マツダのスクラムトラックが一部商品改良を敢行。働きやすい装備を拡充して身近な働くクルマとしていっそう進化
マツダは2021年8月19日、軽トラックのスクラムトラックの一部商品改良を行い、同日より発売した。
定番軽トラックのスズキ・キャリイが仕様変更。機能装備の拡充とともに、60周年記念車を設定
車種展開は以下の通り。
KCエアコン・パワステ・2WD:5MT88万2200円/3AT96万5800円
KCエアコン・パワステ・4WD:5MT103万4000円/3AT111万7600円
KCエアコン・パワステ農繫・4WD:5MT106万7000円
KX・4WD:5MT122万1000円/3AT130万4600円
スズキからOEM供給を受けて販売するマツダのスクラムトラックは、スズキのキャリイをベースとするマツダ・ブランドの軽商用トラックだ。今回の改良では、機能装備のさらなる拡充を図って、身近な働くクルマとしての商品力をいっそう引き上げたことが特徴である。
まず外装では、フロントメッキガーニッシュを全機種に標準装備して見栄えをアップ。また、ぬかるみなどで駆動輪のどちらかが空回りした場合に空回りする方にブレーキをかけるサポートをすることで、もう一方に駆動力を伝達する「ぬかるみ脱出アシスト」をKCエアコン・パワステの5MT/3AT車およびKXの3AT車に標準装備する。さらに、坂道発進時でクルマが後ろに下がらないように、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える瞬間、一時的に後退軽減ブレーキを作動させて(最長約2秒間)発進をサポートする「ヒルホールドコントロール」をKCエアコン・パワステの3AT車およびKXの5MT車に標準で採用した。そして、重量物を積載した時の車体の沈み込み抑制に効果を発揮する強化リアサスペンション(4枚リーフスプリング)をKCエアコン・パワステ農繁仕様に標準で組み込んでいる。
パワーユニットは従来と共通で、R06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(46ps/6.0kg・m)を搭載。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」にも該当している。
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