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懐かしのクルマが続々スキー場へ! 50年前のスキーリゾート、志賀高原のクルマ事情をリバイバル・レポート(前編) フェアレディZからVWビートルまでお宝車の写真を一挙公開

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懐かしのクルマが続々スキー場へ! 50年前のスキーリゾート、志賀高原のクルマ事情をリバイバル・レポート(前編) フェアレディZからVWビートルまでお宝車の写真を一挙公開

まずは編集長のフェアレディZから

AUTOCAR JAPAN編集長の笹本は、若かりし頃、フェアレディZ S30Sを手に入れ、スキーラックをルーフにつけてスキー板を乗せ、志賀高原や白馬によく通っていた。1975年の頃、スキーに飽きるとゲレンデ脇の駐車場に停まっている輸入車やスポーツカーなどのクルマ達のカー・ウオッチングを何回も行ったものだ。当時は、現在と異なり、SUVはほぼ皆無で、スポーツタイプのクルマは勿論、中には、アメ車にチェーンを巻いて登って来ている人もいて、とても興味深く面白かった。

【画像】日本車から輸入車まで、1975年のゲレンデを彩った名車たち【別カット】 全18枚

先日、偶々、雑誌モデル・カーズの長尾君から、当時のフェアレディZの雪道姿を模型に再現したい、との話があり、昔のネガを探していたら、当時のフィルムを大量に発見したので、ぜひ、皆様とも共有したいと思った次第だ。

画面を見ると、え、こんなクルマが! という車種も写っていて楽しいが、撮影場所の志賀高原は当時、スキーのメッカと言われたリゾート地で、丸池辺りから熊の湯、または、奥志賀高原まで、幾つものゲレンデが続き、その脇の駐車場には、遠くは大阪や品川、練馬といったナンバープレートのクルマが並んでいた。
まだ、高速道路が東名高速と中央道の一部などしか開通していなかった当時、皆、延々と国道を長時間走ってゲレンデに到着していた。でも当時はそれが当たり前で、殆どの人は峠の下で普通タイヤにチェーンを巻いていた。当時はスパイクタイヤもあったが、装着しているクルマは少なかったと思う。何はともあれ、懐かしいクルマの現役時代をお楽しみあれ。

フォルクスワーゲン・タイプ1

当時、雑誌ポパイの表紙で一躍人気となったVWビートルのスキー姿。ルーフラックもつけて、荷物満載ではるばる練馬からやってきました。麓の料金所付近で何やら整備中です。素のビートルはカッコいいですね。

フォルクスワーゲン タイプ1 反対側

同じビートルの反対側。チェーンもしっかりと巻いていますね。当時はチェーンを巻くのは、全く苦ではありませんでした。それにしてもすごい荷物ですね。

いすゞ 117クーペ

何と、あの高価な117クーペも惜しげもなく雪道を登ってきました。イエローのボディがやけに目立ちますね。雨樋が特殊なので、この形のスキーキャリアしか付かなかったのでしょう。フォグランプも装着してやる気満々です。足立からご苦労様です。

ボルボ1800E

雪まみれの品川ナンバーのボルボ1800E。スキーキャリアの装着巾が狭くてちょっと辛いかも。このカロッツェリア・フルアのデザインは不滅です。雪道にはよく似合いますね。

ボルボ144

こちらはセダンのボルボ144。地元長野ナンバーで、さすが良く分かってらっしゃる。当時からボルボは頑丈で雪道に強いクルマでした。奥にはビートル1303もいます。

三菱ランサー

ラリーに滅法強かった三菱ランサーも元気でした。このカラーリングは一世を風靡しましたね。フォグランプがカッコ良いですね。ホワイトのランサーの後ろに停まっているバスの古さにもビックリです。

三菱 ランサー そのII

こちらはモスグリーンのランサーです。このカラーも当時流行りましたね。フェンダーミラーが当然のように付いています。

三菱ギャランGTO/トヨタ・セリカ

こちらはゴージャスなクーペ2台、ギャランGTOとセリカ。欲しくてもなかなか手が届かなかった憧れのクルマです。スキーキャリアがややダサいかも。後席の人は、東京からさぞ辛かったでしょう。

シトロエンGS

こちらはシトロエンGS、人気でしたね。ハイドロで車高を上げて雪道を走っていました。勿論、チェーンは前輪です。このクルマのスキーキャリアは当時一番高級な製品でした。

BMW 2002

大阪から遠路はるばるやって来たBMW 2002。メチャクチャカッコ良いですね。カラーも雪に映えます。シビレます。フォグランプが顔を引き締めていますね。何も言うことはありません。

ダイハツ・タフト

何と4駆のダイハツ・タフトも泉ナンバーで登場。よくもまあ、この幌だけのクルマで遠路を走ってきたものだ。ご苦労様です。でも雪道の走行は怖いもの無しだったでしょう。

閑話休題

当時でも、可愛い外国人の子たちも志賀高原に遊びに来ていました。まだ、スノーボードが無い時代です。

アルファ・ロメオ1750ベルリーナ

錆びやすいアルファも果敢に高原を目指します。実はこのクルマは、私の従兄のクルマで、雪道で随分と遊びました。バランスの良いクルマでしたが、今、現存するのでしょうか。

アルファ・ロメオ・アルフェッタ

新鋭アルフェッタも多摩からやってきました。このベージュのカラーも当時流行りました。春にきっちり掃除をしないとグザグザになってしまうのがアルファの常でした。

フォルクスワーゲン・パサートTS

アウディ80のVW版のパサートもゲレンデに駐車していました。グリーンのカラーが目立ちますね。このスキーキャリアも高価でした。名古屋から国道をずっと走ってきたようです。

アウディ80

真っ赤なアウディ80も品川から登場。アウデイの品の良さはこの頃からしっかりと感じられます。如何にも優雅ではありませんか。

日産スカイライン2000GT

当時、絶大な人気を誇ったスカイライン。多摩ナンバーの4ドア・スカイライン2000GTが来ていました。このクルマのキャリアは簡便でよく売れていました。

日産スカイライン・ケンメリ・ハードトップ

キャラクター・グッズの販売で一世を風靡したケンメリのスカイライン。このクルマは、4気筒エンジンを載せたショートノーズのハードトップでやや寸詰まりな印象。

日産フェアレディZ 2by2

泉ナンバーのフェアレディZ 2by2は、フロントバンパーを外し、補助ランプを装着したカッコ良い姿で登場。

日産フェアレディZ

こちらのZはアルミホイールにチェーンを巻いています。うまく装着すればキズは付かなかった。正統派のキャリアの位置はココ。

日産フェアレディZ 2by2 そのII

リアのハッチバック部分にキャリアを装着したフェアレディZ 2by2。開けるのは大変でもスタイルは抜群。

3台のフェアレディZ

ホテル前に並んだ3台のフェアレディZ。左から品川、長野、多摩Yナンバー。当時はスポーツカー1台で全てを済ますのも当たり前だった様な気がします。

(後編へ続く)

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みんなのコメント

7件
  • 1988年前後、白樺湖へVWゴルフでチェーン巻いて通っていた
    当時はパジェロロングが ヒーローだった
  • 当時の国産車の純正デカールがすごく格好いい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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