メルセデスは、タイトルスポンサーであるペトロナスの創立50周年を祝い、F1シンガポールGPで限定カラーリングのマシンを使用する。
ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルがシンガポールの街を走る今季マシンW15は、本来シルバーに塗られているノーズとサイドポンツーンがペトロナスのエメラルドグリーンに変更される。
■F1シンガポールGP、レイアウト変更で生まれたロングストレートに4ヵ所目のDRSゾーンを追加
マシンの他の部分はブラック塗装かカーボンファイバー地のままで、INEOSのダークレッドのアクセントも変更されない。
エネルギー大手企業であるペトロナスの本拠地は隣国のマレーシアにあり、シンガポールはメルセデスのタイトルスポンサーであるペトロナスにとってホームに最も近いレースとなっている。ペトロナスはスポンサーであると同時に、メルセデスが2010年にワークスとしてF1に復帰して以来、メルセデスに燃料や潤滑油を供給している。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、「ペトロナスとのパートナーシップは我々にとって最も長いものであり、現在も続いている」と語った。
「我々は革新とパフォーマンスに対して、共通の信念とコミットメントを共有している。それによって我々は近年、信じられないような成功を収めることができた。ペトロナスはその中心にいる」
「2026年には持続可能な燃料が導入されるなど、エキサイティングな挑戦が待ち受けている。このカラーリングは、ペトロナスの創立50周年を祝うだけでなく、ペトロナスの重要性を反映したものであり、我々がともに歩んできた道のりを称えるものだ」
ハミルトンも、次のようにコメントを寄せた。
「2013年に僕がチームに合流して以来、ペトロナスはすべてのステップに寄り添ってくれた。彼らは僕たちが享受してきた成功において非常に重要な役割を果たし、僕をドライバーズ・ワールド・チャンピオンに6度導いてくれた。だから、このような重要なレースでこの節目を祝うことができるのは光栄なことだ」
「カラーリングも素晴らしい。明日、ガレージでマシンに施されるのを見るのが待ちきれない。ファンも間近でこのカラーリングを見るのを楽しみにしてくれるだろうし、シンガポールの照明の下でひときわ輝くだろう」
この週末、メルセデスのドライバーたちはマレーシアの首都クアラルンプールに向かい、ペトロナス本社を訪問するようだ。
「クアラルンプールのペトロナスタワーを訪れ、過去50年にわたる会社の成功に貢献し、次の50年もそうあり続けるであろう多くの人々に会うのは、いつも素晴らしいことだ」とラッセルは付け加えた。
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