ドアを閉めた時の音質も重厚に 新発想な「TRD」補強パーツ
タワーバーやメンバーブレースなどの補強パーツは定番だが、いま巷で話題の剛性アップパーツが存在すると聞く。その名は『ドアスタビライザー』。発売しているのは「TRD」って言うから効果は期待できそうだけど、見た目はなんの変哲もない”ストライカーとプレート”。 果たして、こんなパーツで補強することはできるのだろうか。
「+5500円」でできるボディ剛性アップ!ガラス用接着剤「ハマタイト」施工をメニュー化
“半ドア”状態のドアをモーターで引っ張るイージークローザーをヒントに誕生したという『ドアスタビライザー』は、ストライカー部分のすき間を埋めることで、開口面積が大きいドア周辺の歪みを抑えるという。これによりボディに一体感が生まれ、高速道路でのレーンチェンジや緩やかなカーブなど、ハンドルをゆっくり切り込む状況で効果を実感できるとか。 結果、走りの質感が高まり、車格がアップしたような乗り味になるという。
ストライカーの厚みの違いは歴然
純正(右)とTRD製(左)を比べると、ドアの受け側となる「ドアストライカー」の厚みの違いがよくわかる。 その反対側となるドア側にも厚みのあるプレートを貼り付けることで、しっかりとテンションがかかる仕組み。ドアとボディの微妙な隙間をなくし、一体感を高めることで剛性を上げるというもの。 なお、専用となるトヨタ86用、幅広いトヨタ車に適合する汎用品が設定される。
DIYでカンタンに取り付けられる
純正ヒンジを取り外して、その代わりにドアスタビライザーをセットし、ドア側にプレートを貼る。 DIYビギナーでも挑戦してみる価値ありで、作業は難なく完了。取り付けがカンタンなのも人気の秘密といえそうだ。
【インプレッション】
たかがドアまわりと思っていたが、ボディの一体感が高まりハンドル操作に対して挙動が機敏に。 特に効果を感じ取れたのがワインディング走行。サスペンションのバタつきも減少し、ハンドルの応答性も確実に向上した。ボディとドアの一体感が向上したことでヨレがなくなり、サスペンションが動くようになったためだと推測される。 また、ドアを閉めた時の音も「バタンッ」から「バム」と、重厚なものへと変化(わかりにくい表現で失礼!)。 コレ、タワーバーよりも体感できる剛性アップパーツかもしれない。
ミニバン系はブレースとの併用が効果的
開口部が大きいスライドドア周辺を補強する『ブレース』は、純正よりも強度を持たせた設計でドア開口部の歪みを抑制。 バーの太さはテストを繰り返して決定したというだけあり、確かな剛性アップ効果を発揮する。このブレースとドアスタビライザーをセットに、トヨタ・ミニバン用を設定中。
ドアスタビライザー&ブレースセット \32,400 □対応車種:80ノア&ヴォクシー&エスクァイア、30アルファード&ヴェルファイア
ドアスタビライザー(トヨタ汎用タイプ・2個セット) \16,200 □対応車種:iQ、アクア、ウィッシュ、ヴィッツ、ヴェロッサ、MR2、オーリス、カローラ・レビン/フィールダー、クラウン、ハリアー、30プリウス、プリウスα、マークX、RAV4ほか
トヨタテクノクラフト TEL045-540-2121 http://www.trdparts.jp
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