現行モデルのトヨタC-HRは、南フランスにあるトヨタの欧州デザイン開発本部「ED²(EDスクエア)」でデザインされたものだ。新型C-HRプロローグのデザインについてもC-HR同様ED²に一任されており、ED²に課せられた課題は明確でありながらも、C-HRのデザインを上回る期待にも応える野心的なマインドが必要となっていた。
ED²による新型C-HRプロローグの新デザインはオリジナルに忠実でありながらも、次世代に向けた何か新しく違うものが加えられている。大胆でありながら、新型C-HRプロローグは、より洗練されたスタイリングを表現。これまで以上に挑発的かつ楽しさを追求したクルマとして誕生した。ショートオーバーハングには大径ホイールが収まり、あらゆる角度からのスタンスを向上。ルックスのスポーティさを増すと同時に、トヨタC-HRプロローグでは、室内の実用的な広さも拡大されている。
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流動性とシャープさの見事なコントラスト
トヨタC-HRプロローグでは静的なラインが排除され、シャープから流動的に徐々に変化する動きが表現されている。一見相反する2つの価値観から生まれた精密で有機的なデザイン言語は、表面の形状を変化させ、流れを生み出している。この高いダイナミックレンジは、流動性とシャープさのコントラストをこれまでにないレベルにまで向上。一方で、高いキャラクター性を持つラインはシンプルにし、洗練さを強調。 有機的な動きと極めて高い精度の両方を表現することで、トヨタC-HRプロローグは、極めてモダンでありながら、親しみやすい人間味のあるデザインに仕上げられている。
「HAMMERHEADフェイス」は、連動する形状と大胆なライティングシグネチャーによって実現される3Dアーキテクチャで表現されている。グリル開口部はより小さく、ヘッドランプはスリム化することで、ハイテク・アイデンティティを強調。トヨタC-HRでは、サメのように鋭く突き刺さるような、前へ前へと突き進むような表情が表現されている。ダイヤモンドカットのラインが回転しながら交差するボディ全体にも同じインターロッキングのテーマが貫かれ、2つの形状が交錯することでクルマの存在感が際立っているのだ。
オリジナルのC-HRではバイトーンだったエクステリアは、新型C-HRプロローグでは、メタルシルバーとリサイクルカーボンブラックの上に、硫黄による第3のカラーアクセントが加えられている。当初から、3色のオプションで目立つように設計されており、他の車種にはないオリジナリティが表現されている。
欧州トヨタは、新型C-HRプロローグにおいてもカーボンニュートラルに対するコミットメントを示しており、欧州で最大かつ最も競争の激しい市場セグメント、より幅広い電動化ラインナップを提供する方針を示している。ハイブリッド車に加え、欧州製電池を搭載したプラグイン C-HRの投入により、トヨタのマルチテクノロジー・ラインアップはさらなる拡大が見込まれている。
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