現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 4つのパワトレ×8つのグレードと車種構成が複雑なマツダCX-60の買い方を指南!

ここから本文です

4つのパワトレ×8つのグレードと車種構成が複雑なマツダCX-60の買い方を指南!

掲載 76
4つのパワトレ×8つのグレードと車種構成が複雑なマツダCX-60の買い方を指南!

マツダCX-60は、新規に開発されたラージアーキテクチャーを使用したまったく新しい上級モデルシリーズとして、CX-5の上に位置する。とはいえ、価格帯は299万円から626万円と非常に幅広く設定されている。FR+縦置き6気筒パワートレーンを搭載しつつも、従来のCX-5オーナーからでもステップアップしやすい「カジュアルな価格帯」のグレード構成と、今までマツダ車としては存在しなかった「プレミアムな価格帯」のラインナップを併せ持つ、おおまかに二段階構成となっている。順を追ってみていこう。

パワートレーン軸で見たグレード構成

マツダ「CX-60」予約受注開始!299万円~626万円で16グレードを展開。発売は9月よりスタート。

・25S      直列4気筒ガソリン  2.5L・XD      直列6気筒ディーゼル 3.3L・XD-HYBRID  直列6気筒ディーゼル 3.3L+マイルドハイブリッド・PHEV     直列4気筒ガソリン  2.5L+プラグインハイブリッド

装備、仕様を軸としたグレード構成

・ベースグレード・L Package・S Package・Exclusive Mode・Exclusive Sports・Exclusive Modern・Premium Sports・Premium Modern

XC60のグレードは、パワーユニットを示す4種類の名称(25S、XD、XD-HYBRID、PHEV)と、装備仕様を表す上記8種類の名称との組み合わせで示される。仕様を示す名称だけでも8種類もあるから非常に複雑だ。ただ、すべての掛け合わせが存在するわけではなく、基本的には2種類のピュアエンジン車が「カジュアルなライン」、電動アシスト付き車が「プレミアムなライン」と考えて良い。仕様グレードの上位4種類は、電動車のみにしか設定されていないのだ。トランスミッションは全車が新開発の8速ATで、電動車は全車が4WD、エンジン車は全グレードで、2WD(FR)と4WDを選べる。

存在感を放つセンターコンソールは、縦置きパワートレーンを意識的にデザインに取り入れたものだ。(XD L Package/4WD)パワートレーンごとの価格帯

25S(直4ガソリン)      2,992,000~4,070,000XD(直6ディーゼル)      3,239,500~4,658,500XD-HYBRID(直6ディーゼル+MHV) 5,054,500~5,472,500PHEV(直4ガソリン+PHEV)     5,390,000~6,264,500

電動車はパワーユニットだけでなく装備仕様もグレードアップするから、エントリーモデルでも500万円を上回る。エンジン車が300万円から選べることを考えると、CX-60における電動車(マイルドHVおよびPHEV)は明確に上級プレミアムモデルとして位置付けてられていることがわかるだろう。モデルごとの価格差には相当な開きがあるから、選ぶべきパワーユニットは、予算の都合で自ずと決まってしまうとも言えるし、明確でわかりやすいとも言える。

直列6気筒をイメージさせるエンジンカバー。エンジン本体は、カバーの位置以上に後退して積まれている。(XD L Package/4WD)競合モデルの価格帯

CX-60 299~626万円CX-5      290~375万円RAV4      277~539万円ハリアー     299~504万円アウトランダー  462~532万円CR-V      336~455万円レクサスNX   455~738万円

参考までに競合車の価格帯はこんな感じだ。CX-60のエントリー価格「299万円」は、ハリアーのエントリー価格と完全に被る。一方で、最高価格の626万円はレクサスを除く他社にはまったく存在しない価格帯だ。アウトランダー、RAV4といった先行するPHEVと比べても、CX-60は100万円高く、ある意味、挑戦的な価格設定だと言える。従来のCX-5の価格帯もカバーしつつ、上は、レクサスの少し下までをカバーする。レクサスを除けば、国産最高価格帯に打って出るということだ。(クロカン車は除く)そのための最大の武器は、どのライバルも持たない直列6気筒エンジン+FRレイアウトのパッケージである。

車幅を活かして、とくに横方向に十分な余裕がある。写真はレザー(ブラック)。上級仕様はタン、ピュアホワイトなどのナッパレザーも選べる。バリュー・フォー・マネーなCX-60は「XD」か

CX-60は何より、完全新規のFRプラットフォームや縦置きパワートレーンなどが最大のトピックである。そうした基本パッケージが、CX-5やCX-8とは異なるフィーリングや乗り心地をもたらす。であれば、それをもっともリーズナブルに体現できるのは、323万円から選べる直6ディーゼルの「XD」だろう。そこには、FRプラットフォームも直6ディーゼルも全部あるからだ。ちなみにMHVが付くと21.1km/lと驚異の低燃費だが、MHVなしでも19.8km/l(FF)と十分以上。「XD」には、MHVまたはPHEVという電動パワートレーンとプレミアムな内装仕立は付かない。こちらを選ぶと価格は505~626万円とグンとアップするから、予算に余裕があって、マツダ初の本格的なプレミアム路線をじっくり味わってみたいというユーザーには、そうした選択肢も残されている。

こんな記事も読まれています

ラリージャパンで完走できなければ、2025年WRC参戦はなかった……勝田貴元が明かす厳命「来年は”勝ちに行っていい”と言われるように」
ラリージャパンで完走できなければ、2025年WRC参戦はなかった……勝田貴元が明かす厳命「来年は”勝ちに行っていい”と言われるように」
motorsport.com 日本版
ブリッツ、『GRヤリス』専用キャンバー調整機能付きフロントピロアッパーマウント発売
ブリッツ、『GRヤリス』専用キャンバー調整機能付きフロントピロアッパーマウント発売
レスポンス
トヨタ、最終日に大逆転で4連覇。ヌービルは悲願の初戴冠【ラリージャパン 最終日レポート】
トヨタ、最終日に大逆転で4連覇。ヌービルは悲願の初戴冠【ラリージャパン 最終日レポート】
AUTOSPORT web
『頭文字D』カラーで日本の峠最速に。グリアジンがWRC2完勝「しげの先生にありがとうと伝えたい」
『頭文字D』カラーで日本の峠最速に。グリアジンがWRC2完勝「しげの先生にありがとうと伝えたい」
AUTOSPORT web
マツダ「RX-8」じゃない斬新「ロータリースポーツカー」がスゴイ! リトラ風“奇抜ヘッドライト”&ガバっと開く“画期的ドア”採用! 謎の「エボルブ」とは?
マツダ「RX-8」じゃない斬新「ロータリースポーツカー」がスゴイ! リトラ風“奇抜ヘッドライト”&ガバっと開く“画期的ドア”採用! 謎の「エボルブ」とは?
くるまのニュース
高性能な「ディフェンダーOCTA」初の一般公開! 盛況のランドローバー公式イベントに“秘密兵器”あり!! 大都市の真ん中で「悪路走行」を満喫
高性能な「ディフェンダーOCTA」初の一般公開! 盛況のランドローバー公式イベントに“秘密兵器”あり!! 大都市の真ん中で「悪路走行」を満喫
VAGUE
【最終結果】2024年WRC第13戦ラリー・ジャパン パワーステージ後
【最終結果】2024年WRC第13戦ラリー・ジャパン パワーステージ後
AUTOSPORT web
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
レスポンス
スバルブルーのスポーティ&正統派コスチューム! SUPER GTで「SUBARU BRZ R&D SPORT」をサポートする「BREEZE」のメンバーをご紹介
スバルブルーのスポーティ&正統派コスチューム! SUPER GTで「SUBARU BRZ R&D SPORT」をサポートする「BREEZE」のメンバーをご紹介
Auto Messe Web
F1第22戦、ラッセルが今季2勝目、フェルスタペンは5位入賞で4年連続チャンピオンを確定【ラスベガスGP 決勝】
F1第22戦、ラッセルが今季2勝目、フェルスタペンは5位入賞で4年連続チャンピオンを確定【ラスベガスGP 決勝】
Webモーターマガジン
“プロフェッサー”プロストに肩を並べたフェルスタッペン。偉大なる「4度のF1チャンピオン」は史上6人目
“プロフェッサー”プロストに肩を並べたフェルスタッペン。偉大なる「4度のF1チャンピオン」は史上6人目
motorsport.com 日本版
アウディだけどポルシェが作ったRS2! 名車誕生のワケは「財政難のポルシェを救うため」の仕事だった
アウディだけどポルシェが作ったRS2! 名車誕生のワケは「財政難のポルシェを救うため」の仕事だった
WEB CARTOP
F1 Topic:4連覇に王手をかけたフェルスタッペン。タイトル獲得条件をおさらい
F1 Topic:4連覇に王手をかけたフェルスタッペン。タイトル獲得条件をおさらい
AUTOSPORT web
世界的に数字の入った車名だらけ! 数え歌的に車名で1から10まで数えてみた
世界的に数字の入った車名だらけ! 数え歌的に車名で1から10まで数えてみた
WEB CARTOP
【試乗】ボルボ XC90が大幅改良。「完全電動化への橋渡し」だけでは役不足だと感じる、新型の熟成度
【試乗】ボルボ XC90が大幅改良。「完全電動化への橋渡し」だけでは役不足だと感じる、新型の熟成度
Webモーターマガジン
[15秒でわかる]トライアンフ『タイガー・スポーツ660』…先進機能を多数搭載
[15秒でわかる]トライアンフ『タイガー・スポーツ660』…先進機能を多数搭載
レスポンス
約260万円! スバル新型「インプレッサ」発表に反響! 新色に「爆オシャブルー」採用したスバルの人気「5ドアハッチ」どんな人が買ってるの?「最新の納期」もまとめて紹介!
約260万円! スバル新型「インプレッサ」発表に反響! 新色に「爆オシャブルー」採用したスバルの人気「5ドアハッチ」どんな人が買ってるの?「最新の納期」もまとめて紹介!
くるまのニュース
教習所での路上試験で安全運転義務違反は何点減点されるのか?
教習所での路上試験で安全運転義務違反は何点減点されるのか?
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

76件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.0422.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

45.0388.5万円

中古車を検索
CX-5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.0422.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

45.0388.5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村