■2007年のGTIミーティングで登場した最強コンセプトモデル
欧州でVW新型「ゴルフ」が登場したのは、2019年10月。それからおよそ1年半、ようやく2021年6月中旬に、第8世代ゴルフが日本に上陸する。
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今回、日本で発売されるグレードは3種類。1リッター直列3気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する「eTSI Active(eTSIアクティブ)」、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した「eTSI Style(eTSIスタイル)」「eTSI R-Line(eTSI Rライン)」の3グレード展開になる。すでに2月から先行受注が開始されているが、車両価格に関してはまだ発表されていない。
欧州ではすでに2020年9月に、最高出力245ps・最大トルク370Nmを発生する2リッターターボエンジンを搭載したFFホットハッチの新型「ゴルフGTI」、そして同年11月にはゴルフ史上最強となる320ps・420Nmの2リッターターボ搭載の4モーション(4WD)モデル、新型「ゴルフR」も登場している。
これらスポーツモデルの日本導入は早くても2022年になると予想されている。
* * *
そんなタイミングで、フォルクスワーゲングループ・オブ・アメリカ(米国VW)が2021年5月20日に発表したリリースが、14年前のこの日にお披露目された史上最強のゴルフ、「ゴルフGTI W12-650」についてのものだ。
ゴルフGTI W12-650は、2007年にオーストリア・ヴェルター湖畔で開催されたGTIファンミーティング、「ヴェルターゼー」でお披露目されたコンセプトカーだ。
ヴェルターゼーは、1982年から開催されている世界最大級のオーナーズミーティングで、最初は100人程度で始まったものがいまでは20万人が集まる一大イベントに成長している。毎回、VWが特別に用意したスペシャルモデルが初お披露目されることが特徴で、それを目当てに世界中からGTIファンが駆けつける。
2007年のヴェルターゼーで登場したゴルフGTI W12-650は、そんなGTIファンにとってはこれまででもっとも記憶に残るモデルだっただろう。このモデル、その名のとおり、650psを発生するW型12気筒エンジンを搭載したモデルだったのだ。
■ベントレー「コンチネンタルGT」の6リッターW12ツインターボを搭載
VWのデザイナーは、2007年のGTIファンミーティング、ヴェルターゼーの2か月前に、VWグループ全体の要素を組み合わせるコンセプトに取り組んだ。
開発チームは、5世代目ゴルフGTIの量産車をベースに、650ps・750Nmという強大なパワー・トルクを発生するベントレー「コンチネンタルGT」の6リッターW型12気筒ツインターボエンジンを搭載。
組み合わされるトランスミッションは、当時VWのフラッグシップセダンだった「フェートン」の6速ATを流用、またリアのダブルウイッシュボーンサスペンションとリアブレーキにはランボルギーニ「ガヤルド」のものを使い、フロントブレーキはアウディ「RS4」のものを搭載した。フロントサスペンションはゴルフGTIのストラットのままだ。
もちろんノーマルゴルフGTIのフロントボンネット下には、6リッターW12は物理的に収まらないため、エンジンはドライバーのすぐ後ろに配置、フロントは駆動せずリアを駆動するミッドシップレイアウトを採用した。
結果ゴルフGTI W12-650は、ベースとなった第5世代ゴルフGTIよりも6.3インチ(約16cm)幅広く、車高はおよそ3インチ(約7.6cm)低くなった。それでもノーマルゴルフGTIのドアやヘッドライト、エンジンフードを採用することで、オリジナルGTIのイメージを保ちながら完成した。
ファンの間では「史上最強(最凶)のGTI」と今でも語り継がれ、GTIの名前でVWから登場したモデルとしてこれまでもっとも記憶に残る1台であるゴルフGTI W12-650は、単なるショーモデルではなく実際に走ることもできたという。
その並外れたパワーとMRレイアウトのために、運転は簡単ではなかったというが、0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は325km/hというパフォーマンスを発揮した。
* * *
毎年開催されていたGTIミーティング、ヴェルターゼーだが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止、5月12日から15日に開催される予定だった2021年のイベントも中止となっている。
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みんなのコメント
ワンオフでもこういうメーカーが本気で一台を作り上げるって、見ていて楽しい。