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サルディニアで過去4勝誇るオジエ「面白いラリーになると思う」/2023年WRC第6戦 事前コメント

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サルディニアで過去4勝誇るオジエ「面白いラリーになると思う」/2023年WRC第6戦 事前コメント

 6月1日から4日にかけて、地中海に浮かぶ“リゾートアイランド”ことサルディニア島で、WRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』が開催される。シーズン中もっとも過酷なグラベル(未舗装路)ラリーとして知られる一戦を前に、最高峰カテゴリーに参戦しているMスポーツ・フォードWRT、ヒョンデ・シェル・モビスWRT、TOYOTA GAZOO Racing WRTの3チームから、今大会に出場するドライバーのコメントが届いている。

■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)
「サルディニアはいろいろな意味でユニークなラリーだ。道路は厳しいもので、グリップがとても低いコンディションだし、同時にすごく幅が狭く、木々と岩肌の間を高速で走ることになる。僕はいつもあそこでのドライビングを楽しんでいるよ!」

前年のサルディニアでは表彰台を逃したトヨタ、今季5勝目を目指し過酷なグラベルラリーに挑む

「Mスポーツのチーム全員が、アメリカのフォード・パフォーマンスとともに、パフォーマンスを次のステップに進めるべく取り組んできた。サルディニアの前にはテストデーで忙しくしていたよ。さらにスピードを引き出すように、あらゆることを検証している」

「目標はライバルたちにまた一歩近づくことだ。物事には多少の時間がかかるが、少しずつ改善していけばもうすぐ到達できるだろう!」

●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)
「ポルトガルで金曜日に見せたペースがあれば、サルディニアではいい結果が期待できると思う」

「今回はいかなるミスも避けることがとても重要になる。些細なミスでさえ、重大な結果につながるからね。ペースがあることはわかっている。ただ好結果を出すためにうまくやる必要があるだけだ。サルディニアではすべてが実現することを期待している」

■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)
「サルディニアは多くの挑戦を投げかけてくるが、最大の課題は暑さとタイヤの摩耗だ。ステージは路面が荒れているので難しくなる。道幅はかなり狭いし難易度が高いから、少しのミスも許されないんだ」

「僕たちの目標は、コンディションへの対処にベストを尽くし、好結果を目指して懸命に戦うことだ」

「ポルトガルは僕たちにとってタフな週末だった。僕はダニ(・ソルド)とエサペッカ(・ラッピ)とは異なるセットアップにしていた。それが僕がトラクションとマシンバランスに苦戦した理由のひとつだと考えている。僕のマシンのセッティングを、チームメイトたちと同様のものにするのは、パフォーマンスの改善を追求するうえで有用なはずだから、試すのを楽しみにしている」

●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)
「サルディニアは全体的にステージの難易度がとても高く、イメージ的にはかなり低速なラリーだ。2回目の走行では、とくにタイヤとマシンに負担がかかる。道路には岩盤があり、もろい岩がたくさん出ているんだ。通常は気温が30度くらいになることも試練だ。僕自身は汗をかきやすいので、ドライバーとして栄養補給と水分補給をしっかり行うことに集中する必要がある」

「ドライのグラベルラリーでは、週末を成功させるために金曜日が常にとても重要なので、そこに焦点を当てる。僕たちが期待しているのは、一貫性のあるパフォーマンスを出し、パンクの原因になる岩を避け、チームのために表彰台を獲得することだ」

●ダニ・ソルド(#6 ヒョンデi20 Nラリー1)
「サルディニアは今年これまでのグラベルイベントとは違った挑戦になる。道幅は狭く、砂が多くてより滑りやすい。このためミスが許されない。サルディニアでミスをしたら、大きな代償を払うことになる」

「このイベントでは出走順がとても重要だ。スタートが遅ければ、(出走順が)早いクルーたちよりもきれいなステージを走ることができる。全長約50kmのモンテ・レルノのステージは大きな挑戦になるだろう。ポルトガルでも37kmのステージがあったけれど、そこですらずっと完全な集中力を保っているのは大変だった」

「週末の最低限の目標は、表彰台でフィニッシュすることで、うまくいけば優勝を争うポジションにつけられるだろう」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「自分たちにとってポルトガルは素晴らしい週末となり、ふたたび勝利を手にすることができて嬉しかった。次のサルディニアもこの調子でいきたいとは思っているが、より困難な戦いになることは分かっている」

「自分にとってサルディニアは、これまでのところシリーズ中もっともトリッキーなラリーだ。もし、いつものように天気が良く路面コンディションがドライで温度も高かったら、出走順1番手で走行するのは非常に大変だろうね。とくに今年は金曜日に約50kmのステージを走るので、なおさらだ

「厳しい週末になると思うけど、いつものように最高の結果を得るためチームと一緒に頑張りたい」

●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「ポルトガルは残念な週末になってしまったが、今はそのことを忘れサルディニアでどのような戦いができるのかを考えなくてはならない」

「前回のラリーよりも出走順は有利になるはずだが、サルディニアは難しいイベントだし、今年のラリーの中でも路面がとくに荒れていることは分かっている。間違いなく賢明なアプローチで臨む必要があるが、それでも楽しみだ」

「サルディニアでは毎年ステージが変わり、ルートの多くは以前から知られているものだけど、中には何年も使われていなかった場所もある。だから、レッキではペースノートを新たに多く書くことになるだろう。そしてもちろん、金曜日の非常に長いステージが非常に重要になると思う」

●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「サルディニアは学びが楽しいラリーだ。最初に出た頃はかなり苦戦したが、何年か経つうちにだんだんとマスターできるようになっていった」

「最近では、出走順が1番だったにも関わらず優勝することができた、2021年大会がとくに記憶に残っているね。通常、1番手スタートで優勝することは不可能なラリーだからだ」

「ポルトガルを欠場したことで、今回は出走順が少し良くなったが、それでも難しい挑戦になることは間違いないだろう。とくにラリーの主催者が今年の大会のために準備した約50kmのロングステージは難所と言えるが、僕自身はこのようなチャレンジは好きだ。なぜならラリーにスパイスを加え、タイヤマネージメントの必要性を高めてくれるからね。間違いなく、面白いラリーになると思います」


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