フォードは、3Dプリンターを使って立体的な自動車模型をつくることができる、3Dプリンター用データの販売を開始した。今回リリースされるのは、「F150ラプター」「シェルビーGT350R」「フォーカスST」「フィエスタST」の4モデルのデータで、今後さらにラインアップを充実させていくという。また3Dプリンターで作成した完成品の販売も行う。
3Dプリンターは、データを3次元に再現できるプリンターのこと。近年注目を集めている製品で、3Dプリンターを用いたサービスやビジネスは各方面で広がっていきそうだ。3Dプリンターの需要は2018年までに100万機を超えるという予測もある。
プリンターで3Dに作成するには、元データが3D作成用にできている必要がある。今回フォードがリリースするのはこの3D用のデータ。3Dプリンターで特別な加工などなしにワンストップで作成でき、サイズや素材はユーザーの好みで選択できる。今回発売された4モデルのデータの価格は4.99ドル(1ドル=124円換算で618円)。
完成品の販売については、すでに多数の商品が用意されている。価格の中心は100ドルから130ドル(1万2400円から1万6000ドル)程度。
製品はオンラインショップ(http://3d.ford.com)を通じて販売される。なおサイトの運営は、3Dプリンター製品の製造・販売で実績のあるTURBO SQUID(http://www.turbosquid.com)が行う。
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