ポルシェには、ツッフェンハウゼンの本社に「エクスクルーシブ マニファクチャー」と呼ばれる社内ワークショップが存在する。ここでは古くからポルシェの特注車両の制作を受け持っていて、1986年に現在の名称となってからも、顧客からの注文に応じた特別仕様車を手造りで制作している。
1980年台に入ってからのエクスクルーシブ マニファクチャーは、時折、特別仕様車を小ロットで生産することも行なうようになった。最近では2014~2015年にパナメーラの内外装を特別仕様にしたパナメーラ エクスクルーシブシリーズを100台限定で生産したのが記憶に新しいところ。少量生産ならではの手の込んだ仕上げで、ポルシェの中でもさらに特別なポルシェとして人気を博した。
そして今回、エクスクルーシブ マニファクチャーが世に送り出すことになったのが、911ターボSをベースにした特別仕様限定車「911ターボSエクスクルーシブシリーズ」だ。生産台数は全世界500台限定となる。
911ターボSエクスクルーシブシリーズで最初に目を奪われるのは、やはり一目で特別であることが分かるエクステリアだ。今回発表された車両はゴールデンイエロー メタリックという色に手作業で塗装されていて、これが存在感を強烈に主張している。他にも厳選された広範なボディカラーが用意されるそうだが、イメージカラーはこの色となるのだろう。
また各所にカーボン製のパーツをふんだんに使った、軽量仕様とされているのも大きな特徴だ。フロントリッドとルーフもカーボン構造。特徴的な前後に走る太い2本のストライプは、クリア仕上げでカーボンの編み目模様を見せている。
他にもドアミラー上部やリアスポイラー、リアエプロン、エンジンコンパートメントリッドのセンターエアインテークなども、カーボンのスペシャルパーツが装着される。ブラックのハイグロス仕上げによるエアアウトレットと、立体的なデザインのティンテッド テールライトも、このモデル固有の装備となっている。
足元には、センターロック式の新しい20インチ 911ターボS エクスクルーシブデザイン ホイールを履くが、これの仕上げがまた実に手が込んでいる。まずゴールデンイエロー メタリックで下塗りし、さらにハイグロスブラックの上塗りを実施。そしてその後で、レーザーでゴールデンイエロー メタリックのラインを引くという、手間のかけようだ。
インテリアにも、エクスクルーシブシリーズならではの趣向が凝らされている。ドアを開くと目に入るドアエントリーガードは、これもカーボン製で、“Exclusive Series”の白いロゴが光る。またダッシュボード、ドア、センターコンソールのデコレーティブトリムもカーボン。こちらにはカーボンのクロスにゴールドカラーのファイバーが織り込まれ、独特な美しさを放っている。
18-way調節式スポーツシートは2層のパンチングレザーで覆われていて、内側レイヤーはエクステリアカラーを反映させた2本のストライプが入る。同色のステッチや、ヘッドレストの“Turbo S”刺繍ロゴ、アルカンターラ製ルーフライニングのダブルストライプが入るのも、このモデルならではの仕様となっている。
911ターボSエクスクルーシブシリーズは、搭載するエンジンも特別だ。3.8L水平対向6気筒ツインターボエンジンは、ブースト圧を高めるなどの変更を加えることで、標準のターボSの最高出力を19KW(27PS)上回る446kW(607PS)までパワーアップ。最大トルクは標準ターボSのオーバーブースト時と同じ750Nmを発生する。
スポーツクロノパッケージ装着の加速性能は、0-100km/hが2.9秒、0-200km/hが9.6秒。最高速は330km/hに達する。
ちなみにこの911ターボSエクスクルーシブシリーズの価格は、現在のところ未定。しかし911の中でも特別な一台が欲しい人にとっては、販売開始が待ち遠しく目の離せないモデルといっていいだろう。
本件に関する問い合わせは、ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911 またはポルシェ ホームページまで。
この記事を画像付きで読む(外部サイト)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?