■「ヴィッツ」まだ売ってた! 質素&シンプルさが特徴
トヨタ「ヴィッツ」は、1999年から2020年まで販売されたベーシックコンパクトカーです。
現在、日本では後継モデル「ヤリス」が販売され、20年続いた名称は消滅してしまいましたが、実は海外でヴィッツの名を冠するコンパクトカーが販売されているのです。
【画像】超カッコイイ! これが海外向け「ヴィッツ」です! 画像で見る(83枚)
ヴィッツは1999年1月に発売。丸みを帯びたデザインや広い室内空間、使い勝手の良い装備などが支持され、トヨタの主力モデルとして位置していました。
海外でも展開される世界戦略車で、地域により名称は異なりますが、主に「ヤリス」などの名称で販売されています。
2020年2月には通算4代目となる現行モデルが登場しましたが、このときに国内での名称もヤリスに統一し、国内でのヴィッツは終了となりました。
そうしたなか、2023年1月にはトヨタの南アフリカ法人では新たに「ヴィッツ」を発売すると明らかにし、3年ぶりに名称が復活しています。
南アフリカのヴィッツは、2021年にインドで発表されたスズキ「セレリオ」2代目モデルのOEM車で、ボディサイズは全長3695mm×全幅1655mm×全高1555mm。
ヴィッツやヤリスよりもさらにコンパクトで、インドや南アフリカでもベーシックなAセグメントクラスに位置づけられています。
新型エンジンと新プラットフォームを採用し、走行性能を高めたほか、ディスプレイオーディオの装備など、装備の充実も図っています。
パワートレインは、最高出力66馬力・最大トルク89Nmを発揮する1リッター直列3気筒エンジンと、5速MTまたは5速AMTを組み合わせています。
エクステリアは、全体的に丸みを帯びており、かわいらしい印象を受ける仕上がりです。ボディサイドには抑揚のある曲線も用いるなど、躍動感のある形状としています。
インテリアは、シート配置などを見直すことでさらに広い室内を実現。複数のカップホルダーやクラス最高レベルの295Lの容量を誇るトランクなど、さまざまな収納が備わり利便性を高めています。
グレード展開は標準モデルに加え、2023年9月には「X-Cite」を追加しています。
X-Citeは専用エクステリアが特徴で、アンダープロテクターのような堅牢なフロントバンパーや、前後フェンダーに装備されるブラックのアーチモール、フォグランプやドアミラー、リアスポイラーなどにオレンジ色のアクセントカラーを配すことでスポーティかつタフなイメージを高めています。
価格は、MT車が18万9900ランド(約149万円)から、AMT車が23万9900ランド(約188万円)からとなっています。
※ ※ ※
国内ではすでに販売を終了したモデルが、海外専用モデルとしてまだ継続販売されていたり、ヴィッツのように血筋は異なるものの名称のみ“拝借”して残っていることがあります。
なお、トヨタの南アフリカ法人ではヴィッツの源流となるコンパクトカー「スターレット」の名称も残っており、こちらは国内でも販売されていたスズキのコンパクトカー「バレーノ」のOEM車として現在も販売されています。
こうした途上国向けモデルでは、装飾をおさえた質素な装備による低価格な点や、最小限の工具でメンテナンスできるシンプルな造りが特徴です。
求められる安全性能の厳格化や環境への配慮などから電動化が進んだことで、新車価格が高騰するなか、こういった必要最小限のクルマへの関心も、高まっていくのかもしれません。
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みんなのコメント
過去のコンセプトカーに交通ルール。
今の季節は凍結したフロントガラスと雪の話。
ぜーんぶコピペ。
新しい記事を書いたかと思えばそれもまた何度も使い回す。
新しいことをやってみろよ。
どうせもうすぐ、自動車税や旧車のぞうぜいの記事が1週間に2回ぐらいのペースであげるつもりなんだろうけど、もう飽きたよ。