2025年までに全車種ハイブリッド化
ランボルギーニは今後数年間で段階的にラインナップを電動化し、2023年にハイブリッドのアヴェンタドール後継車、2024年にウルスPHEV、2025年にウラカン・ハイブリッド、2028年頃に新クラスのEVを導入する予定だ。
【画像】ランボルギーニの電動モデル【新型カウンタックとシアンを写真で見る】 全102枚
AUTOCARの取材に対し、ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは、スーパースポーツカーと人気のスーパーSUVの2台を電動化すれば、CO2排出量を現在の半分程度に削減できると推定していると語った。
顧客は電動化モデルに乗り換える準備ができているかと問うと、ヴィンケルマンCEOは「ハイブリッド化の準備はできている」と応えた。
1963年のトリノ・モーターショーでデビューモデル350GTを発表してからちょうど60年、ランボルギーニは量産モデルに電動化を導入することになる。
「2025年までに、当社はハイブリッド車だけをラインナップする予定です。これは、CO2排出量を少なくとも50%削減するためです」
アヴェンタドール後継は全く新しいV12搭載
EVを発売するまでの6年間、ランボルギーニは兄弟ブランドのポルシェやベントレーと同様に、現在のラインナップをハイブリッド化し、電気のみでの走行機能を付与する予定だ。しかし、ヴィンケルマンCEOは、必ずしもこの2社のようにV6エンジンを採用するわけではないと強く語った。
彼はAUTOCARに対し、「当社はV6エンジンを計画していない」とし、ウラカンのV10やアヴェンタドールのV12のような大型エンジンは「伝統の一部」であると述べた。
「例えば、アヴェンタドールの後継車に搭載されるV12は、まったく新しいV12エンジンになります。規則を満たす限り、それを実現することが重要だとわたしは考えています」
V12を最新の排ガス規制に対応させるのは難しいかとの質問に対しては、「はい」とだけ答えたが、「DNAの一部」であるため、投資と努力に見合うものだとしている。
今年末の公開を経て2023年発売予定のアヴェンタドールの後継車は、シアンやカウンタックLPI 800-4が採用している、ガソリンエンジンとスーパーキャパシタを組み合わせたものではなく、プラグイン・ハイブリッドのドライブトレインを採用する予定だ。これにより長時間、高速でのEV走行が可能となるだろう。
後日発表されるウルスとウラカンのハイブリッド車も同様のセットアップを採用する予定だが、V8とV10エンジンを維持するかどうかはまだ確認されていない。
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みんなのコメント
ガソリンエンジンに親しんで来た者から言わせれば、もう車の時代はある意味終わり。単なる道具にしかない。
世界の爆走兄弟化はもうちょい先か。