOM'Sは、スタートから笹原右京が連続して走行。そのため、レースの残り時間が1時間を切る前に、2度目のピットストップをしてドライバー交代を行なわなければならなかった。
37号車がピットインした際に、大嶋は一気にスパート。そして37号車から2周遅れてピットに飛び込み、福住が再びマシンに乗り込んだ。
全ての作業を終えてコースに戻ろうと福住がファストレーンに入った時、後方からは100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTが接近していた。100号車STANLEYは接触を避けるために減速&ステアリング操作を強いられることになった。この件で14号車ENEOSにはアンセーフリリースとの裁定が下り、ドライブスルーペナルティが科された。
14号車ENEOSは、ペナルティを消化したことで4番手に後退。しかしペースは優れており、前を行くマシンを次々にオーバーテイクして2番手に戻った。ただそれが精一杯。37号車Deloitte TOM'Sに追いつくことはできず、結局2位のままチェッカーを受けた。
レース後福住は、さすがに落胆した様子で取材に応じたが、それでも前を向いた。
「今回こういうことが起きたことで、色々と分かってきた部分もありましたし、改善点も見えたのは良かったです。改善していきたいと思います」
そう語った福住曰く、ピットアウトする際に100号車STANLEYの姿は見えなかったという。
「そもそも何も……メカニックさんの雰囲気を見て出ていく感じなんですが……こればかりは誰が悪いとかではなく、チーム全体の責任だと思います」
「僕はドライブスルーをよく経験するな~と思いながら、ペナルティを消化しました。でもコースに戻った後は、37号車との差をずっと聞いてました。マシンの状態はすごく良かったので、少しでも追いつきたいと思って、フルプッシュしようと思いました」
最後は37号車Deloitte TOM'Sを追い切れなかった福住。しかし何かが起きた場合にそのチャンスを掴めるよう、少しでも差を縮めることを目指したと明かした。
「2位というか、もちろんトップしか目指していませんでした。何かが37号車に起きた時……レースが終わった後とかに何かが起きるかもしれませんし……何秒ペナルティとか。そういう時に自分たちが前に行けるようにということを考えていました。だから、最後アタックしたんです」
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