現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > バブルではイケイケだった!? 80年代のイカすクルマ5選

ここから本文です

バブルではイケイケだった!? 80年代のイカすクルマ5選

掲載 更新 26
バブルではイケイケだった!? 80年代のイカすクルマ5選

■多くのユーザーが認めるデザインだったクルマ5選

 クルマのデザインは、時代によって変化しています。約30年前の平成が始まったバブル期と現在では、かっこいいとされるデザインが大きく違います。
 
 今回は、そのなかで多くのユーザーから「かっこいい」といわれたクルマを5台紹介します。

昭和のヤンキーに愛されたクルマが満載!『シャコタン☆ブギ』に登場した車5選

●トヨタ「ソアラ」

 トヨタの初代「ソアラ」は1981年に発売。それまでも2ドアクーペは多く存在していましたが、ソアラは誰もが「かっこいい」と思える優れたデザインで高い評価を受けました。

 当時のソアラは若者から憧れの的となったうえに、年配者にも支持された結果、後の「ハイソカーブーム」の先駆者となります。また、一部ユーザーからは「デートカー」としても人気を博します。

 ボディサイズは基本的に5ナンバー枠に収まるサイズでしたが、2ドアながら全長が4655mmもあり、ロングノーズのバランスのよいデザインを実現。

 1986年には2代目ソアラにバトンタッチしますが、デザインは初代ソアラを踏襲し、やや丸みをもたせた形になります。

 この2代目も好景気だった背景もあり大ヒット。記録にも記憶にも残る1台として現在でも語り継がれています。

●日産「シルビア」

 現在では、ドリフトなどの「走り屋御用達」というイメージがある日産「シルビア」。そのなかでも、1988年発売の5代目シルビアは、前述のソアラと同様に若い女性から支持され、ホンダ「プレリュード」とともにデートカーとしても名を残しています。

 当時は「アートフォース」というキャッチコピーで宣伝されていましたが、文字通りシルビアのスタイルは斬新かつスタイリッシュでした。

 内装も先代となる4代目シルビアまでの無骨なイメージから、丸みを帯びたソフトなイメージに一新。

 それでいてパワフルなエンジンと新たに設計されたサスペンションによって、走りの性能も高い評価が得られ、走りを重視する層にも支持されます。

 なお、3ナンバーサイズに大型化した6代目シルビアのデザインは不評となり、7代目シルビアでは5ナンバーサイズに戻されデザインも精悍になるという歴史を辿ったモデルです。

●ユーノス「ロードスター」

 バブル絶頂期とされる1989年に、マツダが展開していたユーノスブランドから発売されたのが「ロードスター」です。

 当時のオープンカーのほとんどは輸入車が多く、国産車では三菱「ジープ」やスズキ「ジムニー」など本格四駆といったモデルのみという状況でした。

 そんななか、満を持して発売されたロードスターはオープン2シーターという非日常的なクルマでありながら、価格も安価で手軽に乗れるスポーツカーとして大ヒットを記録。

 デザインは、クラシカルな英国製スポーツカーを意識しつつも、現代風にアレンジ。屋根を開けても閉じてもスタイリッシュさは変わりませんでした。

 その後、ロードスターの成功を見て、欧州メーカーや国内メーカーも続々とオープン2シーターを発売するなど、国内外に多大な影響を与えたクルマとして、現在でも愛好家が多いことが特徴です。

 そのため、マツダはロードスターのレストアサービスや部品の再販を開始するなど、その人気は衰えることを知りません。

■当時の男子も女子も憧れた!? 今は無きワイルドなデートカーとは

●日産「テラノ」

 かつて日産には「パトロール」という4WD車が1950年代から存在。その流れを汲んだクロスカントリーSUVの「サファリ」が1980年に発売されます。

 サファリは無骨なデザインで、機能的ではあったものの、一般的には受けるデザインとはいえませんでした。そこで、日産は「サファリ」よりも小型でスタイリッシュなSUV「テラノ」を1986年に発売します。

 テラノは「ダットサントラック」のフレームを流用し、ワゴンタイプのボディを載せたモデルとして登場しました。

 発売当初のテラノは2ドアのみだったことから使い勝手は決して良いとはいえませんでしたが、それを払拭してしまうほど優れたデザインが多くのユーザーから評価されました。

 当時は「RVブーム」や「スキーブーム」が始まろうとしていた時代背景もあり、テラノはヒット作となります。

 最近の「SUVブーム」の先駆けとなる存在ともいえるテラノは、もし現代版として登場するのであれば瞬く間に人気モデルになるかもしれません。

●ホンダ「シティ」

 ホンダは、1963年から4輪自動車を生産していましたが、本格的な自動車メーカーとして世界的に認められたのは1972年の初代「シビック」発売からだといわれています。

 そのシビックはモデルチェンジによって大きくなり、ホンダは初代シビッククラスの「リッターカー(1リッターエンジンを搭載したクラスのクルマ)」を企画。

 そして1981年に発売されたのが初代「シティ」です。シティはそれまでのコンパクトカーにはなかった高い車高と、短いフロントノーズ、全体を台形イメージとした珍しいデザインでした。

「エンジンなどが収まる空間は小さく」という設計思想により機能美ともいえるデザインや室内空間は、ユーザーから絶大な支持を受けます。

 また「モトコンポ」という原付バイクが同時に発売され、これをトランクに積めるというのも斬新なアイデアでした。

 シティはシビックとともに大ヒットし、後に「シティ ターボ」「シティ カブリオレ」、さらにハイルーフの「シティ マンハッタンルーフ」とラインナップを拡充していったのです。

こんな記事も読まれています

日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい!  幻の「ちびメリ」とは?
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい! 幻の「ちびメリ」とは?
くるまのニュース
MIGRATRAIL のマルチハンガー「ADD HANGER LARGE/アドハンガーラージ」が発売!
MIGRATRAIL のマルチハンガー「ADD HANGER LARGE/アドハンガーラージ」が発売!
バイクブロス
5兆円超えって凄すぎ!! 営業利益5兆3529億円! トヨタが日本企業1位に輝いた理由はハイブリッドだった!?
5兆円超えって凄すぎ!! 営業利益5兆3529億円! トヨタが日本企業1位に輝いた理由はハイブリッドだった!?
ベストカーWeb
道路に書かれた「謎の▽」 意味はナニ? 大事な意味だけど…意外と忘れがち? 「白い逆三角」の正体とは
道路に書かれた「謎の▽」 意味はナニ? 大事な意味だけど…意外と忘れがち? 「白い逆三角」の正体とは
くるまのニュース
[旧型アルファード]新車時は450万円前後だったよね? 中古でも450万円超えってマジ!? 今後はどうなるのよ!!!!
[旧型アルファード]新車時は450万円前後だったよね? 中古でも450万円超えってマジ!? 今後はどうなるのよ!!!!
ベストカーWeb
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
WEB CARTOP
最強の「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がワールドプレミア! 新型「R」「Rヴァリアント」発売へ
最強の「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がワールドプレミア! 新型「R」「Rヴァリアント」発売へ
LE VOLANT CARSMEET WEB
日本最大級のモーターショー「ジャパンモビリティショー」が2024年も開催決定! 10月15日~18日に幕張メッセで「CEATEC」と併催。
日本最大級のモーターショー「ジャパンモビリティショー」が2024年も開催決定! 10月15日~18日に幕張メッセで「CEATEC」と併催。
くるくら
ヤマハ『MT-03 ABS』『MT-25 ABS』2024年モデルを発表。新色ダークグレーを採用
ヤマハ『MT-03 ABS』『MT-25 ABS』2024年モデルを発表。新色ダークグレーを採用
AUTOSPORT web
【ロイヤルエンフィールド】免許取得&新車購入で最大5万5,000円をサポートする「ライセンスサポートキャンペーン2024」を7/1より開催!
【ロイヤルエンフィールド】免許取得&新車購入で最大5万5,000円をサポートする「ライセンスサポートキャンペーン2024」を7/1より開催!
バイクブロス
大気汚染で年間4000人死亡! そんな渋滞ロンドンに登場した「信号システム」の驚きパフォーマンスとは
大気汚染で年間4000人死亡! そんな渋滞ロンドンに登場した「信号システム」の驚きパフォーマンスとは
Merkmal
約250万円! ホンダ 新型「コンパクト”ミニバン”」発表! 8年ぶり全面刷新の「フリード」どんなクルマ?
約250万円! ホンダ 新型「コンパクト”ミニバン”」発表! 8年ぶり全面刷新の「フリード」どんなクルマ?
くるまのニュース
これでF1のトラックリミット問題は解決する? レッドブルリンクで新たな対策が登場
これでF1のトラックリミット問題は解決する? レッドブルリンクで新たな対策が登場
motorsport.com 日本版
ホンダの本命、「N-VAN」がカワイイEVになって登場! 商用から個人ユースまで使える4タイプをラインナップ。
ホンダの本命、「N-VAN」がカワイイEVになって登場! 商用から個人ユースまで使える4タイプをラインナップ。
くるくら
ホンダ新型「“夜型”SUV」公開! ブラック感高めた「スタイリッシュモデル」! めちゃお買い得な「CR-V」台湾に登場
ホンダ新型「“夜型”SUV」公開! ブラック感高めた「スタイリッシュモデル」! めちゃお買い得な「CR-V」台湾に登場
くるまのニュース
どちら側が一般的? バイクの給油、左右どっちの給油レーンに入るのが良い?
どちら側が一般的? バイクの給油、左右どっちの給油レーンに入るのが良い?
バイクのニュース
BMW1シリーズ新型に頂点、300馬力の「M135」…英イベントに出展へ
BMW1シリーズ新型に頂点、300馬力の「M135」…英イベントに出展へ
レスポンス
走りがマジでスポーティな[プリウス]!! e-POWERは”ひと踏み惚れ”の力あり!? 燃費も走りも超いいクルマ3選
走りがマジでスポーティな[プリウス]!! e-POWERは”ひと踏み惚れ”の力あり!? 燃費も走りも超いいクルマ3選
ベストカーWeb

みんなのコメント

26件
  • テラノより当時はサーフじゃね?
  • さすがに30年も前の車じゃ、造りは貧弱。
    ただデザインの洗練度は学ぶところはあると思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

289.9368.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0586.0万円

中古車を検索
ロードスターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

289.9368.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0586.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村