MotoGP第10戦ドイツGPのMoto3クラス決勝が6月19日に行なわれた。ポールポジションのイザン・ゲバラ(GASGAS Aspar Team)が今シーズン3勝目を挙げた。
舞台のザクセンリンクは今週末、快晴に恵まれ気温は上昇。現地時間11時のMoto3クラス決勝開始時には気温33℃、路面温度43℃というコンディションとなった。
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全27周で争われる決勝は、ポールシッターのゲバラがホールショットを奪ってスタート。2列目に並んだ3人の日本人ライダーの中から、鈴木竜生(Leopard Racing)が3番手までポジションを上げた。
ターン1ではジョン・マクフィー(Sterilgarda Husqvarna Max)、カルロス・タターイ(CFMOTO Racing PruestelGP)、リカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)らが絡む転倒も起きたが、日本勢は影響を受けなかった。
先頭集団はゲバラがリードする形で周回を続け、2番手以下にはダニエル・ロドリゴ(Red Bull KTM Ajo)、デニス・フォッジア(Leopard Racing)、鈴木、佐々木歩夢(Sterilgarda Husqvarna Max)らが続いた。
ゲバラは極端なハイペースではないものの、1周ごとに着実に2番手以下を引き離す安定した走りを続け、10周経過の段階で1秒の差を築くことに成功した。
2番手でそれを追っていたのがフォッジアだが、彼はそのギャップを埋めるまでのペースを発揮できず、セルジオ・ガルシア(GASGAS Aspar Team)、鈴木、佐々木らを引き連れた2番手集団での戦いが続いた。
佐々木が鈴木を追い抜いてポジションを入れ替えるシーンはあったものの、フォッジアが2番手集団を率いるという構図は変わらないまま。レースは膠着状態となり、残り10周を切った。
残り3周、先頭を往くゲバラは既に4秒以上の差を築く独走状態だ。2番手を争うフォッジア、ガルシア、佐々木はそれぞれがテールトゥノーズ状態での走行が続いた。
佐々木は残り2周という頃に前ふたりについていけなくなり、争いから脱落。フォッジアVSガルシアの2番手争いがラストラップにまでもつれこんだ。
最終コーナーでガルシアがインに飛び込んで前に出たものの、ラインが膨らんでしまい、さらにマシンも振られてしまったことから、フォッジアがしっかりとクロスラインで差してポジションを奪還。余裕のトップチェッカーを受けたゲバラに次ぐ2位となった。3位はガルシアだ。
日本勢は終盤まで表彰台争いに食いついた佐々木が4位。鎖骨骨折からの復帰戦をまずまずの結果で終えることが出来た。鈴木がそこに続く5位だ。古里太陽(Honda Team Asia)は17位、鳥羽海渡(CIP Green Power)はジャンプスタートによるダブルロングラップペナルティも響き、20位に沈んだ。
なお山中琉聖(MT Helmets - MSI)はレース中盤にマシントラブルが発生してしまい、リタイアを喫している。
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