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アストン マーティン・ヴァラー 日本初披露はアルカディア東京2023にて 110台既に完売

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アストン マーティン・ヴァラー 日本初披露はアルカディア東京2023にて 110台既に完売

アストン マーティン・ヴァラー 日本初お披露目

アストン マーティンの110周年を記念して、7月に発表されたヴァラーが、東京の浅草寺で行われた「アルカディア東京2023」で、日本初披露された。

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モデル名はアストン マーティンの近年における慣例通りVで始まる「VALOUR=ヴァラー」と名付けられた。ヴァラーは勇気/勇敢さ/力を意味する。

アストン マーティン・ヴァラーとは

アストン マーティン社の設立110周年を記念して、フロントエンジン・スポーツカーの伝統を受け継ぐ、特別なモデルとして送り出されたのがヴァラーだ。

この特別なモデルは、アストン マーティンのフロントエンジン・スポーツカーの長い伝統を継承して開発された最新作で、110周年にちなみ全世界110台の限定生産車となる。

見紛うことのないスタイル/圧倒的なパフォーマンス/強烈でダイナミックなキャラクターを融合させ、純粋に走る楽しさを追求するドライバーのために制作されたという。

ヴァラーは、マニュアル・トランスミッションを備える唯一のフロントエンジンV12スポーツカーで、内燃エンジン時代の最後を飾るモデルとなる。

走りを往年の論理で追求したキャラクターは、現代においてきわめてユニークな存在だ。かつてのスリリングな走りを追い求めたクルマの黄金時代へのオマージュとなる。

12気筒エンジン+MT

ノーズに納まるのはアストン マーティンを象徴するV12気筒5.2Lツインターボエンジンが採用され、715ps/76.78kg-mを発生。ここに専用設計で製作された6速マニュアル・トランスミッションを組み合わせる。

基本的にロードカーとして開発され、専用開発されたアダプティブ・ダンパー/スプリング/アンチロールバーを備え、スポーティで引き締めた仕立てだが、優れた快適性を得たという。

機械式リミテッドスリップ・ディファレンシャルを採用し、電制トラクション&スタビリティコントロールという現代的なサポートにより、アナログなドライビングの楽しさを安全に楽しめる仕立てとされた。

ブレーキはフロントに410mm×38mmのカーボンセラミック(CCB)ローターと6ピストン・キャリパーが装着。リアは360mmx32mmディスクと4ピストン・キャリパーを組み合わせ、正確なコントロールと耐フェード性を実現。またバネ下重量は23kgも軽減された。

ホイールは21インチ軽量鍛造合金製の専用「ハニカムデザイン」を装着。このホイールには、アストン マーティン専用のミシュラン・パイロットスポーツS5タイヤ (フロント:275/35R21/リア:325/30R21)が組まれる。

往年のモデルを感じさせるスタイリング

ヴァラーはアストン マーティンが送り出したクラシックモデルが持つキャラクターと、現代的な雰囲気を融合させ、往年のモデルを感じさせるスタイリングが特徴といえる。

なかでも1980年に登場したヴァンテージV8をベースとし、1977年のル・マン24時間でGTPクラス3位を勝ち取ったRHAM/1マンチャーにインスピレーションを得たという。

このほか1990年代のV600ヴァンテージや、精密なデザインを特徴とするOne-77スーパーカーのコンセプトを受け継ぎ、それらのキャラクターは、ヴァラーのDNAに組み込まれている。

現代のモデルだけに空力的にも突き詰められている。大きなフロント・スプリッターとフロントフェンダー・ベントは、リアスクリーンに備わるボーテックス・ジェネレーター/エレガントなカムテール/大型のディフューザーにより、空力バランスを整えている。

インテリアも様々な拘りが散見できる。シフトノブは、機械加工されたアルミニウム/チタニウム/カーボンファイバー/ウォールナットから選択することが可能。

1959年のル・マン24時間レースで優勝したアストン マーティンDBR1のシートからインスピレーションを得た、伝統的なウールのツイードをシート地に選ぶことができる。

価格は約2億1000万円から

ヴァラーは110台の限定生産車で、アルカディア東京のために来日したグローバル・チーフブランド・コマーシャル・オフィサーのマルコ・マティアッチ氏によれば、1週間で完売したと述べられた。

気になる価格だが、日本円に換算して約2億1000万円になる。この額は車両本体のみのベース価格で、そこにオーナーの好みでビスポーク・オーダーすると、特別装備分が上乗せされるのは言うまでもない。

21色が設定されている標準色以外のカラーでカスタマイズを望む場合は「Q by アストン マーティン」によるビスポーク・サービスを利用すれば、真のオーダーメイドで作成することができる。

日本向けのヴァラーは、マティアッチ氏によれば数週間以内に到着する予定だと述べられた。アストン マーティンの110周年記念モデルであるヴァラーが、日本の公道を走る日も近い。

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みんなのコメント

11件
  • PYON_MOON
    何で2億円もするん?
  • Lemongrass
    スーパーカーのデザインはもう出尽くしてしまった。最近のフェラーリもランボルギーニは驚きも魅力も無い凡庸なデザインかこねくり回して醜悪な形態になってしまってる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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