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スズキ・スペーシアベース vs ホンダN-VAN 趣味に仕事に車中泊にも使える話題の軽商用バン! キャラクターの違いを比較してみよう

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スズキ・スペーシアベース vs ホンダN-VAN 趣味に仕事に車中泊にも使える話題の軽商用バン! キャラクターの違いを比較してみよう

日本でもっとも売れているクルマといえば、ホンダN-BOX。Nシリーズとしてさまざまな新機軸を投入してきたホンダが、仕事にも趣味にも使える商用バンとして2018年に登場させたのがN-VANだ。このカテゴリーに挑むのがスズキ・スペーシアベース。もちろん、後から市場に参入するわけだから、N-VANを研究し尽くしているのだろう。

上がスペーシアベース、下がN-VAN。最小回転半径はスペーシアベースが4.4m、N-VANが4.6mだ。アウトライン

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スペーシアベース

スペーシアベースは、もちろんスペーシアのボディをベースにした商用バンだ。コンセプトは、「新たに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」。隙間のないフルフラットなフロアと低い荷室開口地上高により使いやすく荷物の出し入れがしやすい荷室空間を実現している。

グレード構成はシンプルでベーシックなGFグレードと上級グレードのXFの2グレード構成。それぞれFF/4WDを設定する。トランスミッションは全車CVTだ。価格は

スペーシア ベース
GF(FF):139万4800円
GF(4WD):151万8000円
XF(FF):154万7700円
XF(4WD):166万7600円


ホンダN-VAN

「商用軽バンでFFは不利」という常識を覆すべく登場したN-VAN。運転席以外はフルフラットになる低い荷室や助手席側ピラー内蔵ドアによる広大な開口部、N-BOX譲りの走りをセリングポイントにした、仕事にも趣味にも使える軽バンだ。

商用軽バンでFFが不利、と言われる理由は荷室の広さと荷物を満載したときのトラクション性能で、軽バンの主力であるキャブオーバー型(スズキ・エブリイやダイハツ・ハイゼットカーゴなど)や床下エンジン(先代ホンダ・アクティ)と比較するとエンジンルームのぶんだけ室内長が削られるFFは荷室の長さで不利となるが、その定説に挑み、最大積載量350kgと見事にライバル同等を実現した。それでいて前輪駆動で走りにも不満がないのがN-VANなのだ。

また、ターボエンジン(64ps/104Nm)を設定するのもN-VANの魅力だ。

ホンダN-VAN
G(FF)CVT/6MT:127万6000円
G(4WD)CVT/6MT:138万7100円
L(FF)CVT/6MT:140万5800円
L(4WD)CVT/6MT:151万6900円
+STYBLE FUN(FF)CVT/6MT:162万9100円
+STYBLE FUN(4WD)CVT/6MT:176万2200円
+STYBLE FUNターボFF(CVT)173万9100円
+STYBLE FUNターボFF(4WD)187万2200円


プロポーションはだいぶ違う

上がスペーシアベース、下がN-VANボディサイズは
スズキ・スペーシアベース
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1785mm
ホイールベース:2460mm

対するホンダN-VANは
N-VAN L(FF)
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1945mm
ホイールベース:2510mm
だ。ちなみに

スズキ・スペーシア
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1785mm
ホイールベース:2460mm

N-BOX L(FF)
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1815mm
ホイールベース:2520mm
だ。比べてみてわかるとおり、N-VANの方が全高がだいぶ高いし、サイドから見たシルエットもボクシーだ。

インテリアは? 荷室は?

上がスペーシアベース、下がN-VAN荷室寸法のカタログデータは
スペーシアベース
荷室寸法:長さ1205mm【4名乗車時 735mm】×幅1245mm【4名乗車時1265mm】×高さ1220mm

N-VAN L(FF)
荷室寸法:長さ1510mm(2名乗車時助手席側)【785mm】×幅1235mm【1390mm】×高さ1365mm
となっている。

スペーシアベース

(1)荷室開口高:1115mm(2)荷室幅(4名乗車時):1265mm(3)荷室開口幅:1005mm(4)荷室床面地上高:540mm(5)荷室長(4名乗車時):735mm(6)荷室床面長(2名乗車時):1375mm(7)助手席前倒し時床面長:2030mm(8)室内高:1405mm(9)スライドドア開口高:1250mm(10)スライドドア開口幅:600mm(11)リヤステップ地上高:345mm

ホンダN-VAN

スペーシアベース マルチボードによるアレンジが魅力

後席を格納して標準装備のフルフラットカバーを装着すると隙間のないフラットな床面の荷室空間が出現する。全車に標準装備する「真土ボード」がスペーシアベースのウリのひとつ。サイズは縦685mm×横1130mm。
マルチボード上段モード
マルチボード中段モード
マルチボード下段モード
マルチボード前後分割モード
がアレンジ可能だ。

(写真左)マルチボード前後分割モード/(中)マルチボード下段モード/(右)マルチボード中段モードN-VAN

助手席にダイブダウン機構を採用し、ダッシュボードの下まで床面が広がるフラット空間を創出。水平床面の最大スペース長は2635mm で、軽No.1。後席を使用する場合の荷室は奥行きが720mm、最小幅が900mmになる。助手席まで倒せば2.5mを超える荷室長は見事で、床が低くてフラットなことにも驚く(従来の軽バンの床は高め)。床のフックは8ヵ所。車両後部だけに設けるのが一般的だが、助手席付近にもあるのはさすが。スペーシアベースの最大積載量は200kg【4名乗車時は100kg】
N-VANの最大積載量は350kg【4名乗車時は200kg】だから、ここはN-VANがこだわった部分と言える。

アウトドア系 軽商用バン「スペーシアBASE」が新発売! 荷室を自在にアレンジできる。スズキから「スペーシアベース」なる新モデルが発売された。一見すると、スズキの軽自動車でもっとも売れているスーパーハイトワゴン「スペーシア」に追加された新グレー…motor-fan.jp前後シートは?

スペーシアベース

N-VAN

パワートレーンは?

スペーシアベースはR06型自然吸気エンジン

スペーシアベースのパワートレインは、実績ある660cc直列3気筒エンジンのR06A型とCVTを組み合わせたもので、MT仕様は用意されない。
駆動方式はFFと4WDを設定、WLTCモードの燃費性能はFFが21.2km/L、4WDは19.9km/L。乗用モデルのスペーシアは基本的にマイルドハイブリッド仕様だが、スペーシアベースはアイドリングストップ機構は持つものの、マイルドハイブリッドではない。それでも優れた燃費性能を発揮するのは、車両重量が軽いからだろう。スペーシアベースの車両重量は860kg(GF FF)だ。

スペーシアベースのエンジンはR06型直3DOHC。ターボの設定はない。スペーシアベース直列3気筒DOHC型式:R06A型ボア×ストローク:64.0mm×68.2mm排気量:658cc圧縮比:11.5最高出力:52ps(38kW)/6500rpm最大トルク:60Nm/4000rpm燃料タンク容量:27ℓ使用燃料:27ℓ

N-VAN S07B型でターボも設定

N-VANのエンジンは、超ロングストロークの高効率エンジンS07B型660cc直列3気筒エンジンだ。ボア×ストロークは60.0mm×77.6mm。N-VANの特色は、ターボエンジンの設定があること。スペーシベースと比べると車両重量があるN-VAN(もっとも軽いGグレードFFで930kg)だからハイパワーのターボエンジンがあるのはありがたい。また、自然吸気エンジンモデルは6速MTも選べるのがうれしい。

S07B型自然吸気エンジンN-VAN直列3気筒DOHC型式:S07B型ボア×ストローク:60.0mm×77.6mm排気量:658cc圧縮比:12.0最高出力:53ps(39kW)/6800rpm最大トルク:64Nm/4800rpm燃料タンク容量:27ℓ

+STYBLE FUNターボが搭載するS07Bターボ。
N-VAN直列3気筒DOHCターボ型式:S07B型ボア×ストローク:60.0mm×77.6mm排気量:658cc圧縮比:9.8最高出力:64ps(47kW)/6000rpm最大トルク:104Nm/2600rpm燃料タンク容量:27ℓ

燃費は?

スペーシアベース(FF CVT)の燃費は
WTLCモード燃費:21.2km/ℓ
市街地モード 19.4km/ℓ
郊外モード 22.1km/ℓ
高速道路モード:21.5km/ℓ


N-VAN L(FF CVT)
WTLCモード燃費:19.2km/ℓ
市街地モード 17.9km/ℓ
郊外モード 20.5km/ℓ
高速道路モード:19.0km/ℓ


燃費は、車両重量の軽いスペーシアベースの方がいい。ただし、N-VANには最大トルク104Nmを誇るターボエンジンの設定もある。こちらは、

+STYLE FUN ターボ(FF CVT)で
WTLCモード燃費:18.8km/ℓ
市街地モード 16.5km/ℓ
郊外モード 20.3km/ℓ
高速道路モード:19.0km/ℓ

となっている。

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みんなのコメント

45件
  • 最高に読みにくい記事でした。

    キャラクターの違いを比較する事だけに徹して、カタログの数値をコピペしてくれた方が見る方は助かります。

    もし、自分なりにまとめたいのなら・・

    現代は、調べようと思えば誰でも簡単に検索すれば情報は得られる時代なので、普通に検索していても出てこないメーカーも公表していない様な、データなり何なりを仕入れてから頑張って記事にして欲しかったです。
  • 細かい事を言えばターボでMTモデルが欲しい所。比べても仕方がないでしょう!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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