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3代目BMW 1シリーズ、FF化 グリルは現行3シリーズ似に

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3代目BMW 1シリーズ、FF化 グリルは現行3シリーズ似に

もくじ

ー キドニー・グリルは3シリーズ似に
ー 前輪駆動化で大幅なコスト削減

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キドニー・グリルは3シリーズ似に

BMWはハッチバックの1シリーズを、今年後半に発表予定の3世代目で根本から設計変更する。そのプロトタイプが軽度なカモフラージュを施してテストしている様子を捉えた写真が届いた。

新たに撮影された写真では、フロントエンドのデザインがほぼ明らかになっている。特にもっとも目立つトレードマークのキドニー・グリルが、現行型3シリーズ・セダンに似た形状を採用していることが分かる。

今年9月のフランクフルト・モーターショーで一般公開が予想される新型1シリーズは、それから間もなく発売される見込みだ。広範囲にわたる改変が施される3代目1シリーズは、BMWの新しいFAARプラットフォームを採用。伝統的な後輪駆動を捨て、車内空間を広くできる前輪駆動に生まれ変わる。

この高張力鋼板を使った応用可能な車体構造は、既に最新型X1と、その機械部分を共有する第2世代のミニ・カントリーマン(日本名:クロスオーバー)で使われている。

BMWのエントリー・レベルである1シリーズが前輪駆動となるのは、15年前の2004年に後輪駆動の初代が登場して以来、初めとのことだ。

BMW社内の調査によると、既存の1シリーズ・ユーザーは、卓越したドライビング・ダイナミクスよりも、車内の実用性や広さを求めていることがわかったという。この結果を受け、BMWでは主なプレミアム・ブランドのライバルであるアウディA3やメルセデスAクラスに追随することを決定した。

前輪駆動化で大幅なコスト削減

しかし、この方向転換には、車内空間を拡大するためだけでなく、他の理由もある。

自動車業界アナリストによると、エンジンを横置きした新しいレイアウトは、現行の縦置きエンジン/後輪駆動プラットフォームに比べ、1台あたり660ユーロ(約8万3000円)ほどコストを抑えることでできるという。リア・アクスルの組み立てを簡略化でき、プロペラシャフトも不要になるからだ。

同時に、ミニを含む多くのモデルでコンポーネントを共有することが可能になり、規模の経済性を引き上げることにもなる。

1シリーズは2017年に全世界で20万1968台が販売された。つまり、年間1億3000万ユーロ(約164億円)もコストを削減できる可能性があるということだ。BMWのある重役がAUTOCARに語ったところによると、これによって浮いた資金は将来の電気自動車や自動運転に向けた開発に投じられるという。

前輪駆動への変更は重大事だが、実はBMWが1シリーズにこのセットアップを採用するのは初めてではない。同社は既に2016年より中国市場専用車として、前輪駆動の1シリーズ・セダンを販売している。

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