■日本展開時の面影残すものの… 大進化していた「コルトプラス」
三菱がかつて販売していたステーションワゴン「コルトプラス」が、実は今でも進化して国外で新車販売されています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! 三菱「コルトプラス」を画像で見る(37枚)
「コルト」は2002年に、一世を風靡した三菱のコンパクトカー「ミラージュ」に変わる普通車エントリーモデルとして登場しました。
使い勝手のよい5ドアハッチバックとして支持されましたが、2004年10月にはコルトをベースにリアセクションを300mm延長し、ステーションワゴンとしたコルトプラスが派生車種として登場しています。
このコルトプラスは、1.5リッタークラスのステーションワゴンとしては、初めて「エレクトリックテールゲート」と名付けられた電動式テールゲートを備えたことが最大のトピックで、女性や年輩のユーザーにも嬉しい1台となっていました。
また実用的なコンパクトステーションワゴンでありながら、1.5リッターターボエンジンを搭載したホットモデルの「ラリーアート」も用意されるなど、三菱らしさを感じるモデルであったことも特徴です。
そんなコルトプラスも、2012年夏には国内販売が終了。
直接的な後継車種も存在しないまま現在に至っているのですが、実は台湾ではこのコルトプラスが独自の改良を重ねながら、現在も現地生産され販売が続いているのです。
コルトプラスが台湾で販売が開始されたのは2007年のこと。
当時は日本仕様と同じルックスとなっていましたが、日本仕様が終売後の2013年秋には、外板パネルをほぼすべて一新するほどの大幅改良を実施したほか、ホイールハブを4穴から5穴に変更するなどメカニズムにも手が加えられています。
そして、2017年には再びマイナーチェンジを実施。
フロントマスクを三菱の新たなデザインアイコンである「ダイナミックシールド」を採り入れたものに変更され、テールランプの形状も近代的なLEDを用いたものとしたことで、日本仕様のコルトプラスとは全くの別車種のようなスタイルに変貌を遂げています。
さらに2020年7月にもマイナーチェンジがなされ、新たにフォグランプやフロント/リアパーキングセンサーシステムを標準装備とし、デザインなどの変更によって全幅は1710mmまで拡大。日本では販売されていないため関係はありませんが、3ナンバーサイズに進化しました。
一方、インテリアはそこまで大きな変化はないものの、メーターはアナログ式からTFTカラーディスプレイに刷新され、シートはレザーのものがおごられるなど、日本仕様よりも高級な仕立てとなっているのも特徴です。
パワートレインは一時期、日本仕様に存在しなかった1.6リッターモデルなども用意されていましたが、現在は1.5リッターのDOHC「MIVEC」エンジンのみとなり、トランスミッションは7速スポーツモード付のCVTの組み合わせに一本化されていました。
価格は53万9000台湾ドル~57万9000台湾ドル(日本円でおよそ253万円~272万円)と日本仕様に比べると高額となっています。
※ ※ ※
台湾では三菱の主力セダンであった「ランサー」の名を冠する「グランドランサー」が販売されており、現在も国外専売モデルとして名称が残されています。
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みんなのコメント
当時は、自分もラリーアート仕様の購入を考えたが、ギャランフォルティスの登場でそっちを買うことにした。
でも、フロントフェイスやリアビューのデザインを変えるだけでこんなにも格好良く変身できるものなんだと感じる。
「くるまのニュース」は悪質な釣り記事ばーっかり。
もう騙されないようにしたい。