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知らないと損する、知ってると得する、交通取り締まり対処法!【交通取締情報】

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知らないと損する、知ってると得する、交通取り締まり対処法!【交通取締情報】

2020年までに、日本国内の年間交通事故死者を2,500人以下にするという政府の目標を受け、警察は目標達成に必死になっている。東京オリンピック開催に伴い、海外から集まる要人や観光客に、「安全な日本」をアピールするためにも、今後、ますます厳しくなっていくだろう。そこで、そんな取り締まりに遭遇するにあたって、知らないと損すること、知っておくとためになることをいくつか紹介しよう。自分の身を守るためにも、ぜひ、参考にして欲しい。ただし、これらの対処法は決して違反逃れのためではないということは、お忘れ無く! 

その1 放置駐車違反はそのまま放置が、最善策!

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 2006年に施行された「駐車違反金制度」。それまでの駐車違反取り締まりの常識を根底から覆すことになったことは言うまでも無い。実は、道路交通法上では立派な犯罪である駐車違反に対し、ドライバーに反省を促すことなく、所有者がお金(駐車違反金)を払えばチャラという、とんでもない制度でなのだ。

 が、未だに20%の違反者が警察に出頭し、反則金と基礎点数を科せられているというのも事実。ここは素直に警察が決めた制度に従い、自分のクルマに黄色い標章が貼られても、間違っても出頭するなんて事の無いように! 出頭すると、とんでもない損をこうむることになります!

その2 スピード違反は15km/hオーバーが分水嶺!

 平成29年度の速度取り締まり件数は、1,478,281件。その超過速度別内訳は、なんと、15km/h以上が99.9968%を占めている。15km/h未満は、わずか24件に過ぎないのだ。統計学上、これはゼロに等しい。つまり、15km/h未満での検挙は、例外中の例外というわけだ。

 とはいえ、だから「15km/h未満であれば違反をしてもかまわない」ということにはならないが、それがあくまでも流れに乗った速度であれば、取り締まりを受ける心配は無用ともいえる。警察も、職務上、「1km/hでも違反は違反」という立場に立たざるを得ないが、実は、実勢速度を理解し、それを乱すようなクルマを取り締まりの対象としているというのも事実だ。

その3 あおり運転防止策の決め手は、前後にドライブレコーダー装着にあり!

 2018年、前期のあおり運転検挙数は6,130件。前年が3,057件だから、1年で倍増したことになる。が、この数字は、2017年に起こった、東名高速あおり事故をきっかけに、警察が本気で取り締まりを始めたためであり、決して、乱暴なドライバーが急激に増えたわけでない。これは明らかな数字のマジックなのだ。

 ところが、以前であれば許されていた些細なことでも許されなくなっている、いわゆる「不寛容の時代」となった今、「あおり運転」がここまでクローズアップされると、逆に怖いのは「えん罪」だ。ただでさえ「あおり運転」というのは「えん罪」を生みやすい。なにしろ、「あおり運転」そのものの定義が、明確に数字などで規定されていないからだ。だから、「あおられた」といういいがかりによる争いさえ生みかねない。

 事実、最近、あるドライバーから警察に「後ろのクルマが車間を詰めてきた」という通報があり、警察がその後ろのクルマを見つけ、事情を聞いた。しかし、そのクルマに装備されていたドライブレコーダーが撮影した動画から、実際はそれほど車間を詰めていたわけではないということが判明している。まさに、いいがかりだったということだ。

 というわけで、おすすめしたいのが、やはりドライブレコーダー。最近は前も後ろも撮影できる機種が各メーカーからリリースされている。「えん罪」を防ぐためにも、あるいは後ろのクルマに「撮影している」ことをアピールするためにも、ドラレコの装着を考えて欲しい。

その4 パトカーや白バイの追尾による取り締まりには、厳格なルールがある!

 速度取り締まりにおける検挙件数のほとんどを、ネズミ捕りと分け合っているのが、パトカーや白バイによる追尾だ。が、その追尾方法には、実は、次のような厳格なルールがある。

・高速道路:約50mの車間を保持し、測定開始から測定終了まで約300mの間を追尾
・一般道:約30m間隔で約100m追尾

 つまり、後ろから追い上げたり、十分な測定距離を確保できないのに停車を命じられ、速度違反の切符を切られたとしたら、それは明らかな不当検挙となる。追尾されたのに速度違反ではなく車間距離不保持や通行帯違反で切符を切られるケースがままあるが、ほとんどの場合、正しい追尾(計測)が出来なかったと考えていい。

 そんな時に役立つのが、前後に装備したドライブレコーダーだ。「正しい追尾を行ったのか」「適切な車間を保持できていたのか」がまるわかり、というわけだ。

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