ハリウッド俳優兼レーシングドライバーのパトリック・デンプシーが今週末、新たにスタートするポルシェ・エンデュランス・チャレンジ・ノースアメリカに参戦することが決定。元ポルシェワークスドライバーのパトリック・ロングとともにポルシェ718ケイマンGT4 RSクラブスポーツをドライブし、レース復帰を果たすこととなった。
5月20日にアナウンスされたこの取り組みは、“デンプシー・ライト・モータースポーツ”のバナーの下で運営されるもの。モービル1の支援を受ける同チームは、26日(日)にアメリカ・テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるシーズン開幕戦に、1998年のル・マン24時間レースで優勝したポルシェ911 GT1をオマージュしたカラーリングで登場予定だ。
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「レースは依存症のようなもので、一度始めると止めるのは難しいんだ」とデンプシーは語った。
「最近のフェラーリ映画のプリプロダクション中に、私は多くのシートタイムを得たが、ある種のワゴンから落ちてしまったようだ」
「ジョン・ライトと彼のチームに戻る機会を得て、私は自分がどれだけモータースポーツの文化を恋しく思っているかに気がついた。本当に戻りたいと思ったんだ。彼らとの友情を本当に楽しんでいる」
デンプシーと同様に、ロングも近年はプロレースから身を引き、ポルシェ・モータースポーツのアンバサダーとして幅広く活躍している。
ハリウッド映画のスターでありレーサーでもあるデンプシーが最後にプロとして参戦したのは、デンプシー・プロトン・レーシングから出場した2015年のWEC世界耐久選手権だ。同年、彼はロングとマルコ・ゼーフリートとともにLMGTEアマクラスにエントリーし富士6時間レースでクラス優勝を飾った。また、デンプシーはオハイオを拠点とするライト・モータースポーツとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦した経験を持つ。
この58歳のアメリカ人は、ポルシェ・エンデュランス・チャレンジ・ノースアメリカと同じ週末に開催されるポルシェ・スプリント・チャレンジUSA・バイ・ヨコハマにもGT4仕様のポルシェで参戦する予定だ。このレースは40分+1周のスプリントレースで、5つのクラスが用意されている。
一方、開幕戦は60分のタイムレースとなるエンデュランス・チャレンジ・シリーズには、デンプシーとロングの他にもヤン・マグヌッセン、トリスタン・ボーティエ、ライアン・ダルジール、2023年のポルシェ・カレラカップ・ノースアメリカ・プロクラス王者であるライリー・ディキンソン、2024年のポイントリーダーであるルク・ハートグなど、多くの注目ドライバーがエントリーしている。
ポルシェ・モータースポーツ・ピラミッド・ノースアメリカが運営するこの大規模なフィールドには、ポルシェ911 GT3カップ(タイプ992および991.2)を対象としたクラスと、ポルシェ718ケイマンGT4 RSクラブスポーツのクラスのふたつがありデンプシーとロングは後者に参加することになる。
なお、デンプシーはエンデュランス・チャレンジのフルシーズンに出場予定であり、開幕戦COTAを皮切りに8月のロード・アメリカ、9月はソノマ・レースウェイ、そして11月にCOTAに戻って実施される6時間の耐久イベントの全4戦に挑んでいく。
■2024ポルシェ・エンデュランス・チャレンジ・ノースアメリカ 開催スケジュール
RoundDateCircuitLengthRd.15月26日サーキット・オブ・ジ・アメリカズ60分Rd.28月11日ロード・アメリカ60分Rd.39月29日ソノマ・レースウェイ60分Rd.411月22~23日サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間
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