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新型スズキ・スイフトは期待大のコンパクトハッチバックだった──詳報! 「ジャパン モビリティショー2023」リポート

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新型スズキ・スイフトは期待大のコンパクトハッチバックだった──詳報! 「ジャパン モビリティショー2023」リポート

10月26日(木)から11月5日(日)にかけて開催される「ジャパン モビリティショー2023」で発表された新型車を深掘り! スズキの次期型「スイフト」とも言うべき「スイフト・コンセプト」を解説する。

“新春初売り”に間に合え!

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スズキはジャパンモビリティショー2023に5種類の四輪車を参考出品として展示した。最大の目玉がスイフト・コンセプトだったのは展示場所からも明らかだった。プレスブリーフィングがあった10月25日はステージの端に展示されていたが、翌26日にはブース中央の通路側に大きな「SWIFT」のロゴと一緒に展示された。

車両の化粧プレートには控え目に“CONCEPT”の文字が記されていたが、ほどなく発表される新型スイフトそのものだろう。スズキは年も押し迫った時期に新車を発表し、年明け早々に“新春初売り”と、題した大々的なキャンペーンを展開するのが通例。そう考えると、新型スイフトは年内に発表されると予測するのが順当だ。

スイフト・コンセプトの出品にあたって公開された情報はそう多くない。ポイントはふたつで、衝突被害軽減ブレーキの「デュアルセンサーブレーキサポートII」やアダプティブハイビームシステム、ドライバーモニタリングシステムなどの最新の先進安全技術を搭載する点。さらに、高効率エンジンを搭載し、走行性能と燃費性能の向上を図ったこと。以上である。

展示車両の内外装を現行スイフトと比較してみると、進化、あるいは変化の度合いがもう少し見えてくる。六角形のフロントグリルと、そのグリルからやや後退し、高い位置にある変形した六角形のヘッドライトは現行スイフトから受け継いでおり、ひと目でスイフトとわかる“顔”をつくっている。フロントグリルのメッシュパターンはピアノブラック塗装が施されており、高級感が増した。

フローティングしたボンネットフードのパーティングラインは、ボディサイドを走るキャラクターラインと一緒になってボディをぐるっと巡っており、このラウンド形状が新型スイフトのエクステリアを特徴づけている。現行スイフトはウエストラインがCピラーでキックアップしており、そのキックアップした先の樹脂部分にドアハンドルが付いていた。新型スイフトはCピラー全体がブラックアウトされ、リヤのドアハンドルはオーソドックスな位置になった。

バックドアに侵食しない小ぶりなリヤコンビネーションランプのレンズはクリアで、コの字の赤いグラフィックが際立つ。ルーフのアンテナは現行型と同様に可倒式のロッドタイプ。多くのクルマが採用するシャークフィンでないのはコストの観点から、継続採用だろう。

インテリアはグッとモダンになった印象。現行型はメーターと空調吹き出し口、操作ダイヤルで“丸”を反復していたが、新型は鋭角な角を持つ四角を多用する。センターディスプレイは高い位置に移り、視認性が向上。現行型でドライバー側に傾いていたセンターコンソールは新型でもドライバー側に傾いているものの、角度は大きくなったように感じられる。そのおかげでスイッチ類の操作性は向上していそうだ。

新型スイフトのハイライトは、ついに電動パーキングブレーキ(EPB)を採用した点だ。EPBのスイッチはシフトレバーの後方に設置されている。その後方には「HOLD」のスイッチもあり、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しておけるオートブレーキホールドを備えていることをしめす。

ボディサイズの発表はないが、現行スイフトの持ち味のひとつだった、全長4m以下のコンパクトなサイズは守っていそう。内外装の仕立てが良くなっているので、しなやかさが特徴だった乗り味も一段と進化しているのでは? と、期待したくなる。発表・発売が楽しみだ。

文・世良耕太 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)

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みんなのコメント

8件
  • ***********
    スズキもホンダと一緒で軽だけ製造してた方が良い気がしますね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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