国内キャンピングカー、ビルダー各社とビジネスパートナー提携
FCAジャパンは、Fiat Professional(フィアット プロフェッショナル)のベストセラー商用車であるDUCATO(デュカト)をキャンピングカーのベース車両として正式導入することを決定し、新たにデュカト専用の販売ネットワークを構築。デュカト専用の販売ネットワークは、車両架装を専門とする法人、既存のFCAジャパン並びにグループPSAジャパンの正規ディーラーなどを主な候補として全国から幅広く募集する。デリバリー開始は2022年下半期を予定している。
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同社は、日本の商用車市場にフィアット プロフェッショナル・デュカトを導入することで、新しいビジネスを開始。デュカトの販売方法としては主に正規ディーラーから架装業者などへのB-to-B(法人間取引)を想定している。また、既存のディーラー・ネットワークだけでなく、主に全国のキャンピングカー・ビルダー各社など、広くビジネスパートナーとして提携し、正規販売店ネットワークを構築する予定となっている。
このフィアット プロフェッショナル・デュカトは、日本最大のキャンピングカー・イベントである「ジャパン キャンピングカー ショー2022」を発表の場に選んだ。日本市場に初登場するデュカトは、活況を呈するキャンピングカー市場からの期待に応えるモデルとなる。
同時にこのモデルは、ヨーロッパと同様、物流や輸送といった多様な商用車セグメントにおいても革新をもたらす。デザインを一新したエクステリア、最先端のインテリア、多彩な快適および安全装備を備えるデュカトは、レジャー志向のユーザーだけでなく、プロフェッショナルとしての使用を想定するユーザーに対しても、大きなメリットを提供する。
日本市場に初導入されるデュカトは、2020年に誕生40周年を迎え、2020年と2021年にはヨーロッパにおける小型商用車のベストセラー・モデルとなった。そのデュカトの2020年の世界販売台数は約15万台で、2019年に比べて8%増加している。
「スタイルと機能の融合」に焦点を当てた先進的デザイン
魅力的なイタリアン・スタイルは、国産車とは異なる利点を提供する。デザインが見直されたボディには、大型グリル、新しいスキッドプレート、そしてイタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的なフィアットのエンブレムなどが装着されている。
高性能なフルLEDテクノロジーを採用した新しいヘッドライトは3つのセクションに分割されており、下部のヘッドライトはLEDライトガイドとして機能することで、デュカトならではのライト・シグネチャーを表現。ここでも、「スタイルと機能の融合」が実現している。3つのセントラルライトは、ハイテクで現代的なデザインを特徴としており、従来型のハロゲン・ヘッドライトと比較して30%以上明るくなっている。
その上部には方向指示灯が配置され、そのスタイルもまた、ダイナミック・インジケーター付きのLEDライトによって一新され、乗用車において人気のあるデザイン・エレメントが商用車に初搭載された。
ボディカラーは、1色の標準ソリッドカラーに加え、2色の特注ソリッドカラー、3色のメタリックカラーから選択することができる。
優れた機能性と効率性を実現するエクステリア&インテリアサイズ
デュカトのラインナップと多用途性は業界のベンチマークとなっており、これまでフィアットの工場から出荷されたバリエーションの数は1万を超える。そして2022年モデルのデュカトとして、3種類のバンが日本に導入される。
*以下、本文中の数値はすべて欧州仕様参考値
•L2H2:全長5,413mm、全幅2,050mm、全高2,524mm、ホイールベース3,450mm、室内スペース11.5m3
•L3H2:全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,524mm、ホイールベース4,035mm、室内スペース13m3
•L3H3:全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,764mm、ホイールベース4,035mm、室内スペース15m3
標準、そのロングホイールベース版、ロングホイールベースに加えてさらにハイルーフ仕様となる3バリエーションである。L2H2およびL3H2の室内高は1,932mm、L3H3の室内高は2,172mm。3つのモデルともに、レジャー用レイアウト、商用利用のための効率的ウォークスルー・レイアウトの両方に対応。
最大積載重量は、L2H2(ホイールベース:3,450mm)が1,645kg、L3H2およびL3H3(ホイールベース:4,035mm)が1,540kg。広い開口部を備えたスライディング・サイドドアと横開きのリヤドアにより、荷物の積み下ろしを容易に行うことができる。
テクノロジーと車内の快適性
インテリアは、革新的なキャビンを特徴としている。ここでは、車内で快適に過ごすことを念頭に、実用面にも配慮している。キーレスエントリー&ゴー機能により、キャビンおよび荷室ドアのロック/ロック解除やエンジンの始動はキーなしで行うことができる。また、電動パーキングブレーキによって、すっきりとしたキャビンを実現している。
さらに、スマートフォンをワイヤレス充電可能な充電コンパートメント、2つのUSB-Aポート、USB-Cに加え、電源コンセントも設置。刷新されたインテリアは、デザインが見直されたダッシュボードとステアリングホイール、新しいシフトレバーなどを特徴としている。より機能的で省スペースなドアパネルに加え、オートマチック・エアコンディショナーのスイッチも新しくなった。
運転席および助手席には、キャプテンシートを採用。主な特徴としては、一体型ヘッドレスト、幅が広くなったバックレスト、より優れたサポート、ダブル・アームレスト、快適性の向上などが挙げられる。これらのシートは、高い安定性と信頼性を備えたピボットプレート上に設置されている。
キャンピングおよび商用の両方を念頭に設計されたこのシートは、180度回転させることができるための、車両後方へのアクセスも容易。完全に後方を向いた状態からは、前後にスライドさせることができるため、キャンピングカーとしての使用時には、テーブルとの距離を調整することが可能となっている。
さらに、革巻ステアリングホイールを備えたデュカトのインストルメントはフルデジタルで、その運転感覚は乗用車に近いものとなっている。快適性の概念も再定義され、レジャーで使用する場合も商用の場合も、ドライバーと乗員に優しく、ストレスも軽減される。
また、フルデジタル・コックピットにより、実用的な旅の情報や警告を明確かつ即座に表示することが可能。各種設定オプションやUconnectインフォテインメント・システムとの接続も、きわめて柔軟性に富むものとなっている。これにより、ドライバーの要件を可能な限り反映させた車両設定を行うことが可能になる。さらに、10.1インチ・タッチスクリーンを備えた新しいUconnectインターフェイス、ナビゲーションシステム、Apple CarPlay/Android Autoなども用意されている。
パフォーマンス
日本に導入される2022年モデルのデュカトは、最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生する、MULTIJET3ディーゼルエンジンを搭載している。このエンジンには、スムーズな作動を特徴とする9速オートマチック・トラスミッションが組み合わされる。
このステランティスが開発したH3 PowerアーキテクチャーをベースとするMultijet3ディーゼルエンジンは、第3世代へと進化を遂げた。この新しいパワーユニットが備える3つの大きな特徴は、以下のとおり。
■優れた効率:軽量化され(積載量の増加にも貢献)、第2世代のユニットと比較して最大7%のCO2排出量を削減。
■高い耐久性:専用コンポーネントを採用したことにより、最長30万kmの走行に耐えられる信頼性が実現。
■優れた快適性:第2世代から引き上げられた柔軟性と騒音レベルの低減によって快適性を向上。
上記の側面を改善しながらも、デュカトの伝統であり、強みでもあるパワーおよびパフォーマンスは一切犠牲にされていない。
また、自動調整式電動アシストシステムにより、車両のハンドリングがさらに向上し、低速での運転や駐車が容易になっている。
さらに、日本におけるCVセグメントでは他に例を見ない、伝統の「オールフォワード」アーキテクチャーにより、最高の積載性、優れた乗員快適性と積載性を実現している。これにより、デュカトは、きわめて使い勝手が良く、ドライバーに優しい車両となっている。
安全およびドライバーアシスタンス
新型デュカトは商用車カテゴリーでありながら乗用車セグメントに準じるパッシブ・アクティブセーフティ機能を搭載している。スピード・リミッター、予期せぬ障害物に遭遇した場合のブレーキ制御(フォワードコリジョンウォーニングおよび歩行者検知付き衝突被害軽減ブレーキ)、クルーズコントロール、レーンデパーチャーウォーニングなどを装備。これに加え、従来型のミラーを廃止し、デジタル処理したリヤビュー画像を表示するデジタル・ルームミラーも装備する。
■メーカー希望小売価格(未架装) 4,690,000円(税込)~
関連情報:https://www.fiat-auto.co.jp/professional/ducato/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
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みんなのコメント
グランエースは600万以上の乗用仕様で、キャンピングカーのベースとなる貨物車のイメージはなかった。
キャンピングカーはとっくにあるけどね。
それをさもこれから参入してくるという
紛らわしい書き方をしていること自体が
最近のキャンピングカー関連の話題は
何とか需要を増やしてやろうと強引だったり
紛らわしい記事の書き方が横行している。