BMWが中国市場向け新型「X5」を世界初公開！ 48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを搭載

　BMWが中国市場向け新型モデル「X5 xDrive30Li」と「X5 xDrive40Li」を2023年8月25日、成都モーターショーで世界初公開しました。

　エグゼクティブ・セグメント向けスポーツ・アクティビティ・ビークル（SAV）の2つのバージョンは、発売当初からすでに中国で高い人気を誇っていますが、その見た目の存在感をさらに増し、クイック・セレクト付きBMW iDriveをアップグレード。そして効率的な電動化エンジンを搭載することで、同セグメントにおけるマーケット・リーダーとしての地位をさらに強固なものとするための理想的なツールが備えられました。

　両モデルのコンセプトは、特に中国のターゲット・グループの要求に応えるもので、世界の他市場で販売されているX5よりもホイールベースを130mm延長。後席の乗員は非常に広いレッグスペースを楽しむことができます。リアのドアも幅が拡大され、乗り降りのしやすさを向上。専用設計のシートや専用装備により、長距離走行時の快適性も向上されました。

　さらにBMWの特徴的なデザイン・エレメントであるヘッドライトとキドニー・グリルの解釈を一新することで、フロント・エンドの存在感を高めるとともに、最高の安心感が漂うオーラを強調。

　新しいヘッドライト・ユニットのアウトラインは、従来よりも35mm細くなっています。矢印の形で外側に向けられたデイタイム・ドライビング・ライト・エレメントは、ターン・シグナル・インジケーターの役割も兼任。アダプティブ・コントロール付きマトリクスLEDヘッドライトとBMWセレクティブ・ビーム・ノンダズリング・ハイビームは、新型X5 xDrive40Liに標準装備され、新型X5 xDrive30Liにはオプションで用意されています。

　リア・ライト・ユニットもスタイリングを変更。リア・ライトとブレーキ・ライトには彫刻的な光ファイバー製ライト・ガイド・エレメントが採用されました。

　インテリアは、インストルメント・パネル、ドア・パネル、モデル専用コンフォート・シートの表面を非常にきめの細かいSensafinでトリミング。新型X5のプレミアムなキャラクターが強調されています。

　そんな両モデルに搭載される2種類のガソリンエンジンは、BMW Groupのエフィシェント・ダイナミクス・エンジンの新モジュラー世代の一部で、48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを採用。

　どちらも新しい8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッションとBMW xDriveインテリジェント四輪駆動が標準装備され、パワーを路面に伝えます。

　パワー・ユニットの電動化により、わずかなアクセルの動きに対して非常に素早いレスポンスを実現。さらに、洗練されたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーにより、エンジン効率も向上されています。

　さらに両モデルには、M SportパッケージとM Sportパッケージ・ラグジュアリーの2つのデザインおよび装備ラインに加え、すでに充実した標準仕様に最高品質の快適装備とシャシーおよびアシスタンス・システムを追加した2つのプロファイルも用意されています。

　同プロファイルは、各モデル・バリエーション専用に編集されたもので、アダプティブ2軸エア・サスペンション、Mスポーツ・ブレーキ、21インチ・ライトアロイ・ホイールなどがハイライトとなっており、21インチ・ライトアロイ・ホイール、アクティブ・シート・ベンチレーション、ヒート・コンフォート・パッケージなどが含まれます。

　また、アンスラサイト・カラーの M ヘッドライナー、M シート・ベルト、拡張 M ハイグロス・シャドーライン・トリム、ダブル・スポーク・デザインの22インチMライト・アロイ・ホイール、同じく22インチ径のVスポーク・デザインのBMW Individualライト・アロイ・ホイールなど、さまざまな個別オプションも用意されました。

　なお、同新型モデルは、瀋陽にある合弁会社BMW Brilliance Automotive Ltd.の大同工場で生産され、2023年9月に発売される予定です。

Comments

直4専用エンジン横置き6ATのレクサスRXのライバル？
スペックの差がすごい
レクサスの中身はコンパクトカーレベルだな

需要があるから、ホイールベース延長って！？
車両開発もくそもない！！
まあ、中国人が乗るんだから良いけど！！！！
最近やたらとM冠のモデルも増えてきたし、BMWどうしちゃったの？
某ユーチューバーが絶賛していたので、買ってみた740iも今ひとつだったしな〜！！