現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ジムニーはオフロード競技でも大活躍! 非力な軽自動車でもファンに支持される理由とは

ここから本文です

ジムニーはオフロード競技でも大活躍! 非力な軽自動車でもファンに支持される理由とは

掲載 19
ジムニーはオフロード競技でも大活躍! 非力な軽自動車でもファンに支持される理由とは

アウトドアのみならず競技の世界でも大人気!

 今も納車まで1年は当たり前なんて話も聞くJB64ジムニー。その影響で旧型のJB23まで人気が再燃しており、カスタムパーツも続々とリリースされている。アウトドアの大流行もあり時代の寵児となったジムニーだが、じつはオフロード競技の世界でも昔から大活躍しており、ワンメイクのイベントに100台オーバーが集まることも。

チョイ足しだけでも激変! 最強ジムニーの魅力を引き出すおすすめカスタムメニュー4選

 世界トップクラスの悪路走破性はを誇ることは確かであり、ボディのサイズも日本の道路事情にマッチしているだろう。しかし、絶対的なパワーでは普通車のクロカンに及ぶはずがなく、元が660ccだけにチューニングしたところで限界は知れている。走りに特化するほど街乗りしにくくなるのは当然なのに、競技で絶大な人気を誇る理由はいったい何だろうか?

先代モデルはメンテナンス前提なら格安で手に入る

 ジムニーでのカスタムおよびタイムトライアル競技歴がウン十年、現在は親子が揃って第一線に立つドライバーに話を聞いてみた。年式が新しく中古車も高額な現行型や、レストアに多額の費用が必要な旧々型は別として、競技で主力になっているJB23に関しては何といってもコストパフォーマンスの高さ。

 生産の期間は1998~2018年と異例といえる長さにおよび、中古車のタマ数がとにかく多く価格もこなれている。初期モデルはかなり古いがボディはいわゆる新規格であり、社外パーツはモチロン純正パーツの入手にも困らない。エンジンやボディがそこそこのコンディションでも40万円~、ある程度のメンテナンスが前提ならそれ以下でも手に入るはず。そして自動車税を始めとする維持費もリーズナブルで、地域によっては車庫証明が不要なこと大きなも魅力だろう。

 だからこそ街乗りには使わない競技専用車と割り切って、走りに振った大胆なチューニングができるというワケだ。チューニングに関してもパーツは歴代ジムニーでもっとも豊富といってよく、かつノウハウが熟成され尽くしているおかげで試行錯誤が少なくて済む。専門誌では過激なチューニングカーばかりが目に付いてしまうが、仕様によって細かくクラス分けされているイベントが多いため、足とタイヤにショートタイプのバンパー程度でも十分に楽しめるそうだ。

最近では150psまでパワーアップするツワモノも

 さらなる速さが欲しくなればエンジンに手を入れればいい。メニューは入門編といえる吸排気系やブーストアップに始まり、タービン交換や鍛造ピストンと目的と予算によって多岐に渡る。ノーマルは自主規制枠ギリギリの64psだが100psどころか120~130psも当たり前で、最近ではさらに進化しており150psに迫るジムニーも少なくないとか。

 ボンネット/リヤゲート/ドア/ルーフの軽量パーツもあり、快適装備を取り払えばロールケージ込みで900kgまで絞れるそうだ。こういった発展性もカスタム好きに支持される理由だろう。手軽さでいえば公認競技じゃない草イベントなので、モータースポーツのライセンスが不要な点も大きい。そのうえ同等のチューニング仕様同士で競えるし、年3~4回のシリーズ戦も多く組まれている。システムは一般的な草レースとまったく変わりなく、サーキットからの転向組が多いというのも納得だ。

 最後に今から始めてみたい予備軍へのアドバイスを。ベース車は先に書いたとおりパーツが豊富で安く、セッティングも熟成し切ったJB23がイチ推しだ。エンジンまで手を入れるつもりなら純正ECUを書き換えできる7~10型、本気で頂点を狙いたいなら軽量な1型をベースに載せ替えるのもアリ。サーキットとは少し毛色の違うモータースポーツ、興味がある人は一度イベントを観戦してみよう。

こんな記事も読まれています

ロールス・ロイス初のSUV「カリナン」が大幅にアップデート|Rolls-Royce
ロールス・ロイス初のSUV「カリナン」が大幅にアップデート|Rolls-Royce
OPENERS
日本企業初の営業益5兆円超のトヨタ、佐藤社長が「足場固め」を強調した理由[新聞ウォッチ]
日本企業初の営業益5兆円超のトヨタ、佐藤社長が「足場固め」を強調した理由[新聞ウォッチ]
レスポンス
日野『レンジャー』改良新型が発売、安全性向上…左折巻き込み警報など
日野『レンジャー』改良新型が発売、安全性向上…左折巻き込み警報など
レスポンス
いつから存在している!「ストリートファイター」と言われるバイクを知ってる?
いつから存在している!「ストリートファイター」と言われるバイクを知ってる?
バイクのニュース
日産「新型“最大級”バン」公開! “大胆”顔が超カッコイイ「タフモデル」! 6.3m超えボディもある「インタースター」独に登場
日産「新型“最大級”バン」公開! “大胆”顔が超カッコイイ「タフモデル」! 6.3m超えボディもある「インタースター」独に登場
くるまのニュース
【速報】こ、超えた……トヨタ2024年3月期で営業利益が日本企業史上初の「5兆円」超え、来期減益予想は「足場固め」
【速報】こ、超えた……トヨタ2024年3月期で営業利益が日本企業史上初の「5兆円」超え、来期減益予想は「足場固め」
ベストカーWeb
アドベンチャーバイクの入門編! アメリカホンダが「NX500」の2024年モデルを発売
アドベンチャーバイクの入門編! アメリカホンダが「NX500」の2024年モデルを発売
バイクのニュース
ベントレーの12気筒エンジン最終章、世界限定16台の『バトゥール・コンバーチブル』発表
ベントレーの12気筒エンジン最終章、世界限定16台の『バトゥール・コンバーチブル』発表
レスポンス
ラグジュアリーSUVセグメントを牽引するレンジローバーの2025年モデルが日本での受注を開始
ラグジュアリーSUVセグメントを牽引するレンジローバーの2025年モデルが日本での受注を開始
カー・アンド・ドライバー
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想
motorsport.com 日本版
ジャパントラックショー2024、パシフィコ横浜で開幕 過去最多の156社出展 11日まで
ジャパントラックショー2024、パシフィコ横浜で開幕 過去最多の156社出展 11日まで
日刊自動車新聞
愛されて祝30周年 Kranze(クランツェ)ブランド最新作にして集大成「Versam」発売
愛されて祝30周年 Kranze(クランツェ)ブランド最新作にして集大成「Versam」発売
ベストカーWeb
新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
AutoBild Japan
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
VAGUE
訪日外国人にとってアルファードは豪華だけど狭い! インバウンドが望む「メルセデス・ベンツ スプリンター」とは?
訪日外国人にとってアルファードは豪華だけど狭い! インバウンドが望む「メルセデス・ベンツ スプリンター」とは?
WEB CARTOP
サインツJr.、元チームメイト・ノリスのF1初優勝を祝福。セーフティカー出動が味方も「幸運は相応しい人に訪れるモノ」
サインツJr.、元チームメイト・ノリスのF1初優勝を祝福。セーフティカー出動が味方も「幸運は相応しい人に訪れるモノ」
motorsport.com 日本版
白バイも導入するKOODのクロモリシャフト なぜ採用? デメリットはないの?
白バイも導入するKOODのクロモリシャフト なぜ採用? デメリットはないの?
バイクのニュース
見逃せない! ブレーキダストが語るブレーキパッドの重要なサイン~Weeklyメンテナンス~
見逃せない! ブレーキダストが語るブレーキパッドの重要なサイン~Weeklyメンテナンス~
レスポンス

みんなのコメント

19件
  • 勘違いした軽自動車ファンが林道に入り山を荒らす。ゴミは放置して帰るし平気で川に入る、個人所有の山に無断で入る。
    地元の人間は迷惑してるし侵入禁止になった林道も多い。
  • ジムニーの走破性能なら、それこそ色んなところへ行ける。だけど、どこでも走って良いわけじゃない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8420.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8420.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村