アプリリアのマッシモ・リボラCEOは、MotoGPにより大きなスポンサーを惹きつけるためにも、もっと「野心的」にならなけれはいけないと語っている。
リボラCEOは2019年にアプリリアへと加わったが、それ以前はフェラーリF1でキャリアを積んできた人物だ。彼は現在F1のCEOであるステファノ・ドメニカリとも繋がりがあり、2009年にトロロッソ(現RB)からフェラーリへ加入した時も、ドメニカリによる後押しがあった。
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そして現在、MotoGPはF1のオーナーであるリバティ・メディアによって、買収される計画が進んでいる。EUの規制当局による調査には直面しているが、独禁法への違反がないことを確かめ、買収を成功させたいとリバティは考えている。
F1とMotoGPの距離が近づきつつある中、リボラCEOはリバティ・メディアがMotoGPの商業部門を強化し、シリーズに新たなスポンサーを惹きつける上で役立つと考えているようだ。
彼の発言はスペインの石油大手レプソルが、ホンダとの30年にわたる関係を終了してMotoGPから離れたことを受けてのことだった。
「リバティがF1で成し遂げてきたことを見るに、MotoGPはマーケティングを重視するひとが必要だ」
リボラCEOはmotorsport.comにそう語った。
「その領域で、我々はさらなるレベルに向かわなければならない。もっと多くの人にリーチして、より多くの、より大きなスポンサーを惹きつけることを可能にしなくてはいけないんだ。リバティには、そのステップを踏むための、適切な繋がりがあると私は確信している」
リボラCEOは、ドルナがMotoGPのプロモーションにおいて非常に優れた仕事をしてきたと認めつつ、リバティがさらなるレベルに引き上げるのに適した組織だと考えている。
また彼は最高峰のMotoGPクラスがよりスポンサーにとって魅力的なものとするためには、Moto2そしてMoto3の中小排気量クラスと一線を画す必要があると語った。
「MotoGPの将来は明るい」とリボラCEOは言う。
「F1のレベルになるにはまだ少し苦労すると思っているが、我々は(F1を)コピー&ペーストする必要があるわけではない」
「MotoGPはMoto2やMoto3よりも、憧れの強いものになるべきなんだ。F1と同じ形ではないかもしれないが、それがより大きなスポンサーを惹きつけることになるだろう」
「スポンサーの中には、多額の資金を投じて、一定のレベルでの運営を受けていることから、差別化を図りたいと考えているところもあるんだ」
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