■多種多様な仕様が選べる新型セレナ
2022年11月に登場した日産新型「セレナ」。人気ミニバンの新型モデルということもあり、購入を検討する人も多いでしょう。
そうなると悩ましいのがグレード選択。新型セレナのウェブサイトを見てみると福祉車両も含めた場合30以上のグレードが用意されていて、どれを選ぶべきか迷ってしまいます。
【画像】シフトレバーが無い!? 新型セレナに初採用された斬新スイッチ式シフトを写真で見る(40枚)
最初に大きな選択を迫られるのがパワートレインです。セレナにはガソリンとハイブリッド(e-POWER)の2つのパワーユニットが用意されます。また、駆動方式は2WDと4WDが用意されていますが、4WDを選択した場合のパワーユニットはガソリンのみとなります。
ちなみにグレード間で若干の差がありますが、2WDのガソリンとe-POWERの価格差は約40万円から45万円といった具合。そして、ガソリン車の場合、2WDと4WDの価格差は26万6200円となっています。
4WDが欲しいのであれば必然的に選択肢が絞られますが、2WDのガソリンとe-POWERを比べた場合、e-POWERのほうがオススメといえるでしょう。
確かに40万円ほど高く、ガソリンをリッター160円と計算した場合、燃料代だけで元を取るとなると約10万km走らなければいけませんが、e-POWERはリセールバリューが有利。手離すときのことを考えると、e-POWERのほうがお買い得です。
また、e-POWERには100VのAC電源が装備されるのも大きな違いとなります。
パワートレインの選択の後はグレード選択ですが、じつは、この選択肢が一番豊富で難しいところ。
新型セレナのグレードは大きく分けて「X」「XV」「ハイウェイスターV」「AUTECH」の4種類に、e-POWERにのみ最上級グレード「LUXION(ルキシオン)」が用意されます。
Xは廉価版のエントリーグレードで、装備が簡素で選択可能なオプションも少ないです。XVは内外装の加飾はXとほぼ同じで質素な印象ですが、各種装備やオプションは、より上級のハイウェイスターVと同等になります。
ハイウェイスターVはXVの装備に加え、豪華な内外装が与えられ全体的に質感が高い印象。なお、XVとハイウェイスターVには防水性のある「ネオソフィール」を採用した防水シートが用意されていて、標準の撥水シートに比べて18万400円高となります。
AUTECHはほかの日産車と同じように“プレミアムスポーティ”をコンセプトとした各種内外装パーツが備わっていて、基本的な装備面はハイウェイスターVと同等です。一段価格が上がるルキシオンは内外装、機能ともに各種専用装備が用意されます。
■最上級のe-POWER ルキシオンは全部盛り仕様!
エントリーグレードXは装備が簡素で選べるオプションも少ないため、個人所有のオーナーカーとして考えた場合、実質的なグレード選択はXVからになるでしょう。
選択で悩むとなるとXV(308万8800円から354万3100円)とハイウェイスターV(326万9200円から373万100円)の2車です。両車の価格差は、パワートレインによって若干異なりますが、約18万円の違いは見た目の部分だけといえます。
XVはいわゆる標準仕様、ハイウェイスターVはエアロ仕様です。フロントグリルや下回りのデザインが異なるほか、ハイウェイスターVは専用16インチアルミホイールが装着されます(XVはホイールカバーが標準、アルミホイールがオプション)。
ハイウェイスターVの内装は、ブラウン木目柄フィニッシャ―(XVは単色ブラック)、専用シート地ジャガード織物/トリコット&合皮コンビ(XVは織物/トリコット)となり、専用装備が不要なのであればコストパフォーマンス的にはXVがオススメでしょう。
そして気になるのが、ハイウェイスターVよりも100万円以上高いe-POWER ルキシオン(479万8200円)を選ぶメリットはどこにあるのかという点です。
このe-POWER ルキシオンが唯一の7人乗りとなっていて、専用の内外装が与えられていており、プレミアムな仕様が特徴です。
また、各種機能や装備が標準装着されており、ほかのグレードならば55万円相当の「プロパイロットパーキング」までついたセットオプションの機能が標準になるほか、同一車線内でのハンズオフが可能となる「プロパイロット2.0」までもが標準となっています。
もちろん、快適性の部分でも専用の装備が施されていて、プレミアム生地を使用した専用シートの採用、アームレスト付き2列目キャプテンシート、遮音ガラス、フロントセンターコンソールなどが挙げられます。
標準装備の差を考慮すると、e-POWER ルキシオンとハイウェイスターVの価格差はざっと40万円から50万円程度ととなり、そこにはプロパイロット2.0や豪華な内外装、快適な室内装備などが含まれていると考えられます。
セレナのグレード選択は、コスパ重視ならXV、見た目重視ならハイウェイスターV、先進で豪華な装備を求めるならe-POWER ルキシオンが適しているということになりそうです。
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みんなのコメント
昔のGT-R(R32)のお値段だな。
昔はGT-R乗りは、お金持ちだと思っていたものだが。