熱く、アツく、HOTに盛り上がった「東京オートサロン2024」。場内を隅々まで見た担当記者が「うぐぐぐ! これはヤバい」と思わず声を上げたのが写真のクローラー・カスタマイズカー。スズキジムニーシエラ・べ―スで出品されていたインパクト大のこのモデル。まさか、公道は走れないですよね? え、もしかして……!!
文・写真:ベストカーWEB編集部/写真:N’s STAGE
こんなんで公道を走れんの!? 世界で一台の「クローラー」装着ジムニーシエラの正体は?
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■「道を選ばずに走る!」。まさにこのクルマのためにある言葉
うおおおおお! 4つのクローラー装着のジムニーシエラ・ベースのカスタマイズカー。そこにいるだけで「ニュース」になる!!
もしかして、このまま公道走行できる? ……その「もしかして」はなかったです。「以前はこのようなクローラー装着車でも、アスファルトの公道走行が認可されていましたが、今は認可されないですね」とは、このクローラー・カスタマイズカーの出品企業、N’s STAGE(エヌズ・ステージ)の担当者。
確か25年ほど前、4つのタイヤの代わりにクローラーを装着して公道を走るクロカンモデルを写真で見たことはある。令和の時代に、その興奮再び! とまではいかないようだが、それでも「東京オートサロン」会場内ではひと際異彩を放っていたことは事実。
N’s STAGEは岩手県盛岡市を拠点に、全国に4店舗を構える国産・輸入車の総合カーディーラー。スズキジムニーを中心にオリジナルカスタムモデルも人気という。
そして、写真のクローラー・モデルは「ブラック・バイソン」という名前で、雪道や悪路などをものともせずグイグイ走る、ナイスなタフガイ。このまま販売するわけではなく、「フツーの4つのタイヤ」を履いたジムニーシエラの「ブラック・バイソン」に、特別にクローラーを付けたというワケ。
■価格は321万6400円で、Gクラスもタジタジ(!?)
ぐおおおおお! この「ブラック・バイソン」からクローラー・ジムニーシエラが誕生! こちらの迫力はGクラス以上か!?
黒ボディのジムニーシエラに、惚れ惚れするほどのタフで男くさくカスタマイズされたのが「ブラック・バイソン」。上写真がそれだが、ヴァルド製のワイドなオーバーフェンダーと独創的なバンパーなどで「武装」。逞しく、そしてどこまでもゴツいですね!
スタンダードモデルは321万6400円(税込み)。シエラより100万円以上高い価格だが、ベンツGクラスも道を譲るほどの迫力っスよ。正直なところ。
このブラック・バイソンのボディ上部を大胆にカットし、ドアも取り外す。そして、赤色のパイプを駆使してセミオープンに構築。仕上げにタイヤの代わりに4つのクローラーを装着して、「ブラック・バイソンのクローラー・カスタマイズカー」の出来上がり。
「クローラーをタイヤに履き替え、パイプドアを通常のドアに替え、さらに後席を外せば車検を取得できて、公道を走ることができます」と担当者が話すと同時に、室内を見てみると4つのレカロシートが鎮座。室内にはスポーティ感が漂っている。これもまたユニーク!
■どうやっても格好よくなるジムニーシエラ。アンタは偉い!!
クローラーではなくフツーの4つのタイヤを履いた「ブラック・バイソンのセミオープンモデル」が走っているところを、今後ぜひ見てみたい(あるいは運転してみたい!)が、四角くて塊感にあふれるスズキジムニーシエラの存在感を、今回の取材で改めて認識した次第。
紹介したN’s STAGE(エヌズ・ステージ)にはスズキのジムニー、ジムニーシエラをベースにしたタフさがほとばしるオリジナル・カスタマイズモデルが多数ラインナップ。「なんか気になるな」という方はチェックするのもアリです!!
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みんなのコメント
まあ、法律以前に実用的に走れたもんじゃないだろ。