■フルモデルチェンジ級の一部改良で名実ともに「ちいさな高級車」へ変身
トヨタのコンパクトハイブリッドカー「アクア」は、2021年登場の2代目で大きく質感を高め、もはや「ちいさな高級車」といえる上質な仕上がりを特徴とします。
【画像】超カッコいい! これがトヨタの“ちいさな高級車”新型「アクア」です! 画像で見る(30枚以上)
そんなアクアが、2025年9月1日に一部改良を実施しました。通算3度目の一部改良ですが、アクア史上最も大きな変化となっています。
改良のポイントはいくつかありますが、まずは大きく変わったのがフロントフェイス。全グレードで「プリウス」のようなハンマーヘッドをモチーフにしたフロントデザインへ変更されました。
なかでも最上級の「Z」グレードではセンターランプが採用され、左右のヘッドランプと接続されて、美しい光の造形が楽しめます。
ランプ類では、フォグランプが廃止されたことが大きな変化です。
Zグレードのみフロントフォグランプからアクセサリーランプへ変更され、その他のグレードでは、ランプ自体が無くなっています。グリル形状も変わり、アクアの顔は大きく変化しました。
リアデザインでは、ブラックのバックドアガーニッシュが採用され、少し大人な雰囲気へ変更。こうした外観の変更に伴い、ボディ全長が4050mmから4080mmへと30mm延伸されているところにも注目です。
全長は若干長くなりましたが、アクアならではのコンパクトなボディによる取り回しの良さには、さらに磨きがかかっています。
ドアミラー部品を変更したことで、ドアミラー全開時の車幅が30mm縮小し、狭い道でもより運転しやすくなりました。
ちいさな高級車を名乗るには、内装の充実度も重要です。
新型アクアでは、マルチインフォメーションディスプレイのサイズが4.2インチから7インチへと拡大し、最新マルチメディアを採用したことで、インパネクラスター下部にHDMI端子が追加されました。
また待望の電動パーキングブレーキを採用し、ブレーキホールドも装備。ブレーキホールド機能は、エンジンを切っても設定が維持される新たな方式へと変わっています。
ただ、ちょっと残念な部分もひとつだけありました。
エアコン吹き出し口のサイドレジスターが、上級グレードでもエントリーグレード「X」と同じブラックのマット塗装に変わったのです。
インパネとの馴染みは良いのですが、少し高級感からは離れてしまったかもしれません。
ただ、純正アクセサリーの「インテリアパネルセット」も一新され、従来のテラっとした木目調パネルが、リアルウッドのような凹凸を伴うナチュラルなテイストの北欧ウッド調に変わりました。
オシャレ度と高級感が大幅アップする装着必須のアイテムといえそうです。
■価格は30万円前後上昇したが機能性は大幅にアップ
基本性能は大きく向上し、特に「センチュリー」や「アルファード/ヴェルファイア」のPHEV(プラグインハイブリッド車)に搭載されている「スムーズストップ」が、トヨタコンパクト車種で初めて装備されているのが驚きです。
これは停止直後の車両の揺れ動きを抑え、乗員の姿勢変化を低減するように補助する機能。ブレーキ時の「カックン」を、クルマ側が抑制してくれるものです。
そして運転支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」は新型の“TSS3”を搭載。プリクラッシュセーフティシステムの対象物にバイクを追加し、出会い頭による衝突回避機能も追加しています。
さらに電動パーキングブレーキの搭載で、レーダークルーズコントロールは全車速追従機能付きへと変わりました。
そして仕様集約で、一部機能が全グレード標準装備となっています。中でも前後方のドライブレコーダーとETC2.0ユニットの標準装備は非常に魅力的です。
ボディカラーは全18色から12色へ変更。新色に「シルバーメタリック(1L0)」「マッドバス(4Z2)」「グレイッシュブルー(8W2)」と、「クリアベージュメタリック」「マッドバス」「グレイッシュブルー」と「ブラックマイカ」のツートーンを設定しました。
代わりに廃止されたのが「シルバーメタリック(1F7)」「ダークグレー(1L7)」「ダークブルーマイカメタリック(8W7)」と、「クリアベージュメタリック」「アーバンカーキ」「プラチナホワイトパールマイカ」「エモーショナルレッド」と「ダークグレー」のツートーンです。
さらにKINTO専用の「U」グレードを新規設定。後付けで機能を追加できる「アップグレードレディ設計」を織り込み、一部メーカーオプションの後付けを実現しながら価格を抑えた仕様で、選びやすさをアップしています。
※ ※ ※
アクアの車両本体価格(消費税込み)は、改良前はXが214万6000円(E-Four 234万4000円)、「G」が229万4000円(E-Four 249万2000円)、Zが256万5000円(E-Four 276万3000円)でした。
改良後は、Xが248万6000円(E-Four 268万4000円)、Gが265万4300円(E-Four 285万2300円)、Zが282万4800円(E-Four 302万8000円)となりました。
グレードによって値上げ幅は異なりますが、概ね25万円~36万円程度の車両本体価格アップとなっています。(赤羽馬)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ロシア軍の戦闘機に「ドローン直撃」 一直線に突入する瞬間を捉えた映像をウクライナが公開
スズキの「免許不要の“ちいさい軽トラ”!?」に熱視線! おひとりさま向け超小型ボディ×安定感バツグンの4輪走行可能! 使い勝手サイコーな荷台がスゴい「スズカーゴ」とは!
恐怖!? NEXCOのパトカー「危険“幅寄せ”」の瞬間を公開! 突如「横から急接近」しあわや衝突 「免許返納しろ」「悪質すぎる」の声も? 高速で遭遇する「緊急車両」正しい譲り方は?
新車99万円から! トヨタ最新「軽セダン」に反響殺到! 「豪華な雰囲気」「昭和を思い出す」の声も! 往年の高級車ライクな“キラキラ外装”もイイ! 高級感漂う「ピクシス エポック」の組み合わせに注目!
新車236万円! 日産「“新”実用コンパクトバン」発表に反響殺到! 「終売じゃないんだ」「おしゃれ!」 「セレナより小さいサイズ」で「7人乗り仕様」も設定! 「快適シート」新装備の「NV200バネット」発売
「白紙に戻すべきではない」北陸新幹線延伸、維新8ルート提示で再燃! 米原・湖西・舞鶴案、一本化は見通せるのか
リッター20キロ走る! ホンダの最高級ミニバン「“新”オデッセイ」登場! 全長4.8m“堂々”ボディに快適度アップの「大型シェード」新採用! 最新「3列・7人乗り」の“豪華仕様”が販売店でも話題に
なぜ日本のEVバスは「中国BYD」だらけ? 国内企業が勝てない“価格と実績”の壁
中国軍機が自衛隊機にレーダー照射!“2回”であることが持つ意味とは 今後は「頻繁に照射」される可能性も?
トヨタEV「bZ4X」10月だけで1100台販売! なぜ日系メーカーは「EV移行」で遅れを取るのか?――欧州市場で迫る淘汰リスクを考える
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
148万くらいで記憶が止まってるんだが