2020年9月10日、日産自動車は同社最大級ミニバン「エルグランド」を今秋にも新型へ切り替え(マイナーチェンジ)、9月14日より先行予約開始すると発表。合わせてティザー(事前情報公開)サイトを公開しました。本記事では今回明らかになった情報と、現時点でのエルグランドの立ち位置、次期型(フルモデルチェンジ版)の情報を整理してお届けします。
文:ベストカーWeb編集部 写真:日産自動車
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【画像ギャラリー】 正式発表前に先行公開!! 新型エルグランドの全容写真
■さらに派手な「顔」になったエルグランド
今回のエルグランドのマイナーチェンジ、最も大きなポイントはフロントマスクの変更だろう。これまではフロントライトから真横に(グリルを上下に分けるように)引かれた特徴的なラインと「横桟」系グリルの「顔」だったが、新たに「網目」のグリルを採用(2019年のマイチェンでセレナが採用した「ダブルVモーショングリル」と同系列に見える)。
ざっくりいうと「さらに派手で押し出しの強い顔」になった。
マイチェン後の新型エルグランド。フロントグリルがかなり大きく変更され、「セレナの兄貴分」というイメージが強くなった。正式発表発売は2020年10月中頃
こちらは現行型(マイチェン前)のエルグランド。横桟型のグリルが特徴で新型と比べるとすこしおとなしい印象に見える
また、インパネのデザインとシートを変更、ナビゲーションモニターを10インチに拡大するなど、使い勝手の面でも手が入れられている。
さらに、2020年1月に開催された「東京オートサロン2020」に出展された「エルグランド オーテック」も、今回のマイチェンで正式に設定されるとのこと。これまでオーテック版はルークス、ノート、リーフ、セレナ、エクストレイルに設定されていたが、そこに仲間が加わることになる。
新型の内装写真。インパネのデザインとシートも変更となる
気になるマイナーチェンジの正式な発表発売日だが、販売店筋からの情報によると、10月中頃となる見込みで、全国のディーラーでは見込み客にタブレットで情報を見せて仮予約の案内をしているとのこと。上記のとおり、14日から先行予約が始まるので、気になるユーザーは全国の日産販売店へ行ってみよう。
こちらは現行型セレナのハイウェイスター。かなり派手で押し出しの強い顔になっているが、今回エルグランドがそのイメージを踏襲したかたちになる
マイチェン版エルグランドの先行情報公開サイト
■現行型の売れ行きと次期型はいつか
現在、エルグランドの販売は苦戦している。デビューから丸10年が経過しており、ハイブリッド仕様や「プロパイロット」などの先進安全技術といった「ウリ」の機能を与えられていないこともあって、苦戦が続く。開発期間や予算、優先度の問題があり、簡単にe-POWERやプロパイロットが装着できない事情もわかる(エルグランドのような日本国内販売が中心のモデルだと、グローバルモデルに比べてどうしても開発の優先度が後回しになるといった事情もわかる)。
それでも、同クラスのライバル、トヨタのアルファードは2020年1~7月累計販売台数4万5945台(月販平均5630台)に対して、同期間(1~7月)エルグランド2137台(平均267台)は寂しすぎる。
日産には技術があり、販売力もあり、潜在需要の高いジャンルで、営業マンが売りたくなる高額モデルであることも踏まえると、もうちょっと開発優先度を高めてもいいんじゃないか。なにより、どんなジャンルでも1位が強すぎると衰退するし、2位が頑張って追い上げると盛り上がる。
本誌ベストカーが作成した次期エルグランドの予想CG。これについては、正直「こんな感じで出ると思います」というイメージ図です。開発は進んでいるそうで、2022年以降の登場となる見込み
一部繰り返しになるが、現行型エルグランド(3代目)の登場は2010年8月。現時点でもう10年以上経過しており、そろそろ次期型モデルの開発の噂もあったが、今回やや大きめのマイナーチェンジを実施することで、次期型(フルモデルチェンジ)の登場は2022年以降となる見通しとなった。新型は(アライアンスを組んでいる)三菱のデリカD:5とプラットフォームを共有するはず。
次期エルグランドがどのようなモデルになるかは、現行型の売れ行きにかかっている。たくさん売れれば「このジャンルに投資する価値がある」と考えて、より商品力の高いモデルが出てくるだろう。それらも踏まえて、今回のマイナーチェンジで苦戦しているエルグランドの販売がすこしでも上向くよう願っています。
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みんなのコメント
新型じゃねえじゃん。