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価格やスペックが桁外れ! ドバイモーターショーには日本未導入の超高級スーパーカーがズラリ

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価格やスペックが桁外れ! ドバイモーターショーには日本未導入の超高級スーパーカーがズラリ

日本では馴染みの少ない超プレミアムブランド

 2019年11月12日~16日の5日間、「ドバイ国際モーターショー(Dubai International Motor Show)」が開催された。クルマ関係の見本市は世界各地で行われているが、ドバイでも1年おきに開催されており、その規模は中東・北アフリカでは最大だという。

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 ドバイといえば潤沢なオイルマネーが飛び交う金ピカ都市といったイメージ。そこで行われるモーターショーは、やっぱりケタ外れにバブリーなのだろうか。今回は、現地で撮影した画像データが届いたので、どのようなクルマが展示されていたのか、その模様をお伝えしよう。

ブガッティ・ディーヴォ

 巨大なエアインテークを備えた獰猛なルックス。ブガッティ・シロンをベースとして、さらなる空力性能と軽量化を追求した究極のコーナリングマシンがこの「ブガッティ・ディーヴォ」だ。2018年8月、米カリフォルニア州モントレーで開催されたモントレーカーウィークでワールドプレミアとなり、世界限定40台、価格は500万ユーロ以上(6億円~)と発表されたまさに異次元のハイパーカー。ブガッティの中でも最上位モデルとなる。

 エンジンはシロンと同じ最高出力1500馬力を発揮する8リッターW型16気筒ターボ。最高速は380km/hとシロンよりも低く抑えられているが、車重を35kg軽量化し、ダウンフォースは最大90kg増加している。コーナリング性能を最大限に高めるテクノロジーが搭載されているようなので、そのハンドリングを確かめたかったのだが、残念ながら発表と同時に即完売。ウワサによると日本にも2台納車されているらしい。

シボレー・コルベット・スティングレイ

 コルベット初のミッドシップレイアウトが採用された8代目(C8型)のコルベット・スティングレイ。自然吸気の6.2リッターV8エンジンからは最高出力495馬力、最大トルク65kgmを発揮し、8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わせられる。エントリークラスのコルベットとしては最もパワフルなモデルだろう。

 展示されていたのは10月に発表されたばかりのコンバーチブルモデルで、これまたコルベット初となる電動ハードトップを搭載。わずか16秒で開閉可能、さらに時速48km以下なら走行したまま作動できるのが注目ポイントになっている。

 気になるプライスもクーペボディの価格にプラス80万円ほどで購入可能。最安だと720~730万円で手に入るというから、この内容にしては相当お買い得だろう。右ハンドル仕様も用意されるという話もあるので、日本でも人気を呼びそうな予感だ。

アジラニ・モータース・ドラクマ

 開催国のUAEを拠点とするAJLANI MOTORS(アジラニ・モータース)が同社初のハイパーカー「Drakuma(ドラクマ)」を世界初公開。ドラクマとは英語でドラゴンを意味し、その名の通りドラゴンをモチーフにしたルックスが特徴だ。

 ランボルギーニやパガーニなどにインスパイアされたデザインらしく、随所にそれっぽさも感じられるが、今にも変形して空を飛びそうな戦隊系アニメな雰囲気もある。室内は残念ながら未公開。エンジンはV8で最高出力は1200馬力のようだ。

ゼドロ・ノートリアス

 Zedro(ゼドロ)はUAEに拠点を置くレバノンの自動車メーカー。この「Zedro Notorious(ゼドロ・ノートリアス)」は、日産のインフィニティG37(日本ではV36型スカイライン)をベースにして、独自の味付けでスーパーカーに仕立てた1台である。

 アグレッシブなフロントバンパーにくわえ、大胆極まりないリアディフューザー。近未来的なテールランプなど、見どころ盛り沢山の内容でスカイラインの面影は感じさせない。

 ボディはカーボンまたはグラスファイバー製。未確認ながら、V型6気筒のVQ37エンジンを最高出力1250馬力までチューンしたという狂気じみたウワサもある。

アスパーク・アウル

 大阪に本社を構える人材派遣会社のアスパーク。その電気自動車開発部門が作ったEVハイパーカーが、この「OWL(アウル)」だ。そう、日本のクルマなのだ。2017年のフランクフルトショー、2018年のパリモーターショーでも披露されたが、今回市販モデルとしてドバイに出展された。

 そのスペックが驚異的で、パワートレインは4個のモーターの組み合わせで最高出力2012馬力、最高速度は400km/hを発揮。0-60mph(0-96km/h)はなんと1.69秒だという。

 ボディはカーボン製で、足まわりはダブルウィッシュボーン+ハイドロ。全高わずか993mmという低さと、屋根ごと大きく開くファルコンウイングドア、時速150km/h以上で出てくるアクティブリアウイングも注目だ。生産台数は50台限定で、価格は290万ユーロ(3億5000万円ほど)。ブガッティやランボルギーニより凄まじい加速感を味わいたい方は購入を検討してはいかがだろう。

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