■新型ノートは見た目よりも中身重視! 試乗後に即決するユーザーも
日産新型「ノート」は、トヨタ「ヤリス」と比べて、販売台数上では差がついています。
しかし、実際には「ノートの方が売れている」という意見がありますが、それはなぜなのでしょうか。
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日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表する2021年1月の登録車販売台数ランキングでは、トヨタ勢が1位から5位までを占める結果となり、トヨタ以外では2020年12月に新型が発売されたばかりの新型ノートが6位となっています。
1位は同じコンパクトカーとなるヤリスの1万8516台で、新型ノートは7532台となりました。新型ノートは奮闘したといえるものの、ヤリスと約1万1000台の差がついた理由はどこにあるのでしょうか。
公表されているヤリスには、2020年2月に発売されたヤリスに加えて、「ヤリスクロス(同年8月発売)」や「GRヤリス(同年9月発売)」が合算されています。
トヨタによると2020年2月から12月を通したヤリスシリーズの登録台数は、ヤリスが11万5300台(76%)、ヤリスクロスが3万2810台(22%)、GRヤリスが3670台(2%)という内訳です。
また、ヤリス自体にはガソリン車とハイブリッド車が設定され、それぞれ2020年年間では、ガソリン車が6万1840台、ハイブリッド車が5万3460台となっています。
一方の新型ノートは、2020年12月24日に発売されました。大きな特徴として、先代まで設定されていたガソリン車が廃止され、日産のハイブリッドシステム「e-POWER」のみのラインナップとなり、このような公表上の諸条件によってヤリスと新型ノートに大差が生じたのです。
日産販売店スタッフは「ハイブリッドだけでみればノートも売れているので悔しいという気持ちはありますが、個人的に『ヤリスはやるなぁ』という気持ちもありますね。我々も、その背中に追いつけるように日々努力しています」と話しています。
では、ヤリスではなくノートを選ぶユーザーはどこをポイントに選んでいるのでしょうか。
ヤリス(ハイブリッド車)は、新開発の1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを採用した新世代ハイブリッドシステムを採用。大きな特徴として、クラス世界トップレベルとなる36.0km/L(WLTCモード)の低燃費を実現しました。
一方、新型ノートに搭載されるe-POWERは、先代ノートや「セレナ」「キックス」に搭載されるものとは異なる第二世代e-POWERを採用。
第二世代e-POWERでは、先代ノートに比べてモーターは、トルクを10%、出力を6%向上。インバーターは、第1世代よりも40%小型化、30%軽量化し、さらにエンジンの効率も高めたことで、加速性能だけでなく同時に燃費向上(WLTCモード:29.5km/L)を実現しています。
新型ノートについて、前述の日産販売店は次のように話します。
「やはりe-POWERの走りが好評いただいている大きなポイントです。
コンパクトカーは人気ジャンルですので、来店時はまだ比較段階という人は多いのですが、『試乗をしたら断然ノートを気に入った』というお客さまはたくさんいらっしゃいます。
お客さまからの声で1番興味深かったのが、『見た目はヤリスのほうが好きだったが、試乗した感触が忘れられずノートにした』というものです。
コンパクトカーなどのライバルが多いジャンルは、デザインが大きな決め手となることが多いのですが、それを凌ぐ『中身』を持っているということが証明できた結果でしょう」
※ ※ ※
e-POWERは、エンジンを発電用にして100%モーターで走行することから、他社のハイブリッド車とは異なる電気自動車のような「走り心地」が特徴です。
前出とは別の販売店スタッフも「試乗後に即決する方が一定数いる」と話しており、多くのユーザーが決め手としているようです。
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みんなのコメント
ヤリスもフィットも販売開始して数日で登録車見たけど、ノートなんて今だに登録車見てないけど。