現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 安く買って手を入れたい!! 今なら100万円台で買えるスポーツカー6選

ここから本文です

安く買って手を入れたい!! 今なら100万円台で買えるスポーツカー6選

掲載 29
安く買って手を入れたい!! 今なら100万円台で買えるスポーツカー6選

 エンジンのハイブリッド化や、安全性能の充実、その他の影響により、クルマの新車価格は、以前よりもずいぶん高くなった。最新型のスポーツカーが欲しいと思ってはいても新車は超高額だし、中古車でも人気のモデルは高価で取引されており、できるだけ安く買って、浮いたお金で自分で手を入れて楽しみたい、と思っているクルマ好きにとっては、実に悩ましい状況だ。

 ただ、なかには、100万円台で購入できる中古車スポーツカーもいくつかある。100万円台で購入できる狙い目スポーツカーをいくつかご紹介しよう。

安く買って手を入れたい!! 今なら100万円台で買えるスポーツカー6選

文:立花義人、エムスリープロダクション
写真:TOYOTA、SUBARU、MAZDA、NISSAN、HONDA

先代スバル「BRZ」/トヨタ「GR86」 総額90万円~

 2021年に2代目へと切り替わった、スバル「BRZ」/トヨタ「GR86」。新車で300万近い価格となる両モデルは、中古車の安い個体でも280万円と、なかなか手が届きにくい状況。ただ、ともに先代モデルであれば、2012~2013年式の初期モデルが総額100万円ほどで販売されている。

 クルマを操る楽しさを体感できる「手の内感」や「直感ハンドリングFR」をコンセプトに開発され、2012年に登場した、先代のスバル「BRZ」/トヨタ「86」。両車に搭載された水平対向「D-4S」エンジンは、最高出力200psを発生、空力性能に優れたフォルムと軽量化にもこだわり、スポーツ性能が高められている。

 BRZ/86には、内外装のドレスアップパーツやチューニングパーツが豊富に用意されており、「自分だけの一台を楽しみながら育てる」ということもできる。ローコストでお手軽にカスタマイズを楽しめるスポーツカーは、この先もう二度と現れないかもしれない。乗るならいまだ。

2012年登場の先代トヨタ 86。現代的なデザインと装備でありながら、気軽に乗れる軽量FRカーとして人気

マツダ ロードスター(ND型) 総額150万円~

 2015年5月にデビューした、現行型のロードスター(ND型)。「走る歓び」を最新の技術で具現化したモデルであるNDロードスターは、1.5L 直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」をフロントミッドシップに搭載し、前後重量配分を50:50とすることで、気持ちの良いハンドリング性能を目指したモデル。6速MTの軽い操作感と、シフト操作中の吸い込み感、節度感も気持ちよく、走りの気分を十分に高めてくれる。

 そんなNDロードスターも、新車価格は268万円~341万円と、(スポーツカーとしては比較的手に入れやすい価格ながらも)簡単には手が出ない。ただ、中古であれば、2015年式の初期型が総額150万円ほどで販売されている。5年落ちの2018年式でも、190万円程だ。

 スポーツカー好きならば、ロードスターは一度味わっておいてほしいモデル。2シーターのオープンモデルという贅沢なパッケージングを経済的な純ガソリン車で味わえ、しかも現行モデルが、中古で100万円台で購入できるのは本当に幸せだと思う。

ロードスターは小型オープンスポーツカーとして世界のあらゆる自動車メーカーに衝撃と影響を与えた名車だ。現行型は2015年の発売だ

先代 スバル WRX S4 総額140万円~

 「スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンス」でありながら、総合安全性能、優れた環境性能、洗練された質感を実現したスポーツセダンである、「WRX S4」。現行モデルの新車価格は、400万~482万円となかなかの高額車で、中古車でもなかなか手が出ないモデルだが、こちらも先代モデルなら、2015年の初期型を、総額140万円ほどで狙うことができる。

 先代とはいっても、2014年~2020年まで販売されていたため、現代的な装備と安全性能、パフォーマンス性能が味わえるし、搭載されるエンジンは2.0L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボで、トランスミッションはスポーツリニアトロニックのみという組み合わせ。ハイパワー・高いトルク性能を最大限に引き出しつつ、ダイレクト感のある走りを楽しむことができる、クルマ好きにはたまらないモデルだ。

先代のスバル WRX 。まだまだモデルとしては新しく、装備も充実しているので走りも快適さでも不満はないだろう

ホンダ「S660」 総額130万円~

 軽自動車規格のミッドシップオープンスポーツカー「ビート」の販売終了から、およそ19年。ビートと同じく、ミッドシップオープンスポーツカーとして、2015年に登場したのが、ホンダ「S660」だ。高剛性と軽量化を両立させた専用開発ボディに、低回転から力強いトルクを発生する専用のターボエンジンを搭載。トランスミッションには軽自動車初の6速MTを採用し、スポーツモード付きの7速パドルシフト付CVTも用意された。

 2022年4月に残念ながら販売終了となってしまったため、現在は中古車でしか入手できない。2022年販売終了時の新車価格は、203万円~232万円だったが、現在中古車市場では、2015年の初期モデルが総額130万円ほどで購入することができる。

 S660が生産終了となった背景には、ホンダの電動化戦略が関係していると見られるため、今後純ガソリン車で同じパッケージングのモデルが復活することは期待できないだろう。そういう意味でも、ぜひ手に入れておきたい一台だ。

軽自動車企画のミッドシップオープンスポーツ。どの速度域でも走る楽しさが味わえるのが魅力だ

日産「フェアレディZ(Z33)」 総額60万円~

 日産「フェアレディZ」といえば、2022年6月に発売された新型が話題沸騰ではあるものの、524万1500円~という価格はやはり簡単には手が出せない。しかし2002年から2008年まで販売されていた5代目のZ33型なら、2002年式だと60万円、2008年式だと100万円ほどから十分狙える。ただし古い個体はダメージも少なくはないので、修理にかかるお金は確保したほうが良いだろう。

 スカイライン譲りのフロントミッドシップパッケージに前後異径の幅広タイヤ、FRレイアウト、2ドアに2名乗車のみという、クーペの王道をいくスタイリングで、エンジンは3.5L V6DOHCエンジンを搭載、最高出力280psに最大トルク37.0kgmというスペックだ。

 デビュー翌年には電動ソフトトップを搭載したロードスターも追加。2005年のマイナーチェンジでは最高出力を294psに、2007年の一部改良では新開発のVQエンジン搭載で313psまで出力が引き上げられ、パフォーマンス性能に磨きをかけている。

フェアレディZ(Z33)。日本が誇るスペシャルティクーペとしていつまでも憧れの存在であってほしい

◆      ◆     ◆

 燃料費の高騰やインフレ、気候変動対策による規制の強化など、スポーツカーの存続にとっては強い逆風が吹く昨今ではあるが、いまならまだ、安くて楽しいモデルを買うことができる。もちろん、そのまま乗っても十分に楽しいだろうが、安く手に入れたぶん、パーツを購入してコツコツチューンを楽しむのもいいだろう。この先、中古のガソリン車が少なくなれば、中古車でもこの価格で手に入れることが難しくなるかもしれない。いまが最後のチャンスだ。

こんな記事も読まれています

【バイクの仕組みQ&A】チューブ入りタイヤとチューブレスタイヤ、いったい何が違うのか?
【バイクの仕組みQ&A】チューブ入りタイヤとチューブレスタイヤ、いったい何が違うのか?
WEBヤングマシン
Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売
Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売
カー・アンド・ドライバー
カローラより小さい!? トヨタの「小型クーペセダン」実車公開! スポーティカスタムがカッコいい「Yaris ATIV」タイでお披露目
カローラより小さい!? トヨタの「小型クーペセダン」実車公開! スポーティカスタムがカッコいい「Yaris ATIV」タイでお披露目
くるまのニュース
ルノー・ジャポン、代表取締役社長兼CEOに大極司氏が就任
ルノー・ジャポン、代表取締役社長兼CEOに大極司氏が就任
カー・アンド・ドライバー
【F1第11戦予選の要点】フェルスタッペンから0.888秒差。復調の兆しが見えないペレスの過酷な役割
【F1第11戦予選の要点】フェルスタッペンから0.888秒差。復調の兆しが見えないペレスの過酷な役割
AUTOSPORT web
こんなクルマよく売ったな!【愛すべき日本の珍車と珍技術】三菱渾身の合理的設計で生まれた5ナンバーミニバン[ディオン]の数奇な運命
こんなクルマよく売ったな!【愛すべき日本の珍車と珍技術】三菱渾身の合理的設計で生まれた5ナンバーミニバン[ディオン]の数奇な運命
ベストカーWeb
ファンティック「キャバレロ ラリー125」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ファンティック「キャバレロ ラリー125」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
新型フリード爆誕!~情報まとめ&新旧比較/ライバル比較~
新型フリード爆誕!~情報まとめ&新旧比較/ライバル比較~
グーネット
[カセットアダプター]最強の発明品説!? 旧車の純正カセットデッキでもスマホ音楽イケる魅惑の機械がスゴかった
[カセットアダプター]最強の発明品説!? 旧車の純正カセットデッキでもスマホ音楽イケる魅惑の機械がスゴかった
ベストカーWeb
ここまで広ければ不自由しない! 装備もバッチリなトヨタ タウンエースがベースのキャンパー
ここまで広ければ不自由しない! 装備もバッチリなトヨタ タウンエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
【ポイントランキング】2024年FIA F2第7戦レース1終了時点
【ポイントランキング】2024年FIA F2第7戦レース1終了時点
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが0.4秒の大差で通算40回目のPP獲得。角田はQ3進出ならず【予選レポート/F1第11戦】
フェルスタッペンが0.4秒の大差で通算40回目のPP獲得。角田はQ3進出ならず【予選レポート/F1第11戦】
AUTOSPORT web
ロッキー/ライズやWR-Vと張り合えるクルマがない! なにやってるの日産! マグナイトがあるじゃないの!
ロッキー/ライズやWR-Vと張り合えるクルマがない! なにやってるの日産! マグナイトがあるじゃないの!
ベストカーWeb
バニャイアの完全なる土曜日。レコード更新のポールからスプリント独走優勝を果たす/第8戦オランダGP
バニャイアの完全なる土曜日。レコード更新のポールからスプリント独走優勝を果たす/第8戦オランダGP
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
motorsport.com 日本版
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
AUTOSPORT web
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
AUTOSPORT web
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
AUTOSPORT web

みんなのコメント

29件
  • NCロードスターも悪くない
  • 総額100万円で買える86って検索したらATしかない。
    しかもどうみても程度が悪い買ったらアカン奴。

    まあ記事タイトルも100万円台ってアバウトだけど。
    100万円と199万円、ほぼ倍違うけど・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村