現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > スポーティーさと上質さを両立させたWRX S4の内装の魅力を徹底解説(2021年~現行モデル)

ここから本文です

スポーティーさと上質さを両立させたWRX S4の内装の魅力を徹底解説(2021年~現行モデル)

掲載 更新
スポーティーさと上質さを両立させたWRX S4の内装の魅力を徹底解説(2021年~現行モデル)

「WRX」はスバルの走りのフラッグシップといえるモデルで、走行性能を重視したスポーツセダンです。内装にもその個性が反映され、ラグジュアリーさを追求するタイプの高級セダンとは趣が異なります。

ここでは、WRX S4の内装について詳しくご紹介します。

「スバルWRX S4」伝統のWRXのネーミングはダテじゃない(岡崎五朗レポート)

車両のフォルムとホイールベースを最適化して伸びやかなスタイリングと居住性を両立

「STI Sport R EX」では、RECARO®シートの選択肢も用意されている

6:4分割可倒式トランクスルーによってトランクスペースの拡大が可能、長い荷物も積み込める

WRX S4の室内空間の特徴

WRX S4では、車両全体のフォルムとホイールベースのバランスを最適化し、伸びやかさを感じさせるスタイリングと居住性を両立させています。

また、後席のシート座面を長くして座り心地を向上させたことに加え、ヒップポイントを後方に移動させ前席との間隔を広く取り、ゆとりのある足元空間を確保しました。さらに前席だけではなくリアシートの左右席にもシートヒーターを備えているほか、左右独立温度調整機能や後席ベンチレーション機能を搭載したフルオートエアコンを採用しているので、どの席でも快適に過ごせるでしょう。

WRX S4の内装

ここからは、コックピットやシートなど、WRX S4の内装について見ていきましょう。

コックピット

インテリア・シート

コックピット

出典:スバル「WRX」

WRX S4は走りを楽しむことを目的としたモデルであるため、運転中に車両姿勢の変化をつかみやすいようインパネは水平基調のデザインとしています。メーターは12.3インチのフル液晶メーターで、大型のディスプレイを使用しグラフィカルな表示とすることで、ドライバーが運転に必要な情報を少ない視線移動で素早く確認できる視認性の良さを確保しています。

また、「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」を全車に搭載し、エアコンやラジオなどの操作ができるほか、スマートフォンとつながっていつも使用しているスマホアプリで音楽を聴いたり、ハンズフリー通話をしたりすることが可能です。

ペダル類はシャープで硬質な印象のアルミパッド付きスポーツペダル。ステアリングホイールは操作性の良い小径タイプを採用し、「GT-H EX」ではディンプル加工付きの本革巻き、「STI Sport R EX」ではさらなる上質感を演出する高触感の本革巻きとしたことに加えピアノブラック調加飾パネルをあしらっています。

インテリア・シート

WRX S4の内装色は運転に集中できるようブラックを基調とし、随所にレッドステッチをあしらうことでアグレッシブさを演出。また、インパネやセンタートレイ、インナードアハンドルにはダークキャストメタリック加飾をあしらい、高級モデルらしい上質さも表現しています。

なお、シートの仕様はグレードによって変わります。

出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

「GT-H EX」の標準仕様のシートは、メイン部分にトリコット、サイドにファブリックを使用したコンビシートです。オプションではウルトラスエード®を採用したシートが設定されています。

出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

ウルトラスエード®は上質な手触りと質感が魅力の人工スエード調素材。スポーティーな室内にプレミアム感をもたらします。素材の毛流れの向きにまで配慮されており、バックレストは上から下、座面は前から後ろに流れる向きにすることで、コーナリング時などに身体がずれることを抑制してくれます。ブラック×グレーのカラーリングに、レッドステッチの組み合わせです。

出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

車両本体価格が500万円を超える上位グレード「STI Sport R EX」では、ブラック×ボルドーの本革シートが標準装備です。レッドではなく、落ち着いた品のあるボルドーを使用することで大人の余裕を感じさせる洗練された室内空間を作り出しています。

なお、「STI Sport R EX」では、オプションでRECARO®シートの選択が可能です。

出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

RECARO®シートは海外の高級スポーツカーにも多数採用される、スポーツカー好きのあこがれのシートといえます。WRX S4ではRECARO社とコラボレーションし、人間工学を徹底追求した新開発のRECARO®シートを採用しました。

Y型のシートバックサポートと、骨盤のずれを抑えるRECARO®専用のバックレストパネルの採用、バックレストパネルの形状や固定方法の最適化、さらにクッションサイドサポートの高さを最適化し剛性アップすることで、スポーツ走行時に発生する高い横Gがかかる状況でも姿勢を維持し、正確な運転操作をサポートしてくれます。シート表皮には本革ではなく、滑りにくいウルトラスエード®を使用。機能性と快適性を両立させています。

なお、WRX S4はシート周りの快適装備も充実しており、運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシートや運転席シートポジションメモリー機能、運転席と助手席、後席左右のシートヒーターなどが全車に標準装備されます。スマートフォンが充電できるUSB電源も前席用に2個、後席用に2個用意されています。

出典:スバル「WRX S4」機能・装備

また、乗車時にドアを開けると自動で運転席が後退しスムーズな乗車をサポートしてくれる「運転席シート自動後退機能」も備わります。

WRX S4の収納

出典:スバル「WRX」

WRX S4には、前席用のカップホルダーやボトルホルダー付きの大型ドアポケット(フロント・リア)、フロアコンソールボックスなどのポケッテリアが用意されています。軽スーパーハイトワゴンやファミリー向けのミニバンのようなこまごまとした収納スペースやユニークなアイテムはありませんが、スポーツセダンとしては必要十分でしょう。

なお、グローブボックスは照明付きで、USB電源は前席、後席にそれぞれType-A 1個、Type-C 1個が用意されています。

出典:スバル「WRX S4」機能・装備

また、WRX S4は走行性能に重きを置くスポーツセダンながら、日常での使い勝手にも配慮しています。スーツケースやゴルフバッグが収納できる広いトランクスペースを確保しているのも特筆すべきポイントでしょう。

出典:スバル「WRX S4」機能・装備

さらに、6:4分割可倒式トランクスルーを採用しているため、トランクスペースを拡大することも可能。荷物の形状やシーンに応じて多彩に使用できます。

スポーティーさと上質さを兼ね備えた内装が魅力

WRX S4はスポーツセダンらしいシャープな内装デザインでありながら、素材使いやカラーリングなどによって高級モデルらしい上質さも確保しています。

また、日常生活においての使い勝手を高める工夫も随所に見られ、走り一辺倒ではなく同乗者との快適なドライブができるように配慮されています。こうしたバランスの良さもWRX S4の魅力といえるでしょう。

よくある質問

Q1:WRX S4の室内空間の特徴は?

A:現行型のWRX S4は車両のフォルムとホイールベースを最適化し、伸びやかさを感じさせるスタイリングと居住性を両立させています。また後席の座面を長くして座り心地を向上させるとともに、ヒップポイントを後方に移動して前席との間隔を広げ、ゆとりのある足元空間を確保しています。

Q2:WRX S4はグレードによってシートに差がある?

A:はい、あります。「GT-H EX」はトリコットとファブリックを使用したシートが標準仕様で、オプションでウルトラスエード®のシートの設定があります。「STI Sport R EX」は本革のブラック×ボルドーのシートが標準装備で、オプションにRECARO®シートの選択が可能です。

Q3:WRX S4のトランクの使い勝手は?

A:WRX S4では日常での使い勝手にも配慮し、スーツケースやゴルフバッグなどが収納できるサイズのトランクルームを備えています。なお、6:4分割可倒式トランクスルーによってトランクルームを拡大することも可能で、長さのある荷物も積み込めます。

※この記事は2024年4月時点の情報で制作しています

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7623.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

118.8680.0万円

中古車を検索
WRX S4の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7623.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

118.8680.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村