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ハース代表、F1の年間レース開催数の上限は23戦と主張も「収入が増えないならレース数増は魅力的ではない」

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ハース代表、F1の年間レース開催数の上限は23戦と主張も「収入が増えないならレース数増は魅力的ではない」

 ハースF1チームのギュンター・シュタイナーは、F1の年間レース開催数の上限は23戦程度だと主張する。

 F1の年間開催レース数は、さらに増加する可能性が指摘されている。2020年からはベトナムでの開催が決定。他にもマイアミやオランダなど、いくつかの新規開催が噂される地がある。

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 F1のオーナー企業であるリバティ・メディアは、年間のレース開催数を25程度まで増やすことを目指したいと公言している。その一方で、ルノーのチーム代表であるシリル・アビテブールや、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフらは、逆に15程度に抑えるべきだと主張する。

 年間のレース開催数について尋ねられた、ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、次のように語った。

「まず最初に、私はマーケティングの専門家ではない。だから何が良くて、何が悪いのかを語るのは、とても難しい」

 そう前置きしたシュタイナーだが、上限は23戦程度だろうと語る。

「それについては多くの意見がある。実例が必要だが、今の我々はそれを持ち合わせていない。しかし、23戦以上は難しいだろう」

「ただ、私がいつも言っていることだが、週末を短くすることも考えなければいけない。木曜日はサーキット入りするのではなく、みんなと1日ゆっくり過ごすんだ。我々は全員、共に過ごすのが好きだ。ただ、最終的にはそれは生産的ではない」

「金曜日にサーキット入りすれば、その日は午後に長い走行セッションが1回できるだけだ。プロモーターが、金曜日にもマシンを走らせたいと思っていることは理解している。しかし金曜日の午後になら、走ることができる。こういう形にすれば、より多くのレースができるだろう」

 シュタイナーは一方で、レース数が増えるのであれば、チームの収入も増えなければならないと主張する。

「もし21戦以上のレースに行かなければならず、しかも収入を得られないのであれば、どうしてそうしなければいけないのだろうか? それはビジネスとしてはそぐわない」

 レース数が増えれば、当然3週連続開催などの過酷なスケジュールを組む必要が生じてくるはずだ。これについてシュタイナーは、次のように語った。

「大きな違いだとは思わないが、それは全てのチームがギリギリの状態となるということを意味する。だから、来年3連戦は行われない。彼ら(FIAやFOM)はそれが現実的ではないということに気付いた。悪いことは起きなかったが、避けることができるのならば避けるべきだろう」

「しかし、金曜日の朝にサーキット入りして、収入が増えるのであれば、年間23レース行うことも可能だろう。それについては話をしようじゃないか。でも、少ない収入で多くのレースをやることについては、あまり魅力的ではない」

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